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・昨年のノーベル文学賞受賞             スペトラーナ・アレクシェービッチの作品

本・『チェルノブイリの祈り』を読みました
昨年のノーベル文学賞を受賞者、ベラルーシの女性ジャーナリストで1948年生まれのスペトラーナ・アレクシェービッチの作品。
1997年刊行。
私が読むのが遅すぎた。周りには読んだと言う人が結構おられる。
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1年前1986年4月26日午前1時23分、チェルノブイリの原発で爆発、第4号炉の原子炉と建家が崩壊。遠い国で何が起きたのか、とんでもない恐ろしいことが起きた、牛乳やチーズが汚染されてるかもしれないと、私たちも一時、不安にかられました、原発事故のことがよくわかっていなかった。
ベラルーシには原発は一基もないのに、人口1000万人のうち、5人に1人が汚染地域に住み、その数、210万人,そのうち70万人が子供。
事故からちょうど30年。5年前に福島の原発事故が起きて、チェルノブイリの事故と重なるようになりました。
本書は、いまだにベラルーシでは発刊禁止です。

今では世界の多くで翻訳され、被害にあった人たちが重い口を開いて彼ら自身の真実を述べるようになった。途中、胸がいっぱいになり、読むのが止まってしまった。

当時もその後も、何が起きたのか、人々は知らされることのないまま、国家最優先の体制の犠牲となっていった記録です。大地や水や自然を失うと言うことがどう言うことなのか、あまりに重く、私たちがいきる世界が大きく変わってしまっていることへの警告と予言の書と理解しました。

事実を忘れるやうに、そんなことがあったのかと、過去のことにするように人々は誘導され、いつしか誰もそんなことは知らないと言うようになるかもしれない。
そうはさせない、とインタビューで固い決意を述べる人達。彼らの怒りと無念が歴史の彼方に消え去ることのないように。

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