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ブログを再開したとたん、風邪をひいたり雷がよく鳴ったりでなかなかブログライフに専念とはいかない、まぁです。 いや、それは言い訳。まだブログモチベーションが以前の状態に戻ってきていないのが最大の原因でしょう。 とは言え、書きたい記事もあります。 まずは肩肘張らずに。スローペースで。 * 今日は本棚のことを書きましょう。 先日の記事の写真で見ていただいたように、my書斎の本棚には、まだまだ空きスペースがあります。 この空きスペースに並べられる時を、今か今かと待っているのは実家の本棚に並ぶ文庫本たち。その数、1,000冊以上。 造り付けの本棚には文庫を前後3列(!)で並べる予定にしています。すべて同じ高さでは後ろの列が見えにくくなるので、真ん中の列、後ろの列は板をかまして段差を付けようと思っています。こうすると1段で200冊は並ぶんじゃないかと皮算用をしています(笑) さて、こうなると次に悩むのが本を並べる順番。 うーん、どうしようかな。やっぱり著者別に並べるのがいいとは思うけど、50音順とかにしちゃうと整理が大変そうだし、恩田陸とかは目線の所に置いておきたいし、、、 本屋さんなんかは、出版社別なんて並べ方が一般だけど、うちでそれをやると講談社他数社ばかりになっちゃうし、、、 よし、一応真ん中の柱で左と右に分かれているので、左を男性作家、右を女性作家と大まかに分けて、あとは良く読む作家を下のほう、読まない作家を手の届きにくい所に著者ごとに並べることにしよう。これなら融通も利くだろうて。。 方針決まれども、なかなか実家に本を取りに行けず。妄想ばかり膨らむのでした。 みなさんは、本の並べ方にこだわりはありますか。
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読書に関するあれこれ
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最近、作家・恩田陸の魅力に触れることができる、2冊の書籍を購入した。 この魅力については、お二人のそれぞれの紹介記事に詳しいので是非そちらを読んでいただきたい。 ヒデジぃさんの記事→恩田陸「糾える縄のごとく」 アニスさんの記事→恩田陸「糾える縄のごとく」〜「文藝」恩田陸特集号〜 ☆ この記事では発売されたばかりの、もう1冊、『読書会』について紹介したい。 ダ・ヴィンチ3月号の広告で見かけ、すぐさまアマゾンで注文し、もう今日には届いてしまった(早ッ!) この本の魅力は、腰帯のコピーに余すことなく表現されている。しかしそれだけも何なので、ちょっと書いておきたい。 『読書会』は一言で言うなら、SFに関する対談集だ。メインで対談するのは、山田正紀と恩田陸。そこにゲストやら司会者やら編集者も加わっていく。1回の対談ごとにSF作品をテーマとして取り上げ、その作品についてあるいはその作家について対談していくのだ。 取り上げられている作品は、半村良『石の血脈』、沼正三『家畜人ヤプー』、小松左京『果しなき流れの果に』など。 いや、実はちょっと心配だったのだ。ミステリ大学SF学部に入学したとは言え、僕はこれまでほとんどSFを読んでこなかった。対談のテーマになっている作品もほとんど読んだことないものばかりだ。こんな状況で、この対談集が楽しめるのか、と。 しかし、それも杞憂。たいへん面白く読める。そしてもちろん、取り上げられている作品が読みたくなってくる。 それにしても、参加している作家さんのSF知識には圧倒されるばかり。もちろん、恩田陸もちょっととぼけ気味ながらも、味のある発言、鋭い発言で場を盛り上げている。 そして何より恩田陸ファンにとって嬉しいのは、最後のテーマが「常野物語」シリーズということだ。著者自身が振り返る「常野」シリーズ、そして今後はどういう展開になるのか。ファンは必見ですぞよ。
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今年も、年末が近づいてきた。 年末といえばあれを買わなくちゃ。そう「このミス」である。 「このミス」とは宝島社が出す「このミステリーがすごい!」のことである。1988年に初めて登場して以来徐々に浸透し、最近では「このミス1位」などの腰帯が付くほど認知度も高まっている。 僕は初めて買ったのが1995年版。年末になると欠かさずに買い、買う本の一応の(あくまで一応だ)参考にしている。 ☆ そして近くの書店に行き探した。 しかし、それらしいコーナーを探しても、無い。 おかしいな、もう出ているはずだが、、、と思いなおも探すと、あった。 道理で見つけにくいはずだ。今年の表紙は、イメージが昨年までとガラッと変わっている。 そして気になる国内編のランキングは、、、(海外作品まで最近は手が出ないので、海外編は流し読み(汗) いや、ここでそれを発表するのは野暮というもの。