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明治の教訓、15m堤防・水門が村守る…岩手

読売新聞 4月3日(日)22時5分配信
 
 津波で壊滅的な被害を受けた三陸沿岸の中で、岩手県北部にある普代村を高さ15メートルを超える防潮堤と水門が守った。

 村内での死者数はゼロ(3日現在)。計画時に「高すぎる」と批判を浴びたが、当時の村長が「15メートル以上」と譲らなかった。

 「これがなかったら、みんなの命もなかった」。太田名部(おおたなべ)漁港で飲食店を営む太田定治さん(63)は高さ15・5メートル、全長155メートルの太田名部防潮堤を見上げながら話した。

 津波が襲った先月11日、店にいた太田さんは防潮堤に駆け上った。ほどなく巨大な波が港のすべてをのみ込んだが、防潮堤が食い止めてくれた。堤の上には太田さんら港内で働く約100人が避難したが、足もとがぬれることもなかった。

 村は、昆布やワカメの養殖が主な産業の漁村で、人口約3000人は県内の自治体で最も少ない。海に近く狭あいな普代、太田名部両地区に約1500人が暮らし、残る村人は高台で生活している。普代地区でも高さ15・5メートル、全長205メートルの普代水門が津波をはね返した。

 防潮堤は1967年に県が5800万円をかけ、水門も84年にやはり35億円を投じて完成した。既に一部が完成し60年にチリ地震津波を防ぎ、「万里の長城」と呼ばれた同県宮古市田老地区の防潮堤(高さ10メートル)を大きく上回る計画は当初、批判を浴びた。

 村は1896年の明治三陸津波、1933年の昭和三陸津波で439人の犠牲者を出した。当時の和村幸得村長(故人)が「15メートル以上」を主張した。「明治に15メートルの波が来た」という言い伝えが、村長の頭から離れなかったのだという。

 今回の津波で、宮古市田老地区は防潮堤が波にのまれ、数百人の死者・不明者を出した。岩手県全体で死者・行方不明者は8000人を超えた。

 普代村も防潮堤の外にある6か所の漁港は壊滅状態となり、船の様子を見に行った男性1人が行方不明になっている。深渡宏村長(70)は「先人の津波防災にかける熱意が村民を救った。まず村の完全復旧を急ぎ、沿岸に救いの手を伸ばす」と語った

中国の誘拐、2年で1万3千件…3万6千人救出

読売新聞 4月1日(金)22時42分配信
 【北京=大木聖馬】新華社通信によると、中国公安省は2009年4月から今年3月までの約2年間に計1万2946件の誘拐事件を摘発、子供1万3284人を含む計3万6369人を救出した。

 同期間に摘発された犯罪グループは4535、拘束された容疑者は3万967人にのぼる。

 中国では人身売買目的や、子供に物乞いをさせるための誘拐が多発。救出の手がかりに、物乞いの子供たちの写真を撮影、投稿する呼びかけがネット上で広がるなど社会問題化している

電池の生産事情

エネループ、販売継続へ パナソニック、計画停電で増 

パナソニックは1日、同日付で完全子会社にした三洋電機の看板商品、ニッケル水素充電池「エネループ」の販売を継続する方針を決めた。計画停電で需要が高まり、既に増産も始めた。こうした知名度の高い三洋の商品資源は「強み」として最大限活用する。
 エネループはパナソニックの充電池エボルタと競合するため、完全子会社化した後の扱いが注目されていた。エネループの約7割という高い国内シェアや60を超える国・地域での販売実績を考慮し、エボルタとの併売とする

東京電力トップの会見

東電会長、1〜4号機の廃炉言明 「会社、厳しい状況」

2011年3月30日22時30分

http://www.asahicom.jp/business/update/0330/images/TKY201103300379.jpghttp://www.asahicom.jp/images08/common/icn_zoom.gif会見で質問に答える東京電力の勝俣恒久会長(右)=30日午後3時16分、東京都千代田区内幸町、安冨良弘撮影
http://www.asahicom.jp/business/update/0330/images/TKY201103300445.jpghttp://www.asahicom.jp/images08/common/icn_zoom.gif会見で謝罪する東京電力の勝俣恒久会長(左から2人目)ら=30日午後3時2分、東京都千代田区内幸町の東京電力本社、安冨良弘撮影
http://img.ak.impact-ad.jp/yc/ah/AEAH2.gif
 東京電力の勝俣恒久会長(71)が30日、入院した清水正孝社長(66)に代わって記者会見し、福島第一原子力発電所の事故について「心より深くおわびします」と陳謝。同原発の1〜4号機について「廃止せざるをえない」と言明した。勝俣会長は、会社の存続が「大変厳しい状況」にあるとの認識も示した。
 東電の経営トップが記者会見したのは、13日の清水社長以来17日ぶり。
 1〜4号機は水素爆発などで大きく損傷。冷却作業がうまくできない状況が続いている。勝俣会長は、「今の状態をみると、おそらく廃止せざるを得ない」と認めた。東電が公式の場で廃炉方針を示したのは初めて。廃炉にかかる費用については「まだ試算までいかない」とした。
 一方、被害が比較的少ない5、6号機や福島第二原発の廃炉については「国や地域の皆様方のご意見をうかがいたい」と、言及を避けた。

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山本 健太郎
山本 健太郎
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