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久しぶりに紹介する美本は小学館の『星の地図館』です。 cuttyさんの「星の話?」という記事に触発されて書きます。 さらに、2/19から新たに公式wikiに追加された、「画像を好きな位置に挿入」を練習したいと思います^^ ☆ 『星の地図館』は、ベストセラー『宙の名前』や数々の美しい天文関係の写真集で知られる天体写真家・林完次と、文部省国立天文台(当時)に勤める渡部潤一の2人の手になる、とても美しい天文図鑑です。 この図鑑の特徴は色々あるので、一つずつ紹介しましょう。 ☆ まず一つ目は、表紙からでもうかがえるように、めっちゃ綺麗なことです。 ほぼすべてのページがフルカラーで、視線を釘付けにします。 ☆ そして、二つ目は充実した内容でしょう。 腰帯には星空写真集と書かれていますが、これはもう立派な図鑑です。 チャプター1「星図と天体」は、各エリアごとの星図と、そこにある天体(星雲・星団・銀河・流星など)の美麗な写真で構成されています。 チャプター2「太陽系から宇宙へ」は、太陽系の惑星一つ一つについて写真付きで詳しく紹介され(もちろん刊行当時は議論になっていなかった冥王星も入っています^^)ています。 チャプター3「全天88星座」は、すべての星座について一つ一つ、その特徴やギリシャ神話を踏まえた紹介がなされています。 チャプター4「星空を探る」では、天体観測の方法について解説されています。 この他にデータ集なども付いていて完璧です。 ☆ さらに、もう一つの特徴として二大付録があります。さすが小学館^^ それは、携帯用野外星図と北天・南天星座早見盤です。なんと至れり尽くせりの内容でしょう。 ☆ 刊行から7年が経つ間に、先に書いた冥王星の件など時代とともに宇宙を取り巻く状況は変わっていますが、今でもじゅうぶん楽しめる本だと思います。 実はわが子たちには宇宙飛行士になりたいという壮大な夢があるようで、宇宙のことも興味津々です。 そんな子どもたちにピッタリの本で、たまに一緒にページをめくったりしています。
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美本
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久しぶりの「美本」書庫の記事。 今回紹介するのは山口仲美編『暮らしのことば 擬音・擬態語辞典』(講談社)です。 擬音・擬態語つまりオノマトペばかりを集めた辞典、収録語数なんと約2,000語!の本辞典。 ところで、擬音や擬態語は日本語を豊かにする表現として、いろいろな場面で使われているにもかかわらず、普通の国語辞典には取り上げられていないものが多いようです。これがわざわざ擬音・擬態語辞典が編まれる主たる要因なのでしょう。 そして、『暮らしのことば 擬音・擬態語辞典』が今までの同類の辞典と異なるのは、単に調べる時にだけ使うのではなく、「読んで、眺めて楽しめる辞典」を掲げていることだと思います。 この姿勢が、豊富な用例(しかも文学作品からばかりでなく、新聞記事からコミックに至るまで収録されている)、コラムの充実、挿絵の挿入などに結実しているのでしょう。 たとえば、かたい物が強くぶつかって発する音などの意味がある「がちっ」の項では、朝日新聞記事や中教審議事録!から用例が採られ、さらに欄外に「おそ松くん」の一コマが掲載されている、といった具合に。 そんな新しい擬音・擬態語辞典だから機会があれば是非日本語に関心のある皆さんに読んでほしい。 そうですね、、、 腰帯にも描かれていますが、皆さんはお腹が「キリキリ痛む」のと「シクシク痛む」の違いはわかりますか? また、「しゃなりしゃなり」とか「ぺかぺか」など、普段あまり使わない文学的な擬音擬態表現をここぞという時に使ってみませんか? さらに、既に死語の感もある「ボイン」の驚くべき語源を知りたくはありませんか。 そのような、疑問に答え、欲求を満たし、蘊蓄を勉強できる本書は、名「擬音・擬態語辞典」だと思います。 そう言えばこの辞典を眺めていくと、「ちょいちょい」→「ちょきちょき」→「ちょくちょく」→「ちょこちょこ」なんて繰り返すタイプの擬音・擬態語が並んでいて、懐かしの「連想ゲーム」(古い!)のワンワンコーナーを思い出します(笑)。 たぶん今、20歳になっていない人はご存じないでしょうが、昔NHKでそういうクイズ番組があったのですよ。その中でワンワンコーナーというのがあって、ワンワンニャンニャン繰り返す言葉を回答者が連想していました。こうして番組は「壇さん大和田さん、壇さん」と続いていくのですが(笑) 道理で多いはず、僕の見立てでは収録語の3〜4割がこういう繰り返す言葉のような気がします。 このように色々な楽しみ方ができる『暮らしのことば 擬音・擬態語辞典』。読書の合間に、どうですか。
