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私が『差別と偏見といじめ』を考える時胸が痛むのは在日の友達とのことです。
若かりしころ、寮生活をした事があります。
在日のRちゃんとはそこで一緒でした。
3人が同じ出身地でなぜか1人離れた九州出身のRちゃんと4人が仲良しグループでした。
ある日私と2人だけの夜、Rちゃんは「私はね韓国籍なの」と話し出しました。
何も知らなかった私は「へ〜、そうなの。」と返事をしたと思います。
「私はあまり分からないけど、弟は良く分かるので最近『帰化する!』って言い出した」みたいな話をしていました。
その時私はなんとも思っていなかったし、その後もしばらくは今までどおりだったと思います。
でも、何かでRちゃんが「こう思うんだけど・・・」と言ってきた時「そうしたらいいんじゃない。」と言っても結局そうしない。
他の人に自分の思っている事、して欲しい事を言わないんです。(言わないんじゃなくて、言えなかったんですよね)
私はそれがとてもいやでした。
在日のことを聞いていなければなんとも思わなかったと思います。
でも知っているので、「在日だから卑屈なんだ。」「在日だから我慢して言わないんだ」と思ってしまいます。
私はその思いを口に出して言わず、態度で表してしまいました。
邪険な態度をとったのです。
ある時、私のその態度をみて(「あっち行って」みたいなことを言ったと思います。)先輩がRちゃんに「いいの?」て聞いたのですが、「いいの」と言って向こうへ行ってしまいました。
それがまた、私はいやでした。
「どうして怒らないの?どうして我慢するの?」って。
Rちゃんが在日と知っている人から見ればそれは差別だったと思います。
知らない人から見ればそれはいじめだったと思います。
私はそういうつもりは全然ありませんでしたが、他の人にはそういうことはしないのですから 自分には気づかない「差別」や「偏見」があったのです。
今だから分かる事です。
そして完全な「いじめ」です。
ある時期からそのことを分かっていました。
でもそのことに触れることはありませんでした。
自然と元に戻り、2人で旅行に行ったり、私の田舎に遊びに来たりと仲良くしていました。
Rちゃんが結婚して(同じ在日に人と)おうちに遊びに行ったとき(遠いのでなかなか行けません)何かの話から「銀行の人から『○○さん(本名ではない)にしておきますね』って言われてうれしかった」って言ったんです。
「違うんじゃない?どうして違う名前でうれしいの?『本名でよかった』って思えなくっちゃ」と思ったのですが、その頃の私はRちゃんがこれまでに在日で辛い思いをたくさんしてきたであろうことが分かっていました。
Rちゃんが○○さんの方が生きていきやすいのならそれでいいよ。
と思えました。
遠く離れているので、今は年賀状だけの付き合いになってしまいました。
あの時の事はRちゃんの心をとても傷つけたと思います。
そして、私のこころも痛んでいます。
いつまでも心を痛めながら思い出すことです。
私はまだ Rちゃんに謝っていません。
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