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2006年9月 わたし達はローカルバスを乗り継いで ランタウ・アバンのバス停に降り立った 話に聞いていた通り ランタウ・アバンは昔のような賑わいはなく 多くのバンガロータイプの宿泊施設が 打ち捨てられ さびれていた わたしは一人で メインストリートを人影を求めて 歩いた 老人達には何人か会ったが 成長した少年の年齢であろう若者には なかなか逢えなかった 日差しは容赦なく照りつけ 人影はない 戻ってあの老人達に聞くしかないと思ったとき 一軒の家の庭で 青年がその妹達であろう少女たちと一緒に マンゴーを取っていた 「ハロー!」 わたしはすがるように声をかけ 庭に入った 彼らは怪訝そうな顔をしていたが わたしは 記憶の中のインドネシア語を引っぱり出し 彼らに尋ねた 「この写真の少年を探しているんだけど・・・」 わたしは笑顔の少年を指差した 彼らは興味深そうに写真をのぞきこんだ 「この写真は9年前のものだから 今はきっとあなたぐらいの年だと思うんだけど・・・」 青年が言った 「ワンだと思う なぜ彼に会いたいのか?」 何かを疑うような口ぶりだった やっぱり探し当てることができた! わたしはそんな彼の言葉を振り払うように 「この写真を彼にプレゼントしたいんです!」 彼らは早口で何かを話し合い そして 「ここからは歩いてはいけない ここまで何できたのか」 と聞いた わたしは チェラティンからローカルバスで来たことを告げると 青年は 「自分がバイクで送ってやる」 と言ってくれた それは助かる! わたしは嬉しくなった わたしは彼のバイクの後ろにまたがり 彼の名前を聞いた 「ユセフ」 「本当に感謝します、ユセフ!」 あの笑顔の少年の家に行ける!
逢えるかもしれない! |
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うっそ!すごい!遭えるといいんですが・・・どうなったんだろう?
2007/9/15(土) 午前 10:12