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ちなみにホームページを見ると、この会社は主に本や雑貨を扱うオンラインショップなども運営しているようだ。 そしてアマゾンを利用し(近辺の書店では探したが売ってなかった)、その第1巻をとりあえず買ってみた。 第1巻のテーマはズバリ「雑貨」である。一口に雑貨と言っても、多種多様である。 この本のコンセプトともなっている導入部の文章が印象的だ。一部を引用すると、 でも一歩興味を持って踏み込めば、きっとどんどん深く知りたくなってくる。そして、雑貨選びがもっと楽しくなる。本書は、そんな気持ちの流れに忠実に読み進められる、「雑貨の教科書」なのです この本はそんな多様な雑貨の種類の中でも、「インテリア」「キッチン」「ステーショナリー」「おもちゃ」「ヴィンテージ」の5つのテーマが取り上げられ、それぞれに10〜15本の見開き2頁の記事がある、という構成。 実は僕はけっこう雑貨が好きな方だが、どうしても日本のものが中心、本書には世界のいろいろな雑貨が登場するので、初めて見るものが目白押し。全編カラーなので文章を読まずに眺めるだけでも楽しい。 中でも僕好みだったのは「ステーショナリー」と「おもちゃ」の章で、文章を読んで一番唸ったのは「遊牧文具」と題された記事である。これは筆者の造語のようであるが、クリップやクリアファイルなど、仕事をしていく中で人から人の手に渡り、自然に手元に色々な種類が集まってくるタイプの文具を指すようだ。言い得て妙。そう言えば、僕もクリップやクリアファイルとか、粋なものやかわいいものがあったらキープしておくな。 雑貨好きな方には、値は張るがはっきり言ってオススメの書。「雑貨の教科書」、という看板は伊達ではない。 これは第2巻の「本」も期待できそうである。
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今回の美本では僕の興味のある分野の一つ「紋章」についての本を紹介したい。 今でこそゲームの影響などで「紋章」という言葉もポピュラーとなったが、僕が興味のあるのは「西洋の紋章」、たとえばイギリス王室やかつてのフランス国王の紋章などである。 日本で言えば「家紋」に当たるモノ。実は「家紋」にも多少興味はあるが、まだそこまで手は伸びていない(笑) 今回紹介するのは、『紋章学辞典』(森護、大修館書店)である。 著者は日本の紋章学研究の権威で数々の紋章に関する本を出されているらしい。 そう言えば恩田陸がSFメロドラマ『ライオンハート』中の掌編「イヴァンチッツェの思い出」を書くに当たって参考にされたのはやはり森護氏の作品群であったようだ(文庫版あとがきによる)。「イヴァンチッツェの思い出」でも興味深い紋章談義が繰り広げられるので興味のあるかたはどうぞ(ちなみに僕が『ライオンハート』の中で一番好きなパートだったりもする)。 閑話休題。本書は文字通り紋章についての辞典、すなわち紋章を構成する絵やシンボルの意味について網羅的にアルファベット順で項目が並べられている。またそれ以外にも色や配置の意味などについての記述もある。 この本は書店で衝動買いしたので実は買ってから気付いたのだがかなり敷居が高い。はっきり言ってチンプンカンプンな部分も多い。 それでも何となく紋章のサワリはわかるし眺めていても楽しい。 この本を読んで勉強になったことがあって、まず日本の「家紋」と西洋の「紋章」がかなり違うということ。 すなわち、 「家紋」=代々同じ形の紋を受け継ぐ(家単位) 「紋章」=代を重ねるごとに複雑なきまりの中で刻々と紋の形が変わっていく(個人単位) 「家紋」=無彩色 「紋章」=カラフル そして紋章をどのように作るのかの色々なきまりというのは、たとえば長男の紋章は父の紋章に長男を意味するマークを付けるであったり、領主の紋章はその領土のすべての紋章を合体させたものである、などと興味深い。 ちなみに上の表紙写真、中央の一番大きい紋章はヴィクトリア女王の紋章、その左はシェイクスピアの紋章、左下はナポレオンの紋章、右下はルイ15世の紋章、右はエリザベス1世の紋章ということである。 何と絢爛豪華なことか。地位のある人の紋章はやはりスゴイ。しかもシンボル1個1個に意味がある。それをこの辞典を使って読み解いていくのがなかなか楽しい。
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今回紹介する僕の蔵書は「昔話 きりがみ桃太郎」です。 見たことのある方は少ないであろう、この本。作者は数学者であり絵本作家でもある安野光雅氏です。 僕は安野さんの作品は大、大、大好きでいろいろ持っています。一般的によく知られている作品で言うと、『はじめてであう数学の絵本』シリーズなど。 今回紹介するのは奥付に昭和49年とあることから、氏48歳の時の作品。 そして驚くなかれ。この本は、何と昔咄の桃太郎をすべて切り絵で表現した作品なのです。 切り絵、つまり上の写真のページ(じいさんは山へしばかり、ばあさんは川へ洗濯、というシーン)もそうですが、1枚の紙を切り抜いて作られているので、人物も背景も、そして文字までもが、つながっている!!! それだけでもスゴイのに、もう一つポイントがあって、それはこの本が、1,000部限定の作品ということ。限定というのに弱いんです。さらにはシリアルナンバー(1,000部のうちの○番というの)が付いていて、マニア心をくすぐられます(笑)。ちなみに僕の持っているのは799番。 他にも、このきりがみシリーズはいくつかあるようなので、いずれ探してみたいと考えています。
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