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バルセロナの優勝で幕を閉じた、今シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ。 チャンピオンズリーグの前身であるチャンピオンズカップが始まったのは、半世紀以上前の1955年。 長い歴史の中で、その時代を代表する選手を中心としたチームが、タイトル争いをリードしてきた。 逆に他のチームは英知を結集し、そのチームを倒すための策を練り、競い合うことで進化を遂げてきた。 新設された55−56シーズンからディ・ステファノやプスカシュ・フェレンツを中心としたレアル・マドリードが5連覇を達成し、60年代に入るとエウゼビオを擁するベンフィカ、『グランデ・インテル』と呼ばれたインテルがそれぞれ連覇を果たす。 70年代に入るとヨハン・クライフを中心としたトータル・フットボールで、ヨーロッパを席巻したアヤックスが3連覇、それと入れ替わるようにフランツ・ベッケンバウァーが牽引するバイエルン・ミュンヘンが3連覇を達成した。 70年代後半から80年代前半にかけ、リヴァプールを中心としたイングランド勢が覇権を独占していたが、80年代後半にはオランダ・トライアングルを中心とした『ゾーン・プレス』でミランが連覇を果たし、これが連覇を達成した最後のチームとなっている。 90年代に入ると群雄割拠の時代に突入し、毎シーズン優勝チームが変わる中、90年代の半ばからユヴェントスが優勝は1度ながらも3シーズン連続で決勝へ駒を進めた。 99−00シーズンより、UEFAチャンピオンズリーグへ移行し、大会方式が大幅に変更され、ビッグクラブが顔を揃える大会となり、ますます連覇が困難な時代に突入。 その中で、銀河政策を取りビッグネームをかき集めたレアル・マドリードが隔年で3度(97−98、99−00、01−02シーズン)制するが、これもルイス・フィーゴ、ジネディーヌ・ジダンの補強以降は効果的な手法とはならなかった。 21世紀は潤沢な資金を背景にイングランド勢が再び隆盛を誇り、5シーズン連続で決勝に進出し、07−08シーズンはイングランド勢同士の決勝となった。 そして、そのイングランド勢から覇権を奪い取ったのが、ご存知バルセロナ。 リオネル・メッシ、シャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタを中心とした華麗なパスワークで08−09、そして今シーズンと2度の優勝を飾り、ともに決勝ではイングランド最強のマンチェスター・ユナイテッドを翻弄し圧倒した。 時代はバルセロナの時代へ突入し、各クラブはバルセロナを如何に攻略するか、あの攻撃をどうストップするかが命題になる。 バルセロナ最強への歩みと、右の数字はメッシのゴール数はこちら。 05−06 優勝 1 06−07 ベスト16 1 07−08 ベスト4 6 08−09 優勝 9 09−10 ベスト4 8 10−11 優勝 12 バルセロナを1度や2度倒すことは、引き篭もれば可能かもしれませんが、バルセロナを圧倒するにはバルセロナ以外の全クラブで世界選抜を作るしかないような気が・・・(笑)。 こんな感じで・・・(笑)。 イブラヒモビッチ C・ロナウド ルーニー カイト セスク エッシェン セルヒオ・ラモス マイコン ○○○○ ○○○○ カシージャス センターバックは、それほど高さはなくても俊敏性に優れ、ビルドアップ能力が高ければ誰でもいいですが、世界的にも人材不足なので、好みの問題で・・・(笑)。 一番手っ取り早いのが、200億ぐらいでメッシとイニエスタを横取りすればいいんですけどね(笑)。
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CL 10−11
