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かがくのとも通巻43号
1972年10月号
これ、なあに?
くりばやし きくお え
字のない絵本です。
表紙はわりとあっさりしていますが、
中はとってもインパクトがあります。
最初の見開き2ページは緑。
緑色のものが画面いっぱいに
大きく大胆なタッチで描かれています。
次はオレンジ、次は黒。
子どもたちに読み聞かせ(問い聞かせ?)
をすると、大盛り上がりでしょうね。
「これ、なんだ?」
「ほかに緑色のもの知ってる?」
付録の小冊子には
実際にいくつかの幼稚園、保育園で
読み聞かせをしたときの様子が
報告されています。
描かれている食べ物に
手を伸ばして食べるまねをしたり、
描かれている動物たちが
何をしているところか、
想像力を働かせて思い思いの
お話を作ってしまうところなど
子どもたちの自由でのびのびとした
本との接し方がいいなあ、と思いました。
傑作集になったのかどうか知りませんが、
今でも復刻版を出してほしいぐらい
私は気に入ってしまいました。
作者のくりばやし きくおさんは
この本を書かれた当時
28歳の若いかただったようですが、
インターネットでさがしても
ほかにほとんど著作が見つかりません・・・。
今は60代になられているはずですね。
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