大学職員が思うこと

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大学入試裏話

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前回の補足をします。
http://blogs.yahoo.co.jp/macky26_00/11406297.html

前回、入試問題を作れる先生は少ないから、
出題傾向は大きく変わらないことを説明しましたが、
もう一つ理由があります。

それは...
大学は入試(問題)の傾向を大きく変更する場合、
2年前に予告しなければならない。
という暗黙の約束事があるからです。

つまり毎年コロコロと出題科目や出題方式が大きく変わると
受験生や高等学校の先生が混乱するためです。
ですから、裏を返せば予告がない限りは大きく変わることがないということです。

ただ、これに準じていない大学もありますが...

入試制度や入試問題は大学のアドミッションポリシーの現れです。
そこが毎年変わるようでは、どんな大学なのかがわかりませんよね。mi

入試問題を作れる人

久しぶりの記事になってしまいました。

私の働く大学を希望する受験生にいつもアドバイスすることがあります。

それは...
5年分ぐらいの過去問をひたすら解くことです。

これには実は根拠がありまして、それが裏話というわけです。

昨今は大学入試問題の作成を予備校が請け負うなんてことも出てますが、
うちの大学は大学の教員が作成しています。

国語や日本史、世界史は文学部の教員が、理科、数学は理学部の教員が作成します。

さらに、大学の入試問題というのは、高校の教科書をベースとして作成することが、
基本的な約束事になっていますから、教科書に載っていない単語は注釈を付けたりします。

つまり、高等学校の教科書を良く知っている教員でないといけません。

しかしながら、教員は高等学校の教科の専門ではありませんから、
入試問題を作れる教員はごく一部に限られてきます。


そうするとどういうことがおきるのか...

同じ教員が2〜3年に1回は問題作成に関わざるを得ない状況になります。

同じような問題が数年おきに出題されます。
しかもその教員の得意分野や好き嫌いが入ってきます。

ですから過去問対策を推奨するわけです。

私の大学ではほぼ同じ問題や、単語が頻発しています。
ですから、第一志望で集中的に勉強してくる受験生はかなり有利になっているようです。

余談ですが、問題作成にはかなり神経を使っておよそ半年仕事で作成しています。
それでも、問題訂正、出題ミスが発生します。
それはひとえに教養系の学部のない大学では
入試問題を作成する人材、技術が不足しているのだと思います。mi

大学入試の問題は漏れると思いますか?

まず、印刷会社から漏れるかどうかを考えてみます。
印刷会社に仕事を発注する時、工場へは偽名を使ってやり取りをします。
つまり、大学という事を完全に伏せます。
だから、工場はどの大学の問題を作っているかわかりません。

また、ページをバラバラに担当しているので、
長文だと問題の全容が分かりません。

工場のセキュリティは完璧。問題の受け渡しも完全な密室で行われます。

よって印刷会社からは漏れません。
当然といえば当然ですね、それが仕事ですから。


次に問題を作っている先生からはどうでしょう。
これってかなり危うい感じがします。

でも、問題作成担当の教員名はほとんどの教職員が知りませんし、
知っていてもばらす事はほとんどありません。
名前が分かるようなデータや書面もほとんど残さないようにしています。

つまり、事務的には漏れる要素はかなり低くなっています。


次に問題の盗難はどうでしょう。
問題が納品されたあとは24時間監視の金庫に保管。
かつ、警備員も24時間体制で警備します。

さらに、万が一、盗難された場合に備えて、実は予備の問題を秘密裏に作っています。
その問題は普通にいけば、一生、日の目を見ない問題です。


以上のことからも問題漏洩はありえないと思っていますが、
最後の砦は本当に教員のモラルにかかっています。

ここが崩れればあっさりと問題は漏れます。


ということで、問題は絶対に漏れませんし、
漏れたとしてもすぐに対応できる体制が整っています。


それよりも、過去問題から傾向を分析して出した予想問題が、
ずばり的中している事もあって、漏れているのではないかとドキッとしたことがあります。mi

さて、マークシートによる試験の回答方式は、
ほとんどの大学で取り入れています。
それはなぜか...採点作業が機械でできるからです。
そのため、面白い秘密も隠されています。

それは...
「大学は裏の裏を読んでいます」です。


マーク式の試験問題によく見られる、

「正しい文には「T」、間違っている文には「F」をマークしなさい。」

といった二者択一問題。
どの問題もチンプンカンプン。みなさんならどうします?

裏を読んで、まさか全部「T」か「F」なわけないから、
ここは確実に半分を取っておこう。

と、いうことで、全部回答を「T」にします。

仮に正解が10問中の5問が「T」だったとします。
思惑通り半分の点数取れましたよね。

でも、違うんです。この場合は0点になります。
うちの大学ではマークの大問毎に一様性チェックというのをかけています。

だから、全部同じ選択肢の場合は、
「キチンと回答していない」とみなされるわけです。

つまり、大学は受験生の裏の裏を読んでいるわけです。

ただ、その裏を返せば、回答してすべて同じだったら、
どこかが間違っている可能性があるということ...

もちろん全部の大学がやってるわけではありませんが、
ヤマカンするにもテクニックを使ってください。mi

はじめに

大学入試の裏話や、ちょっと得するかもしれない事を書いていこうと思います。

書庫も分けました。

基本的には私の働いている大学でのことなので、

一般論ではないのですが、へぇ〜って思うようなこともあると思います。mi

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