親子で読んで!おすすめ科学の本

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みみずのカーロ シェーファー先生の自然の学校

今泉みね子/著 中村鈴子/画
合同出版 ISBN:4-7726-0243-7
1999年08月
1,365円(税込)



ドイツの小学校のことについて書かれた本や記事は
ほかにも読んだことがあるのですが、
環境問題に対する意識の違いに
愕然とさせられますね。

まあ、紹介されているのはドイツでも
特別頑張っている小学校だろうし、
日本でも中には環境活動を積極的に
やっている学校はもちろんあると思いますけどね。
それでもやっぱり平均的なレベルに
差があるような気がします。

たとえば、デュッセルドルフ市で
小学校の入学のときに配られる
学用品リストでは、
「鉛筆は塗装していないもの、
 定規は木製のもの、
 筆箱は皮か布でできたもの」
など環境に配慮したものを選ぶように
細かい指導があるそうです。
10年以上前の話です。

学用品の話はし出すと長くなるので、
まあ、ほどほどにしておきますが
この本は、そんなドイツのある小学校で
カーロと名づけたミミズを飼うことによって、
低学年に、環境に負担の大きいゴミ
(カーロが食べられないゴミ)と
負担の少ないゴミ(カーロが土にしてくれるゴミ)の
区別をつけさせるなど、
環境教育を実践した例を紹介しています。

子どもが読むように書かれた本です。
4年生ぐらいからなら読めるかな。

実は私も以前シマミミズを飼ったことがあります。
ミミズコンポストってやつです。
長期不在したとき、ダメにしてしまったのですが、
生ゴミを入れてまぜておくと、
数日で本当に土になるんですね。
生ゴミの嫌なニオイなんて全然なくて
まさに土の香り。ミミズってすごいですよ。
飼ってみると結構かわいいしねえ。
ベランダ菜園と同時に
ミミズコンポストも復活してみようかと
思っている今日この頃です。(^_^)

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元気になってねフェンディ 子ども病院のチャイルド・ライフ・スペシャリスト

大塚敦子/写真・文
小学館 ISBN:978-4-09-726267-1
2007年06月
1,470円(税込)



図書館のこどもの本の「自然科学」のジャンルの
新刊案内で見つけたのですが、
自然科学じゃないかもしれませんが・・・。

報道写真家として活躍し
現在はヒューマンドキュメンタリーの作品を作り続けておられる
大塚敦子さんの最新作。

同じ大塚敦子さんの「さよならエルマおばあさん」は、
講談社出版文化絵本賞、小学館児童出版文化賞を
受賞していますので、ご存知のかたも多いかもしれません。

チャイルド・ライフ・スペシャリスト−
病気の子どものメンタル・ケアをする仕事が
アメリカでは職業として定着しているようです。
日本では看護士さんがその役割も負っているのが
現状でしょうか?

私の知り合いで、看護士さんの娘さんで
子どもの頃から「大人になったら絶対私も看護士になる」と
宣言していた人がいたのですが、
看護学校で最初に「看護士の仕事は何か?」と聞かれ、
周りの生徒が「注射をすること」など具体的な作業をあげる中、
「患者さんの不安を取り除いてあげること」と答えて、
先生に感心されたそうです。

大人でも病気のときは不安です。
子どもならなおさら。
チャイルド・ライフ・スペシャリストは
おもちゃであやしたり、手を握ってあげるだけでなく、
人形を使って病気の説明をしたり、
子どもにお医者さんごっこで人形の治療を体験させることで、
自分が受けている治療を理解させるなど、
方法も確立されているのだな、と思いました。

日本にも現在13人のチャイルド・ライフ・スペシャリストが
おられるようです。
アメリカかカナダでないと資格をとれないそうですが、
日本でも、ぜひ普及してほしいものですね。

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かがくのとも通巻18号
1970年9月号

なかまはずれ/安野光雅 文・絵

安野光雅さんの
「はじめてであうすうがくの絵本」(1)〜(3)は
1982年の出版以来、
ロングセラーで多くの人に親しまれている本ですが、
その元は「かがくのとも」でした。
たしか「はじめてであうすうがくの絵本」の(1)の
最初の章がこの「なかまはずれ」だったと思います。

絵も文もまったくいっしょですね。
「かがくのとも」のバックナンバーのタイトルは
すべて把握しているわけではないのですが、
ほかの章もほかの号で掲載されたものだと思います。

似たようなものの絵がたくさんある中から、
全部に共通するなにかを見つけ出し、
ひとつだけそれにあてはまらないものを
あてる遊びです。
正解じゃなかったからダメだというのではなく
自分なりに根拠を考え、
分類していく過程こそが大事なようです。
後半は、大人でも、これでいいのかな?
と思う、ちょっとむずかしいものもあります。
考え方によっては
正解はひとつではないかもしれない
ものもあるかもしれません。

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ヤギの見る色どんな色? 実験240日の記録
地球ふしぎはっけんシリーズ 7

岸上祐子/著 万田正治/監修 岡本順/絵 岩崎保宏/絵
ポプラ社 ISBN:4-591-08062-5
2004年02月
998円(税込)


現在は、高知県生態系保護協会の理事をされている
著者の岸上祐子さんが、
学生時代農学部の畜産学科で卒業論文に、
「ヤギが色を見分けられるか」を研究したときのお話。

その研究を卒論のテーマに選んだ経緯や、
過去の資料にあたったり、
験方法を考えたときの工夫など
具体的に実験を進めていく手順が
子どもが読んでもわかるように
やさしく語られています。

結果はこうなるはず・・・という
理科の教科書の実験とちがって
まだ誰にもわかっていないことを予測し、
実験し分析していく・・・。
そんな研究活動のおもしろさが伝わってきます。

夏休みの自由研究をする前に
読んでみるのもいいかもしれませんね。

オーガニック野菜の寄植え 花もコンパニオンプランツも楽しむ

木原ゆり子/著
文化出版局 ISBN:4-579-20713-0
2000年05月
1,575円(税込)

※絶版のようなので図書館でどうぞ。
表紙画像もなしです。ごめんなさい。

今まで自分の意識の中で、
きれいなお花を楽しむガーデニングと
家庭菜園は別のものだったのですが、
それを合体させたところが画期的。

プチトマトとバジルなど
相性のよい野菜同士、あるいは、
マリーゴールドのように
きれいな色の花を咲かせながら
害虫を防いでくれる植物とが
見た目にも美しく寄植えされています。

表紙の写真がちょっと地味で
中身の良さを伝えていないのが残念ですが、
本の中の寄植えの写真は
著者の木原さんが実際にご自分の家の庭に
植えられているもののようで、
素焼きの鉢や木製のプランターなどの
小物選びのセンスもいいので、
ぜひ自分でもやってみたくなります。

マリーゴールドやナスタチウムなどのお花、
それに何種類かのハーブは
コンパニオンプランツと呼ばれ、
中には害虫をふせぐだけでなく、
植物の生育を助ける働きをするものも
あるのだとか。


見た目にも楽しめ、
安心かつ新鮮な野菜を食べられるなんて素敵ですよね。
スーパーで野菜を買うと、
プラスチックごみがたくさんでるのが気になっていたので、
それも解消できるというところも魅力的。

児童書ではないですが、
実際にベランダやお庭で野菜を育て収穫するのは、
お子さんと一緒に楽しめますから、
ぜひ、どうぞ。


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