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今シーズンのヨーロッパチャンピオンを決める戦いが、聖地ウェンブレーで行われた。 それぞれ4度目の優勝を狙う『史上最強』のバルセロナと、ここまで失点はわずかに4と高いチームの熟成度を見せるマンチェスター・ユナイテッドが対決。 ともにリーグでは早々に優勝を決めたため、2週間以上主力を温存し万全のコンディションで最高の舞台に臨む。 立ち上がりペースを握ったのはマンチェスター・ユナイテッド。 前線から激しいプレスでバルセロナの出鼻を挫き、奪ってからはシンプルに前線のルーニーとエルナンデスが浅いDFラインの裏を狙いチャンスを窺う。 8分、GKからのロングボールにルーニーが裏へ抜け出すが、GKバルデスが前に出てセーブ。 10分にもエルナンデスが裏を狙うが、これもGKバルデスが前に出てクリア。 しかし、マンチェスター・ユナイテッドの攻勢もここまで。 徐々に得意のパスワークでマンチェスター・ユナイテッドのプレスをかわし始めたバルセロナが、11分にイニエスタのパスを受けたビジャがファーストシュートを放つ。 バルセロナがボールをキープし始めるとともに、DFラインも安定感を取り戻し、統率されたラインコントロールで相手に隙を与えない。 16分、シャビの右からのクロスにペドロが飛び込むが、シュートはゴール右へ。 17分、イニエスタからのスルーパスはペドロにあわず。 20分、シャビのパスを受けたビジャのシュートはゴール右へ。 21分、またもシャビのパスを受けたビジャがシュートを狙うがGK正面。 27分、中盤でパスを受けたシャビがドリブルで3人のDFを引きつけ、ペドロにラストパス。 ペドロはパーフェクトなコントロールから、GKファン・デル・サールのわずかなポジショニングミスを見逃さず、ニアサイドへ冷静に流し込みバルセロナが先制。 ニアへもファーへもシュートできる位置へ、完璧にコントロールした瞬間に勝負は決していた。 その後もバルセロナのリズムが続いたが、34分スローインのボールを奪いルーニーがドリブルで仕掛け、ギグスへパスを出し、落としたボールを走り込んだルーニーが冷静に決めマンチェスター・ユナイテッドが初めてのチャンスをものにし、同点に追いつく。 同点に追いつかれたバルセロナであったが、気落ちすることなく、主導権を握り続け37分、メッシのパスを受けたシャビがミドルシュートを狙うがゴール上へ。 39分、イニエスタのミドルシュートはGK正面へ。 42分、トリッキーなFKはDFラインの裏へ走り込んだペドロには合わず。 43分、メッシのドリブル突破から、右サイドに流れたビジャへパスを出し、これをダイレクトで折り返したクロスにメッシが飛び込むが、わずかにあわず。 前半はバルセロナがポゼッション率で65%を超える攻勢であったが、1−1の同点のまま終了。 後半開始からバルセロナの勢いは増し、46分マスチェラーノがドリブルで攻撃参加し、クロスを上げるがDFにブロックされCKへ。 47分、シャビのシュートはDFに当たり、再びCK。 52分、イニエスタのスルーパスに右サイドをオーバーラップしたアウベスがシュートを狙うが、GKのセーブにあい、こぼれ球をメッシが狙うがDFにブロックされCKへ。 54分、ゆったりとしたパス回しが続き、イニエスタからフリーになったメッシにパスが渡ると、一気に攻撃のギアを上げ、スピードアップするメッシに慌ててDFが詰め寄るが、その前に得意の左足を一閃。 ボールはGKの手をかすめ、ゴールに突き刺さり、バルセロナが再びリードを奪う。 ここまで、決定的なプレーができていなかったメッシであったが、やはりメッシはメッシであった。 リードを奪ったバルセロナは、中盤でリズム、距離、角度、強弱を変え自在にパスを繋ぎ、真綿で首を絞めるが如く、ジワジワとマンチェスター・ユナイテッドの選手たちから思考能力を奪っていく。 63分、イニエスタのパスを受けたメッシが、鋭いターンでマークを一発で振り切り、シュートを放つがGKにセーブされる。 65分、アウベスのグラウンダーのクロスをメッシがヒールで狙うがジャストミートせず。 66分、シャビの狙いすましたミドルシュートはGKがファインセーブでCKへ逃れる。 67分、ペドロが落としたボールをイニエスタがミドルで狙うが、GK正面。 69分、同点に追いつきたいマンチェスター・ユナイテッドは足を痛めたファビオに代え打開力のあるナニを投入。 この隙をつき、メッシが右サイドを見事なステップで突破しクロスを入れるが、一度はDFにカットされるがブスケッツが奪い返しフリーになったビジャへ落とし、これをインフロントキックでゴール右隅へ見事にコントロールされたボールがネットを揺らし、バルセロナが決定的な3点目を奪う。 攻撃に出るしかなくなったマンチェスター・ユナイテッドは、71分ルーニーがループ気味にシュートを放つがゴール上へ。 