小雪家の人々+α

千里の道も一歩から。すべての道はローマに続く。そんなわけで、マイペース。

本の話

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ずっとずっと昔に読んだ漫画の話。

なので、タイトルはうろ覚えだし、作者に至っては思い出せません。

たぶん、何かのタイトルの単行本に、同時収録されていた作品だったかも。



画家を目指していた青年が、生活のために絵の道を離れ、生活が安定した頃、子どもに乞われて絵を描こうとしたら、もう手が思うように動かなかった、というお話でした。

働き詰めだった手は、皮が厚くなり、繊細な線を描くには不向きな手になっていた、という印象の、グレイ氏の手のアップが、記憶に鮮やかです。



身体が覚えたことって、忘れたようでも、動かしてみると、自然に身体が動くというけれど、確かに身体は動いても、全盛期のようには動かなかったりします。

身体が思ったように動かなくなってしまったなら、あの頃より熟成された感性で補って、今を表現できたらいいなぁ。



趣味の範囲でしか描いたことはないけれど、ふと、また絵を描いてみようと思い立ち、『ミスター・グレイの手』のことを思い出しました。

上手に描くことは出来なくても、せめて心の中にある光景を、描けたらいいなぁ。

それが、実は難しいのだけど。

『眠れぬ真珠』 ケータイ投稿記事

久しぶりに本の話。

ちいさんにお薦めされた、石田衣良の『眠れぬ真珠』。

最近、バスルームに持ち込んでいた本です。

今日はいよいよ読み終わると、余った時間のために、次の本を持ち込んでいました。

ラストの50ページ、泣き通しでした。

いつもはペースを決めて飲んでいるハーブティーも、読み終わるまで忘れていました。

読み終わって解説を読みながら、一瞬はっとしましたよ。

「そうだった。作者の石田衣良は男性だった」って。

それくらい、40代の女性の心理が生々しく描かれていました。

40代の女性だけではなく、自分には10代、20代の頃のような輝きはもうない、と思っている世代の女性にはお薦めです。

まだそんな年にはなっていないと自負する女性には、やがて来る時間を覚悟するためにお薦めかも。

人は、いくつになっても、真剣に恋が出来るんだ、と、ちょっと気持ちが上向く作品です。

余った時間用の次の本は、余韻に浸るため、開かれることはありませんでしたよ。

都戸利津の『車掌の英(はなぶさ)さん』

漫画です。

新聞の書評欄に、2回登場していたので、ちょっと気になっていました。
いつものショッピングモールの本屋さんでみつけ、即購入。
先ほど読み終わりました。

とても良い作品です。

あまり説明しない方がいい内容かな。


「人生で出逢いと別れは同じ数だけあるけれど、一番多いのは出逢わない。
 ほんの少しでも同じ電車に乗り合わせる(出逢う)ことができるのは、幸運だ」

そんな言葉が胸に沁みました。


せっかく出逢えた縁ならば、同じ電車に乗り合わせた時間を、それぞれの降車駅まで、大切に過ごしたいものだと思いました。

『コーリング』

岡野玲子の『コーリング』

本というか、漫画です。

高校生の頃に出逢って、とても好きだった『妖女サイベルの呼び声』という本が原作。
あまりに好きで、読めもしないのに、わざわざ神保町の三省堂で、大枚はたいて原書を取り寄せたといういわく付きの本です。
原題は“The Forgotten Beasts Of Eld”
直訳すると『エルドの忘れられた獣達』になります。

伝説の獣達を呼び寄せる力を持ちながら、人との関わりを持たなかったサイベルが、とある人物から赤ん坊を預かることで、愛や憎悪という感情を学んでいくというファンタジー。
当時、私がファンタジーにはまる切っ掛けになった作品でした。

今年になって、掲示板などを通じて交友関係が広がったお陰で、ある人が『コーリング』という漫画の原作になっていることを教えてくれました。

最近になって、やっと取り寄せて、全3巻を読み終えました。
大好きだった世界に、また出逢えた感じです。
同時に、当時は自分の中にはなかった経験なども踏まえながら読め、新旧入り混じった感動がありましたよ。

ファンタジーというのは、好みの別れる世界ですが、架空の世界故に、表現できることというのがあるものです。
あまりファンタジーには縁のなかった方にも、漫画なら読み易いかもしれませんね。

『停電の夜に』

ジュンパ・ラヒリの『停電の夜に』

インド系アメリカ人作家の短編集です。

表題作は、停電の夜に、妻から離婚を切り出すというお話でしたが、私が好きなのは、最後の物語。

インドから移民して、異国で家族を持って生きてきた主人公の、淡々とした話なのですが、読み終わった時に、何故か号泣していました。
その頃は、何もなかったしあわせな頃でしたから、このように生きたいな〜と思った記憶があります。

最近『その名にちなんで』という同作家の作品が映画化されましたが、興味はあるものの、まだ読んでも観てもいません。
順番待ちの山の中にはあるんですけどね〜。

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