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高度なテクニックをベースに緩急織り交ぜたドリブルで相手の隙をつき、針の穴をも通す鋭いスルーパスでゴールを演出した天才的なパサー“マヌエル・ルイ・コスタ”。 少年時代にポルトガルの英雄エウゼビオに見出され、9歳で名門ベンフィカのジュニアチームに入団。 1991年、19歳でトップチームにデビューを果たすと、その年母国ポルトガルで開催されたワールドユースでルイス・フィーゴ、ジョアン・ピントらとともに、決勝でブラジルをPK戦の末破り、大会2連覇を達成し、将来を渇望され『黄金世代』と呼ばれるようになった。 ベンフィカで順調にキャリアを積み、92−93シーズンのカップ戦、93−94シーズンのリーグ優勝に貢献し、その活躍が認められ、1993年のスイス戦でポルトガル代表にデビューを飾る。 厳しいリーグでの経験が、ルイ・コスタをさらなる高みへ導き、ポルトガル代表のエースとしても成長。 その正確無比なパスと切れ味鋭いドリブルで、1996年のEUROではベスト8、2000年のEUROではベスト4へチームを導いた。 00−01シーズンのコッパ・イタリア優勝を最後にフィレンツェに別れを告げ、名門ミランへ移籍。 名手が揃う中で、ルイ・コスタの天才的なパスセンスはさらに磨かれ、鋭いスルーパス以外にも、ミドルパス、ロングパスの精度も素晴らしく、その天才的なパスセンスから、チームメイトであるアンドレイ・シェフチェンコに「世界最高のパサー」と言わしめた。 02−03シーズンには、コッパ・イタリア優勝に加え、イタリア勢対決となったチャンピオンズリーグの決勝でユヴェントスをPK戦の末破り、ヨーロッパチャンピオンに輝いた。 しかし、翌シーズンにバックアッパーとして加入したカカにポジションを奪われ、チームはスクデットを獲得するが、活躍の場は限られていた。 結果それが母国帰還へとつながったが、ポジションを争うライバルであるカカに対しても賞賛を惜しまず、また個人的にアドバイスを送り続けカカの成長を手助けした。 『黄金世代』と期待されながら、2002年日韓大会でようやく念願のワールドカップ出場を果たす。 しかし、ケガからコンディションを崩し本大会では2試合のみの出場にとどまり、優勝候補の一角であったチームも思わぬグループリーグ敗退となった。 そして、最後の大舞台となった地元で開催された2004年のEURO。 初戦でギリシャに不覚を取るが、ポルトガルはグループリーグを突破し、順調に決勝へ駒を進めた。 しかし、ポルトガルは大会中にルイ・コスタやルイス・フィーゴの『黄金世代』からデコ、C・ロナウドへ世代交代が行われていった。 その中で、ルイ・コスタも初戦こそ先発メンバーに名を連ねたが、デコと交替するとベンチに座る時間の方が多くなっていった。 ギリシャとの再戦となった決勝戦では、1点先制された直後の後半15分から途中出場し、圧倒的にボールを支配したがゴールを演出することができず、準優勝に終わり、ポルトガル代表から引退した。 06−07シーズン、古巣のベンフィカへ戻り、07−08シーズンではチャンピオンズリーグのグループリーグでミランとの対戦も実現し、サンシーロでは大きな拍手に迎えられた。 2008年5月11日、シーズン最終戦となったヴィトリア・セツバルとのホームゲームの終了後、「私は多くのファンとプライドと共にピッチを去る」と現役引退の挨拶を行い、ベンフィカサポーターの大歓声に送られて現役生活を引退した。 味方へ指示を出す姿、ピッチを駆ける姿、そしてボールを蹴る姿、全てが美しい選手であった・・・。
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華麗な選手でしたねぇ。怪我などのアクシデントでの引退ではないですから良かったです。
2008/5/13(火) 午前 9:23 [ tak**o12*0 ]
何をしても絵になる選手でした・・・。
本当にケガでの引退でなくて、良かったと思います。
2008/5/13(火) 午前 9:38
ファンに愛された選手なんですねぇ。
ケガでの引退じゃなくて本当に良かったですね。
ところで今日の訪問者数、、、すごいことになってますね!!
2008/5/13(火) 午後 9:43 [ けいこ ]
ルイ・コスタすばらしい選手でしたね。
また指導者としてピッチに戻ってきてもらいたいです!
2008/5/13(火) 午後 9:55 [ - ]
“けいこ”さん。フットボールの持つ美しさを表現出来る選手でした。
ジュビロならタイプは違いますが、隊長の引退も同じようにヤマスタは悲しみに包まれるでしょう!
今日は、一見さんばかりです(笑)。
2008/5/13(火) 午後 10:24
“TORRES#9”さん。素晴らしい選手が、また一人ピッチを去りましたね・・・。
寂しいですが、美しいまま現役を終えられて良かったです。
2008/5/13(火) 午後 10:27
何故かミランに加入してからは得点力が落ちてしまいましたが…極上のパスを供給する姿は印象的でした。
彼も引退となり『黄金世代』の選手たちの終焉と時代の変化を感じます。
2008/5/13(火) 午後 11:41
ミランではパサーに徹していたような気がします。
ポルトガルも一つの時代を終えますが、C・ロナウド、ナニなど着実に若手が成長していますからね。
2008/5/14(水) 午前 7:36
人間的にもファンタジスタとしても完成された選手でした。
こういう選手が今のサッカーで減ってきていることがすごく残念ですね…。
2008/10/2(木) 午後 5:23 [ Ronaldo9 ]
Rnaldo9さん:寂しいですが、だんだんファンタジスタは減っていくでしょうね。
糸を引くような精密なパス、GKが届きそうで届かないミドルシュートは芸術的でした。
2008/10/2(木) 午後 6:33
こんにちは、自分もルイコスタ好きでした。あの何ともいえないドリブル、そして強烈なミドルシュート、フィオの時、バティとのコンビもよかったです。
2009/3/18(水) 午前 0:33 [ kurione ]
ジョーさん:バティとのコンビは最高でした。
フィオレンティーナが一番輝いていた時代だと思います(笑)。
2009/3/18(水) 午前 8:08