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『ファイナル・デス・ゲーム』(2009年アメリカ・スペイン)
ボードゲームのマス目に書かれている出来事が、
現実のものとなって、プレイヤーの身に降りかかる。
野生動物が街中に飛び出して大暴れした『ジュマンジ』(1995年アメリカ)や、
自宅が宇宙を放浪し、宇宙人などと戦う『ザスーラ』(2005年アメリカ)など、
主人公らの日常生活が、突然全く異なる世界に飛び込むという
アイテムとして、ボードゲームを選ぶのは、登場人物を無理なく参加させる方法として、
なかなか自然な方法の一つだと思います。
今作でも、パーティーのために海辺の家に集まった7人の男女が、
急の雨を避けて、室内でゲームを始めるという自然な流れが生かされています。
主人公ジェイソン(マイク・ヴォーゲル)が手にしたのは、
15世紀のスペインで作られた呪われたボードゲーム。
ゲームの勝者には、願い事が1つだけ叶うのですが、
敗者に待っているのは、絶対に避けることのできない『死』。
その死に方は、ゲームのマス目に書かれている暗示めいた詩の通り。
全てが惨たらしい最期を迎えることになります。
と、ここまでを読めば、なかなか期待できそうな内容なんですが、
この材料を、あんまり上手く調理しきれなかった感があります。
プレイヤー達がゲームオーバーを迎えるのがあまりにもあっけなく、
ゲームの持つ魔力を表現しきれていなかったように思います。
せめて、プレイの最中に、もっと不可思議な出来事が起きたり、
凶兆などが現れていれば、臨場感も加味されたハズだと思います。
また、この手のホラーでの一番の見せ場である殺害シーンも、
VFXやCGの出来が、いまひとつ雑な感じで、醒めてしまうこともしばしば。
全体的に、あまり人にお勧め出来ないような出来でした。
そもそも、邦題の『ファイナル〜』って、最近では珍しくホラーでヒットした
『ファイナル・デスティネーション』シリーズにあやかろうという意図が見え見えで、
何ともウラ寂しい作品でした。
<公式HP>
http://www.final-death-game.jp/
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