立ち読みでも良いので、気になる方は確認されたい。 ☆ ところで、次回2008年版は20周年記念号。 その企画として、今号73頁で予告されている「あなたが選ぶベスト・オブ・ベスト」というのがあるようだ。 これは、読者が過去19年のランキング20位以内の作品から好きな作品6作を選んで投票し、集計して結果を発表するというもの。 過去のランキングがどうなっているかと言うと、こちらのHPを参照のこと(2007年版はもちろん含まれていない、念の為)。 19*20=約380の作品からわずか6作だけを選ぶのって至難の業(だいたい読んだことある作品だけでも約半数もあった!)だが、「このミス」愛読者としても是非この企画に参加したい。 締め切りはまだまだ先なので悩むことにしよう。 とりあえずいきなり6作に絞るのは無理なので、まず候補作20作を選んでみた。 『葉桜の季節に君を想うということ』(歌野晶午) 『クライマーズ・ハイ』(横山秀夫) 『終戦のローレライ』(福井晴敏) 『屍鬼』(小野不由美) 『天使の囀り』(貴志祐介) 『人狼城の恐怖』(二階堂黎人) 『蒼穹の昴』(浅田次郎) 『ホワイトアウト』(真保裕一) 『鋼鉄の騎士』(藤田宜永) 『魍魎の匣』(京極夏彦) 『ガダラの豚』(中島らも) 『火車』(宮部みゆき) 『ダック・コール』(稲見一良) 『リング』(鈴木光司) 『夜の蝉』(北村薫) 『エトロフ発緊急電』(佐々木譲) 『クラインの壺』(岡嶋二人) 『生ける屍の死』(山口雅也) 『異邦の騎士』(島田荘司) 『影武者・徳川家康』(隆慶一郎) 正直な話、ここまで絞るにもかなり苦労したのだ(泣。ここからどこをどう絞れというのだ(泣 ☆ みなさんが選ぶとしたらどの作品でしょう。ぜひ過去ランキングを見て、教えてください。それが僕の未読作品ならぜひ買って読みたいと思います(^^)
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企画「時代もの、大好き」参加記事第5弾は、以前に過去読書レビューでUPした記事を再構成したものです。 題材は、 それでは、始まり始まり。 〜あらすじ〜 (1) 極貧の少年に与えられた途方もない予言 そこに「希望」が生まれた魂をうつベストセラー大作待望の文庫化! 汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう。中国清朝末期、貧しき糞拾いの少年・春児(チュンル)は、占い師の予言を信じ、科挙の試験を受ける幼なじみの兄貴分・文秀(ウェンシウ)に従って都へ上った。都で袂を分かち、それぞれの志を胸に歩み始めた2人を待ち受ける宿命の覇道。もう引き返すことはできない。春児は荷台に仰向いたまま唇を噛んだ。満月に照らし上げられた夜空は明るく、星は少なかった。「昴はどこにあるの」誰に尋ねるともなく、春児は口ずさんだ。声はシャボンのような形になって浮き上がり、夜空に吸いこまれて行った。途方に昏(く)れ、荒野にただひとり寝転んでいるような気分だった。「あまた星々を統べる、昴の星か……さて、どこにあるものやら」老人は放心した春児を宥(なだ)めるように、静かに胡弓を弾き、細い、消え入りそうな声で唄った。 (2) 若きエリートが志す新しい時代 その前に「試練」が立ちはだかる。一気読み必至の歴史的傑作全4巻同時刊行! 官吏となり政治の中枢へと進んだ文秀(ウェンシウ)。一方の春児(チュンル)は、宦官として後宮へ仕官する機会を待ちながら、鍛錬の日々を過ごしていた。この時、大清国に君臨していた西太后(シータイホウ)は、観劇と飽食とに明けくれながらも、人知れず国の行く末を憂えていた。権力を巡る人々の思いは、やがて紫禁城内に守旧派と改革派の対立を呼ぶ。 (3) 慈悲深き女帝が護る旧世の栄華。憂国の「熱情」は奔流となってほとばしる。疾風怒濤の面白さ。物語はいよいよ佳境へ! 落日の清国分割を狙う列強諸外国に、勇将・李鴻章(リイホンチャン)が知略をもって立ち向かう。だが、かつて栄華を誇った王朝の崩壊は誰の目にも明らかだった。権力闘争の渦巻く王宮で恐るべき暗殺計画が実行に移され、西太后(シータイホウ)の側近となった春児(チュンル)と、改革派の俊英・文秀(ウェンシウ)は、互いの立場を違(たが)えたまま時代の激流に飲み込まれる。 (4) 運命に立ち向かい生きる道を切り拓くすべての夢見る人に捧げる「賛歌」。読めば勇気が湧いてくる感動巨編完結! 人間の力をもってしても変えられぬ宿命など、あってたまるものか。紫禁城に渦巻く権力への野望、憂国の熱き想いはついに臨界点を超えた。天下を覆さんとする策謀が、春児(チュンル)を、文秀(ウェンシウ)を、そして中華4億の命すべてを翻弄する。この道の行方を知るものは、天命のみしるし“龍玉”のみ。感動巨編ここに完結! 中国で時代物なんてジャンルがあるのかどうか定かではないが、僕が考える中国「時代物」のこの作品。 4巻あわせて実に1,500頁余に及ぶ長大な物語『蒼穹の昴』は、浅田次郎の記念碑的傑作だと断言しよう。 ☆ 科挙や宦官、京劇、紫禁城内のこと、あるいは清朝末期の列強による侵略まで、高校で世界史を習ったことのある人なら、いやそうでなくとも色々なメディア作品で誰もが少しは目にしたことのあるであろうことが小説を通してリアルに理解出来る。 中でも一番凄いと思ったのが、1巻に登場する科挙のシーンだ。流石に中国で長年に渡って続けられてきた伝統の試験。作法も半端じゃない。想像を絶する。 そして多彩な登場人物も実に魅力的だ。 主人公は一応、春児と梁文秀だと思うが、1巻では肯けるものの、2巻以降となるとこの2人もめっきり登場シーンが減り、誰が主人公だかわからない状態に。 西太妃、李鴻章、光緒帝、袁世凱、カスティリオーネなど世界史にも登場する有名人、その他にも王逸、栄禄、トーマス・バートン、李蓮英などさまざまな脇役たちが活躍する。 中でも悪女のイメージが強い西太后に新しい視点から光を当てた描き方に、目からウロコが落ちる思いであったし、李鴻章の外交手腕に瞠目させられる(香港が1999年に無事、中国に戻ったのは彼の未来を見通す力のお陰だったのか!)。 ☆ ところで、現在『蒼穹の昴』の正当な続編となる『中原の虹』という作品が単行本で刊行されつつある。主人公は世界史の授業でも習った、張作霖とのこと。 評判も上々のようで、早く読みたいという気が逸る。 また、ここ数年、映画化される浅田作品の多さには目を瞠るものがある。やはり原作がそれだけ魅力的だからであろう。『蒼穹の昴』の映像化はそのボリュームからもなかなか難しいかもしれないが、たとえば科挙のシーンだけを映像化しても面白いかもしれない。
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企画「時代もの、大好き」参加記事、第4弾。 ☆ 昔からドラマが嫌いだった。連続ドラマは特に。 1話完結のものとかは結構見ていたのだけれども(「水戸黄門」とか) ましてや中学時代は、他のメディア(ゲームや漫画)への興味が大きすぎて、ドラマなんてほとんど見なかった。 しかし、中学1年(だと思う)の時に放映されたこのドラマは最初から最後まで見た。心を揺さぶられるドラマであった。 それが、、、 NHKの時代劇は、言わずとしれた大河ドラマを思い浮かべる人が多いだろう。しかし、この作品は少し毛色が違う。何となれば毎週水曜日に放送されていた「NHK新大型時代劇」だから。 原作は富田常雄の同名作品。『姿三四郎』で有名な作家である。 訥々とこのドラマの魅力を語っていこう。 全34話。 円教寺の修行僧・弁慶が京都・五条大橋で義経と出会う所から、有名な衣川の館の「弁慶の立ち往生」までが描かれている。 主人公・武蔵坊弁慶演じるは42歳と役者として脂が乗ってきていた二代目・中村吉右衛門。 とにかく吉右衛門演ずる武蔵坊弁慶がもの凄い迫力だった。見る者誰をも惹きつける熱演。20年以上経った今でも、そんな熱演が光る名シーンをまざまざと思い出すことができる。 たとえば歌舞伎「勧進帳」でよく知られている安宅の関のシーン。 安宅の関関守・富樫泰家(左衛門)の目前で、何も書かれていない勧進帳を浪々と読み上げる弁慶。それだけでは疑いが晴れないと思うが早いか、義経を叩いて関守を欺こうとする弁慶。 たとえば、弁慶の最期・衣川の館での立ち往生のシーン。 燃えさかる炎の中、敵の矢を受けつつも最期まで倒れず主君を守ろうとする弁慶。色々な人への想いを独白する吉右衛門・稀代の名演技に鳥肌が立ったものである。 もちろん吉右衛門の熱演だけがこのドラマの魅力ではない。脇を固める役者の演技も素晴らしかった。 主君・源義経の川野太郎。伊勢三郎のジョニー大倉。佐藤浩市の木曽義仲。他にも菅原文太(源頼朝)、萬屋錦之介(藤原秀衡)、児玉清(富樫家経)など名優も多く出演。 また女優陣も、玉虫の荻野目慶子(今でも玉虫と小玉虫の掛け合いを思い出す。玉虫の弁慶への積極的な行動を聞き小玉虫が「うわぁ、大胆!」と言ったシーンを。)、静御前の麻生祐未など魅力的なキャストだった。 今でも思い出す。20年も前のことをだ。当時のクラスの話題は『武蔵坊弁慶』だった。理科の時間に(理科は4,5人のグループで一つの大きな机に座って授業を受けるので)女の子と「武蔵坊弁慶」の魅力について語り合ったものだ。 ☆ 今回、記事を書くに当たり流石に細かい情報までは覚えていなかったのでネットで色々と検索して書いた。その中で、このドラマが総集編としてNHKからDVD化されていることを知った。 買った人の意見は、総集編のため(かなり圧縮してある)物足りない部分は多く値段も(時間の割には)高いが、10数年ぶりに再現されたのを見ることができて、改めて感動したというものが多かった。 あの吉右衛門の熱い演技を、中学生の時の気持ちの高ぶりを思い出すために、「高くとも買ってみるかと思うまぁ」であった(できればNHKさん、完全版BOX出してね)。
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