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話題の舞台、三谷幸喜のグッドナイト&スリープタイトに行ってきました。いや本当にすばらしかったですね。三谷さんらしい舞台で、音楽と台本の絡みもいいし、舞台袖でBGMを奏でるミュージシャンの人と役者の方が微妙に絡むところもいい(本当は見えているはずがないのだけれど)。それと最近の三谷舞台では頻出の回転する舞台(中華レストランのあれを思い浮かべてください、あれの上に役者が乗って劇が進んでいきます)も使われていて、よっぽどお気に入りなのだなと思いました。
さてストーリーなのですが、前作「コンフィダント・絆」と同じく出会いがあれば別れもある、けれども出会ったことは間違いではない、というテーマをより複雑に、皮肉に、そしてそれだけに切なく描いた作品となっている。作者がどのような思いを込めて本作を描いたのかは不明だが互いの思いが交錯したり、けっきょく自分のことしか考えていない姿を浮かび上がらせたり、その辺はやはりうまいな、と思うと同時に切ない気分にさせる作品。しかしどれだけ別れの残酷さを書かせても、人のエゴイズムを書かせても、品のよさ、見終わったあとに人恋しさのような暖かさが残るのは彼の才能のなせる業なんだろうな、やっぱり。すばらしい舞台でした。
ところで今回見たのはプレビュー公演というやつだったのですが、本公演の前に一応、このプレビュー公演をはさんで、微調整をして、というものだそうです。しかしそれでも本公演まで2、3日しかないのだから本当に微調整しか出来ないはずなのですが、今回の公演、そんなことはあってはならないくらいに役者が台詞をつっかえる場面が多かったです。それもプレビューの醍醐味といえば醍醐味なのだろうか。あ、あと中井貴一さんと目があった気がしました。ちょうど観客席の真ん中の真ん中くらいで見ていたもんで。それはそれで照れくさいというか、お互いにやりづらかったですね(あほ)。三谷さんの上演前の諸注意もいろいろ工夫を凝らしていて面白かったです。毎回いろいろ考えるなというか。。。すごい人ですよね。
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