かこちゃん組の生涯

北軽井沢で生き抜いた、猫一家の物語り。

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命名!

秋になり、少し余裕ができたところで、
名前を付けてあげないとね!と言う事で、
考えた挙句、切り込み隊長のちびは、
ご飯を催促するときに「マァーー」と
変わった鳴き方をした後で、
鼻ちょうちんがポッと音をたてることがあるので、
『マーポ』に決定!!

兄弟の茶色系は『チャマァー』白系は『シロマァー』
単純な名前でごめんね。。。
母親はもちろん『かあちゃん』です。
いかにも逞しく子供想いの『かあちゃん』です。

毎日何度も呼んでいるうちに、
自分の名前を覚え、
『マァァちゃん』『チャマーくん!』チロマァ』と呼ぶと
きちんと返事をするようになりました!

北軽井沢の秋は短く、すぐ冬に突入します。
急激な気温の低下で、
猫風邪をひきやすくなり、
特にチビな「マーちゃん」は
鼻水・目ヤニで辛そうにしています・・・

薬をもらってきて餌に混ぜると、
とたんに察知して食べなくなってしまいます・・
まだ簡単に捕まるほど警戒を解き切ってはいませんが、
なんとか捕まえて病院へ連れて行かなくては
手遅れになってしまいます。。。

猫は本当に体調が悪くなると、
隠れて出てこなくなってしまうと聞きます。
そうなってしまったら最後ですので、
ない頭を絞って捕獲作戦開始です・・・

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初めての夏

その後一家は毎日大体決まった時間になると、
ご飯を食べに訪ねてくるようになりました。
警戒はしていますが、お皿に餌を入れて
ちょっと離れると、遠目に見ていた猫たちは
一斉に食べ始めます!

決まって家族4匹一緒です。
最初にゴミをあさっていたチビ。
チビとそっくりの毛色の母猫。
茶色が濃い目で尻尾がぼんぼりのおっとりした子。
白が主体で所々茶色が混ざっているスマートでやさしいラインの子。

チビはメスのようですが、
茶色と白はチビより大きいので男の子のようです。

梅雨も無事乗り切り、
高原の宿泊業としてはかき入れの夏がやってきました。
全く慣れていない状況で、連日の満室状態に、
こちらも日々忙しくクタクタ・・・

でもあの子たちが訪ねてきて
ご飯を食べている様子を見ていると
束の間ほっとします。
庭でお茶休憩をしながら眺めているのが
日課になりました!

警戒心も徐々に解かれ、
ご飯以外の時間も庭先や倉庫の屋根で
日向ぼっこしているのを見かけることも
多くなったのです。

子供達もみるみる大きくなり、
夏の終盤には母親と遜色ないほどに成長しました。
それでも家族は一緒。
本当に仲の良い猫一家です!

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運命の出会い

しばらくたってあまり食べ物がないことに気付いたのか、
袋から出てくると途方に暮れたように、
テーブルの上で佇んでいます。。

まだ寒いし、これから梅雨に入るし、
あのままじゃ衰弱しちゃうよね・・・
でも出て行ったら逃げちゃうだろうし。
コンビニまで餌を買いに行くにも、
車はテーブルの向こう側。

仕方ない!逃げて元々で買いに行ってくるよ。と
そっと音をたてないように出てみましたが、
すでに姿は見えず・・・
やはりどこかに逃げてしまったようです。

でも置いておけば食べにくるかもしれないので、
急いで近くのコンビニで猫缶とカリカリ餌を購入。
早速テーブルの隅の目立たない処に置き、
様子を見てみました。

すぐには現れないので、仕事をはじめていましたが、
数時間後気になってのぞいてみると、
いました〜!。まだ食べてはいませんが、
あたりを観察しながらちょっとずつ近づいてきます。

二人で気づかれないように窓から観察していると、
やっと缶詰に到達して一口食べました。が・・・しかし
一口食べただけでテーブルの下を通り、
縁の下の方へ戻ってしまいました。

二人は??・・美味しくなかったのだろうか?
痩せているし、明らかにお腹は空いているはずなのに。
見ているのに感ずいたのか?

仕方なく音をたてないように裏庭から出てみると、
姿はありません。
今度は庭の向こうの車の中から待つこと数十分。

本棟の床下にチラチラと動くものが。
目を凝らしていると、出てきたのは
さっきのチビと同じ色をした親猫です。

その後から整列するように
似たような子猫が三匹ずらずらと!!!
びっくりしましたね〜
チビは家族に知らせに行っていたのです。

最後に顔を出した切り込み隊長のチビは
得意顔です。
四匹で餌を囲むと、缶詰・カリカリ共に
美味しそうに平らげてしまいました。

猫の生態など詳しくは知りませんが、
家族で行動すること、ましてやえさのありかを
知らせに戻る猫がいるなどとは想像もできませんでした。

びっくりするとともに、とても和やかな情景に感動し、
嬉しくなった気持は今でもはっきりと覚えています。

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運命の出会い

「おとうさん。来て、来て!ゴミ袋が動いているんだけど!?」
1998年6月。まだ朝晩は冷え込む北軽井沢で、
『南風』本開業に向け、ご紹介のお客様の対応・諸手続きに追われ
日々忙しく動き回っていたある朝のことです。

カーテンを開け、庭を見ていたかあちゃんが突然大声で呼びました。
眠い中のんびり見に行くと、
テーブルの上に置かれた、昨晩のお客様が行ったバーベキューの
ゴミ袋がゴソゴソと動いています・・・

二人で首を傾げてみていると、黒いポリ袋に空いた穴から、
ひょっこりと顔を出したのは、
なんと生まれて間もないであろう手のひらサイズの子猫です。
金色が勝ったような不思議なベージュ系の毛並みは
まだ産毛も残り、狭い所に入り込むのか、
所々汚れています。

愛らしい顔と、もごもごしたお尻が何とも可愛く、
しばらく見入ってしまいました。
この瞬間がこれから約十年にわたる
「かこちゃん組」との出会いとは思いもしませんでした。

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一家の終末

イメージ 1

イメージ 2

2007年・2月・15日15:00時。懸命に意識を保ち、
「かあちゃん」の帰りを待っていた「かこちゃん」は、
ほっと安心したような表情になり、少し足を痙攣させたかと思う間もなく、
静かに静かに眠りにつくように旅立ちました。

それから約10か月、私たちが出掛けて留守中の11月30日朝、
かこちゃん組最後の娘「マーちゃん」が、
かこちゃんの後を追うように原因不明の急性腎不全に侵され、
突然あちらに行ってしまいました・・・

1998年4月の「南風」開業以来、私たちとともに生きてきた
かこちゃん組は全員、虹の橋の向こうに勢ぞろいです。
久しぶりに家族4匹が揃って、
かこちゃんも安心して日向ぼっこしていることでしょう。

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