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前回と同じ主旨の書き込みになってしまいますが、また一緒に考えていただきたいと思います。
全国に、手話通訳士は、何人くらいいると思いますか?
1,552人です。
手話通訳を必要とする方の数は、全国に30万人とも言われますが、はたしてその人たちに対して、この人数で足りるのでしょうか?
実は、手話通訳が出来る人の数はもっと多いのです。この1500人は、手話通訳士の認定試験に合格した人数だからです。
現状、手話通訳とは、資格を言うよりも、その行為をさして呼んでいると考えた方が良いでしょう。
つまり、手話通訳を行う人を「手話通訳者」と言っているだけで、資格の保有を条件とはしていないのです。
手話通訳士ではないのに、手話通訳を行うことは「モグリ」なのでしょうか?
仮に、医師だとしたらどうでしょうか? 医師免許を持たない人が診療行為をしたら??
手話の世界では、「士資格」という言い方を使う人がいます。手話通訳士であることは、一つの条件でしかないという考え方なのだと思います。そのため、手話通訳者の一部が「士資格保有者」であるという認識です。
どう考えても、この人数ではニーズをカバーできるはずがない「手話通訳士」
そして、手話通訳士資格保有者がいないので、仕方なく?無資格者に依存する「手話通訳派遣制度」、そして、それを解決しようとはしていない低調な養成制度。
これは、士資格がなくても手話通訳を行うことへの言い訳であると同時に、一方では手話通訳士の増加を阻んでいる(増加を必要としない)理由となってしまいます。
そして、なによりも重大な問題は、
全国に、たった1500人しかいない「専門職」が、その資格では食べていけないことです。
何万人もいる、医師が、社会的地位も高く高収入であるのと比べるまでもなく、金持ちの手話通訳士など聞いたことがありませんし、手話通訳士だけで食べていけている人など、まずもって聞いたことがありません。
NHK手話ニュースのキャスターは、食べていけるのではないか? そうかもしれませんが、彼らはキャスターとしての報酬を得ているのであって、手話通訳業務でではありません。一握りの彼らでさえも、知名度の高さと同等の収入を得ているとは言えません。
職業としての、手話通訳者が成り立たないとするならば、誰も「手話通訳者」になりたいなどと思わない時代が来てしまうかもしれません。
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手話通訳者の謝礼=プロとしての手話通訳者…ほんとになかなか実現は難しいと思います。 私の住んでる市でも、障害者自立支援法を受けて、手話通訳の派遣が見直されました。 はじめて、手話通訳者の派遣にかかる謝礼が市として打ち出されました。時間単価3,000円で、ろう盲者への触手話通訳が4,000円です。 市には、専任の手話通訳者たちの努力があった成果だとは思いますが…ろう者自身の中から「なんでそんなにもらえるの?」の意見も…ろう者自身もまだまだ手話通訳をボランティアとしてしかみてないところもあるみたい。
2007/1/17(水) 午後 8:16 [ an_*o*oho*hi ]
ものすごく遅いお返事でごめんなさい。 正直に言えば、手話通訳ボランティアの人の多くは、相当遠慮している部分があると思います。お金のためにやっているのではないという自負もありますよね。 でも、裁判所などでの高度な通訳など、やはりそれを職業として、自覚と責任を持っていただくべき存在(プロ)も必要だと思います。 ボランティアとプロの境界線をどうやって引くのか、それは難しいことですが…。ろう者・聴者が力を合わせて確立していくことですね。
2007/2/7(水) 午後 0:31