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ついにバーコードリーダーを買ってしまった。

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安野光雅と藤原正彦の日本語をテーマにした対談集、『世にも美しい日本語入門』(ちくまプリマー新書)を読んだ。

〜あらすじ〜
七五調のリズムから高度なユーモアまで、古典と呼ばれる作品には、美しく豊かな日本語があふれている。若い頃から名文に親しむ事の大切さを、熱く語り合う。

以前に、本書と同じく藤原正彦が作家・小川洋子と数学美について対談した『世にも美しい数学入門』を紹介したが、本書はそれに続く「世にも美しい〜入門」シリーズ第2弾。

藤原正彦先生は数学でも国語でも対談できるなんて凄いお方。最近は骨太の日本人論『国家の品格』(新潮新書)もベストセラーだし。

そんな先生が今回、対談する相手はなんとあの、安野光雅である。

僕がいかに安野光雅のことを好きかというのは、『昔咄 きりがみ桃太郎』の記事でも書いたが、とにかくめっさ好きなのだ。

そして、本書冒頭で明かされる事実、すなわち安野光雅はかつて藤原正彦を教えていた先生だったというから驚きだ(藤原先生は思ってたより若く、安野光雅は思ったより年を取っていらした)。

そんな僕には思い入れのある二人が、日本語の美しさについて対談したというから、面白くないはずがないではないか。実質100頁程度の薄い対談集だが、密度は濃い。

特に第5章「小学唱歌と童謡のこと」は、対談にも熱がこもり、二人の熱い思いが伝わってくるようだ。唱歌「シャボン玉」にこめられた作詞者・野口雨情の想いも初めて知った。

それから国語教育の見直しを提起した2章などは、なるほどと感じた。僕もできるだけ子供にはたくさん本を読ませたい。

さらに文語体入門に最適なのが『初恋』というのも納得。昔習った文章を、いまだに覚えている。これは意味うんぬんよりも語呂の心地よさから来ているのだろう。

こうして読むと、ほんとうに日本語は素晴らしい言葉だと感じる。時代の流れとともに日常使われる言葉も変わってきており、僕たちもついそういう言葉を使うことが多いが、たまにはこうして日本語本来の美しさに触れたい。

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日本人に生まれたからには、日本語の面白さ・美しさを十分味わいたいと思いますね。奇遇なんですが、安野光雅、私も大好きです。過去に記事を書かれていたんですね!(*v*)!自分自身は死刑廃絶にはいろいろ割り切れない想いがあるのですが、アムネスティーの安野光雅さんの切手やカードなどは買ってしまっていて・・・(゚ー゚*)独特な不思議な雰囲気が子どもの頃から本当に好きでした。

2006/2/7(火) 午後 10:01 daidai 返信する

日本人に生まれたこと、日本語を話せることの喜びを教えてくれる良い対談集でした。安野光雅の世界の魅力は僕は大人になってから気付いたのですが、子ども達は今「はじめてであう数学の本」に夢中です。

2006/2/7(火) 午後 11:55 maa*aka** 返信する

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こんにちは。これは見逃せない本ですね。安野光雅さんの独特の世界、私も好きです。「ふしぎなえ」とか、本当にすばらしいと思います。この二人が日本語についてどんな考えを持っているのか、興味あります。多分、買ってしまうな〜。

2006/2/17(金) 午後 4:53 mepo 返信する

安野さんの世界観はホントに素晴らしいですよね。本書では、それぞれの日本語に対する「らしさ」が出ていて、楽しめますよ!

2006/2/18(土) 午前 1:37 maa*aka** 返信する

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こんにちは。「シャボン玉」は名曲であり、詩も深いものがありますね。

2010/5/30(日) 午後 9:46 [ kemukemu ] 返信する

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