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今の職場の利用者さんに、父に似た方がいます。
父より背が高くスラッとしているし、父よりたぶんイケメンなんですが、なんとなく似ている。 症状の出方も似ているので、恐らく脳梗塞を患われたことがあるのだろうなぁと思いながら、その方が来るのを楽しみにしている私。 痴呆というよりは後遺症のためではないかと思う症状で、意思の疎通は日によってまちまちですが、ニコニコされていると嬉しくなったりして。 亡くなる前の父は、あまり笑わなかったなぁなどと思い出したり。 いつも思うように動けなくなっている自分に驚いているような顔をしていました。 一度だけ、腰に力が入らなくなっていたので、ベッドからずり落ちたまま上がれなくなっている父を抱えてベッドに戻してあげたことがありました。 がっしりしていた父だったのに、覚悟した重さよりも軽くて、なんとも言えない感覚になったのを記憶しています。 晩年、父のための救急車を呼ぶのも、一緒に付き添って病院まで運んで貰うのも私でしたが、亡くなるまで一度も父の肩を揉んであげた記憶はありません。 腕の良い治療師でしたから、私なんかじゃ満足もしないだろうという思いや、照れなんかもあったかも。 母の肩は何度も揉んであげたのに。 父に似たその方の肩はカチカチです。 恐らく後遺症の筋肉の緊張によるものだろうなぁと思いながら施術します。 父の肩はどんなだったんだろうと思いながら施術します。 なんだか父の肩を揉んでいるような気がします。 その方が笑顔になると嬉しくなります。 その方に「ありがとう」と言われると、父に言われているような気がします。 |

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