HOT ARTIST!
異端なのにポップな怪物バンド!? 凛として時雨、その中毒度の高い理由
挑戦的なシングルがチャート上位をマーク
今、日本のロックシーンに彼ら以上に衝撃的かつ異端でありつつ、ポップな存在感を放つバンドがいるだろうか? 凛として時雨。バンド名からして稀有(けう)な彼らが、オリジナル3作目、メジャーからは初となるアルバム『just A moment』を5月13日にリリースした。
彼らの存在がいちやくクローズアップされたされたのは昨年4月リリースのシングル『Telecastic fake show』がオリコン・ウィークリーチャート17位を獲得したタイミングだろう。男女ツインボーカルという形態も珍しいが、フロントマンのTK(ボーカル、ギター)と345(ベース、ボーカル)の泣き叫ぶようなハイトーンボイス、刻々と展開する曲調とスピード感、ヘビメタバンドも真っ青なピエ―ル中野(ドラム)の手数の多いテクニカルでボトムの低いドラミング、そのバランスは、圧倒的でありつつキャッチーだ。ライブシーンにおいては、この4月にフリーライブで1万人を動員した9mm Parabellum Bulletらと並んで、激しくエキセントリックなバンド新世代として注目を高め、昨年末に敢行した20本以上におよぶ全国ツアーでは赤坂BLITZなど、各地で完売が続出した。そして時期を同じくして12月24日にリリースしたメジャーからの初音源『moment A rhythm(限定盤)』は、16分50秒で1曲入りという挑戦的なもの。だが、シングルにしてこの長尺という以上に、一編の映像詩を見るような静かな世界観を表現した内容にこそ、驚いたリスナーも多かっただろう。このシングルもデイリーチャートで4位をマーク。勢いがいかに本物であるかを実感させてくれた。
凛として時雨の魅力は、映画で言えばどこかサイコサスペンスのように、怖さもありつつ、人間が人間の深部を見ずにはいられない本能に訴える表現。が、同時にそれを具体化するのが言葉だけではなく、クールだったりシニカルなだけでは絶対実現できない、捨て身の演奏やボーカルのトゥーマッチ感にある。それは彼らのロックを閉そくさせずポップに響かせる大事な要素でもある。そして、繊細なガラスが薄いほど鋭利で深い傷をつけるのと同様の、美しさの影響力とでもいうべきものをもっているところもポイントだ。
常識や束縛を置き去りにするスピード感
アルバムとしては1年9か月ぶりとなる今回の『just A moment』で、彼らはいい意味で自らに期待される衝撃と、音楽的に新しいアプローチの両面を聴かせてくれる。アコギが生むグルーヴにこんなに焦燥感を封じ込めることができるのか? と驚く『Tremolo+A』。これは時雨の全体像にも通じるが、「暗いのにポップでキュート」な『Hysteric phase show』。今回、ミュージックビデオをYahoo!動画でも展開している『JPOP Xfile』のスピード感は単にBPMではなく、常識を笑いながら置き去りにするような、束縛から全力で逃げるようなイメージが痛快だ。そして、前述の『Telecastic fake show』もオリジナルテイクで収録。加えて、長尺シングル『moment A rhythm』のアルバムバージョンも収められているのは、彼らがファンはもちろん、マスにも目を向けていることを示唆する。また、時雨流のファンク / ダンサブルチューン『a 7days wonder』は曲調としてとても新鮮で、従来のイメージも残しつつ、表現をアップデートしたアルバムに結晶している。
ヒリヒリした緊張感と肉体的にもサディスティックなまでに激烈なサウンドをオーディエンスにたたきつける彼ら。が、同時にそれは彼らにとってもマゾヒスティックな行為。エネルギーとエモーションの交歓をここまで現実にやっているバンドは少ない。音源を聴けば現場に参加したくなるし、聴き手も常識や束縛から自分でも驚くようなスピード感で走り去る快感を味わうにちがいない。実はすごく生きることに前向きなバンド、それが凛として時雨のキモだ。
長い・・・
でも全部読みましたよ〜(´∀`;)/
これYAHOO!MUSICの特集なんですっ!!
時雨だー!!!
すごい★
テンションあがるなぁ↑
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