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僕が経験してきて、治療方針として一番よいと思う方法を書きます。
幻聴が酷くて、ほっとできる瞬間が寝ているとき以外にない。→薬でなんとしても幻聴を抑える。
たいがい、眠れないので、睡眠薬も処方。とにかく、休める状態にもっていく。
しばらくすると、陰性症状がでて、本人は頭にまったくなにも浮かばなくなるので、自己判断できないから、医者の飲まんと治らん、というおどしで飲み続けることになるが、ここが間違い。一旦、休める状態になればじょじょに薬は減らしていく。睡眠薬を使わないでも済むようにするのがねらい。実感としてあるのが、薬の副作用による眠気での睡眠とか、睡眠薬による睡眠は、浅い。脳の機能回復を妨げている。だから治らない。
脳の機能回復は
食事による栄養分;ビタミンB、C、魚の脂
運動;血液の循環をよくして脳に栄養を活き届けさす。+脳で生じたいらない物質を汗で追い出す。
ストレス回避できる環境の準備;脳を疲れさせるショッキングなことの排除。その人が嫌なことを全部排除した生活。脳にインプットするのは、刺激の少ない見た目に美しいもの、食欲をそそる、またはリラックスできるにおい、澄み渡った空気、気持ちの良い肌触り。人々の笑顔。
完璧な睡眠環境;難しいけど、できる範囲で努力。ふとんをよく干す。マットレスを敷く。柔らかすぎないまくら。きれいなシーツ。冬、春は加湿器。空気清浄機。寝る前に部屋の換気を十分にする。寝室はいつも清潔に。くつろげる寝室(テレビにでてくるような、リゾートホテルのような)。
僕のやった順番
薬を半分にする。慣れてくると、その半分にする。最低量になっても、さらに半分にする。あるときから完全に止めてみる。
すぐには幻聴は再発しません。元気になり、むしろすがすがしい気分になる。
次は睡眠薬。こっちはきつい。ベンゾジアミン系は依存性がある。禁断症状になって酷い。目がしょぼしょぼして、あと、とにかくめちゃくちゃしんどい。なにもできない。この段階では何時間寝たとか、まったく関係なくなる。強迫があれば、それは酷くなる。やたらイライラしてすごい怒りっぽくなる。この部分が依存性のこわいところだろう。一緒に暮らしている家族は耐えられない苦痛を味わう。普通なら、「先生、この子、症状が酷くなった。入院させてくれ。」となり、また、薬を入れられ・・・でおなじことの繰り返しだ。だが、ここはお互いに耐える。覚悟をもって耐える。僕は、薬の影響でもっと酷いことになったから、断薬を決意したのだ。初心わするべからず。結局、落ち着くのに1年かかった。それでもたまに怒りがふきだすことがある。でも全然激しくない。少なくとも、怒りで眠れないとか、暴言を吐いたりなんてことはない。元々の穏やかな人柄にもどることができた。この間、薬、睡眠薬は一切使ってない。ゼロです。
睡眠薬を切った時点でたとえ数時間でも夜眠れたことがよかったのだと思う。それから家族が耐えてくれたことが救いだったのだ。神に感謝。
ただ、じょじょに頭が働かなくなる実感はあったし。幻聴も少しずつ復活してくる。幻聴に負けてしまう日がでてきて、頭がまったく働かない、なにもやる気にならない、つまり陰性症状がでてきた。
週に1度だけ、薬を使うことにした。最低使用量の1/6、50mgを週に1度だけ。
劇的に改善する。
寝られないことはない。
ただ、2日目にはがくっと落ちるし、幻聴は酷くなる。しかし、頭の回転と活動量が飛躍的に向上する。
これでリハビリに加速がつくようになった。
症状が落ち着けば、薬は止め、睡眠薬もやめる。依存性による禁断症状がでるので、家族は大変だから入院させて面倒を見ていただく。もちろん、その間は薬は一切禁止。薬の依存を治すのだから当然。その間、上書いた、脳機能回復を参考にしてリハビリに集中する。僕は、だめになった頭を補完するため、セルフチェックシートを毎日つけている。鬱病患者に用いられているものを改良した。睡眠の状態、活動状態がすぐに分かる。携帯に歩数計がついているので、それを記入していたりする。
依存性を脱したら、退院。
再発はします。しても耐えられる状態にもっていくのが目標になる。幻聴は力で押さえ込むのです。
ただ、やはり、自然な状態だけでは何かが足りないのが、僕たちの体なんだと思う。だから病気になったのだから。ただ、維持するための容量は、とてつもなく少なくても十分。
今後、変化があればまた報告したいと思います。おわり。
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