77分、キャリックに代えスコールズを投入しシフトアップを図る。 しかし、マンチェスター・ユナイテッドの攻撃はルーニー頼りの単発的な攻撃。 84分、ギグスのパスにエルナンデスが反応するが、GKバルデスがクリア。 85分、ルーニーのパスからナニが右サイドからカットインしシュートを放つがゴール右へ。 2点のリードで余裕のバルセロナは86分ビジャに代えケイタ、88分アウベスに代えプジョルを投入し、時間を浪費させると共に守備を固める。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、バルセロナが2年ぶり4度目の優勝を飾り、史上最も強く最も美しいチームとなった。 マンチェスター・ユナイテッドも果敢に挑んだが、結局2年前同様にバルセロナのボールポゼッションの前にほとんど何もさせてもらえなかった。 一人のフットボールファンとしては、観ていてとても楽しい試合であった。 しかし、一人の指導者として振り返ると、現状との絶望的な差を見せつけられ、これまでに行ってきたことは全くの無であり、目指すべき方向など木っ端微塵に粉砕された焦燥感でいっぱいである・・・。
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ペドロ、メッシ、ビジャ揃い踏み!
決めたヤツも凄いが、決めさせるチームも凄い! 今まで見て、聞いたフットボールの概念が根底から吹っ飛ぶ! 人とボールが動く??? ボールと相手を動かせるスキルと判断力があれば、動かなくても自然にフリーになれる! 正に史上最強にして、史上最美! |
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いよいよ決勝戦のキックオフ。
この試合の結果で、私の12月のスケジュールが決まる(笑)。 |
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今シーズンのヨーロッパチャンピオンを決する戦いまで、約30時間あまりに迫った。 決勝の舞台は、フットボールの聖地と呼ばれる、イングランドのウェンブリースタジアム。 その聖地において雌雄を決するのは、スペイン、イングランド両チャンピオンであるバルセロナとマンチェスター・ユナイテッド。 ともに4度目の優勝をかけた戦いになる。 ご存知の通り、両者の対決は記憶にも新しい2年前の決勝と同一カード。 2年前の対決では、立ち上がりこそマンチェスター・ユナイテッドが攻勢に出たが、バルセロナに先制を許してからは、防戦一方でほとんど何もできず、バルセロナのパスワークに翻弄され続けた。 期待のC・ロナウドは不発に終わり、対照的にバルセロナのエースであるメッシは貴重な追加点を決め勝利に貢献。 2年前に比べてより成熟され、これまでに存在したどのチームと比較しても『史上最強』と呼ぶに相応しいバルセロナに対し、飛び道具のC・ロナウドが去ったマンチェスター・ユナイテッドがどのように挑むのかが注目される。 前回、何の手も打てなかったファーガソンが、どのように学習したのだろうか。 これまでモウリーニョが、チェルシー、インテル、レアル・マドリードでバルセロナ対策として見せてきた引き篭もりからのカウンターの道を選ぶのなら、仮に勝ったとしても所詮はその辺にいる二流だったということ(笑)。 どこが相手であっても、不変の戦い方をするバルセロナに対し、キーポイントはサイドの攻防と中盤の守備。 サイドで数的有利を作れる運動量があって、好守の切換が速い選手が両サイドに必要であり、特にビルドアップの場面でサイドバックをサポートできる中盤の選手は不可欠。 中盤では運動量やハードタックルだけで守備をする選手では、シャビやイニエスタのパスワークに翻弄され疲労するだけであり、コースを限定したり時間を生み出せる頭脳的な守備ができる選手が必要。 テクニックに対抗するには、献身的なハードワークしかありませんが、ハードワークも正確な判断と判断のスピードが命ですからね〜。 そう考えると、パク・チソンような選手が3人ぐらい必要かと・・・(笑)。 マンチェスター・ユナイテッドにいますかね〜(笑)。 そんな心配より、明日から1泊2日で岐阜県に東海トレセン指導者研修会へ行きますので、ちゃんと起きて見れるかが心配(苦笑)、
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