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トドとにゃあ様共通の友達の中に『友達のおっちゃん』という人がいる。
別にトド達の友達の父親ではない。
歳は・・・んんん55歳位で独身。
苗字と携帯番号しか知らない。
何処で知り合ったかというと「パチンコ屋」である。
トド達がたまーに行くパチンコ屋の常連さんで、そこで知り合った釣りの師匠である
おっちゃん(昨年亡くなっちゃったけど)の友達である。
そのおっちゃんは超カッコイイ。多分・・・。
多分というのは、普段は作業着・サンダル・猫背・ボサボサの髪だからである。
容姿さえ、しっかりしていたら超カッコイイと思う。性格もいいし・・・。
トド達はこのおっちゃんが好きである。ある事を除いては・・・。
ある事・・・それは・・・顔に似合わず、声が甲高い。
横でパチンコ打つと、あの声でずーっと喋っている。
負けてくると知り合いの打っている台の横に座って解説が始まる。
お 「オカア(トドの事)もガンバレよ!」
ト 「ウーン・・・。ガンバってるねんけどなぁ」
お 「もっと気合入れんかいな!」
(パチプロじゃないしな・・・気合はなぁ・・・)
先日久々にパチンコ屋ヘ行ったら、おっちゃんも来ていた。
お 「オゥ!2人とも久し振りやんけーっ!」
ト 「調子はどう?」
お 「アカーン!」
今日も元気だ。でも、スランプか・・・。
トドとにゃあ様はそれぞれ自分の好きな台に座って打っていると、いい具合に当たった。
当たる確率はいいものの、出玉が少なくて連チャン性が高い機種「チェッカーズ」である。
案の定4回ほど続いていた。
続けて当たるごとにラウンド中に懐かしい曲がゲット出来る台である。
スランプである、おっちゃんはやはりトドの隣りに座って見ていた。
お 「ワシなぁ、チェッカーズの『涙のリクエスト』が好きやねん!」
(そうなんや。スランプのおっちゃんのために選んであげよう!)とトドは気を利かせて
次に当たった時『涙のリクエスト』を選択した。
お 「オオオーッ!オカア!『涙のリクエスト』やんけーっ!」
ト 「おっちゃんの為に選んでん」
おっちゃんは思い出に浸っているのか無口になった。
(ああ・・・。何か昔、この曲への思いがあったのね・・・)なんて
トドは台に集中しながら、おっちゃんを放っておいた。するとおっちゃんは
お 「ワシな、この曲はギターで弾けるねん!」
といきなりギターとピックを持った形を作り、隣りで弾き始めた。
それも、目を閉じて世界に入り込んだようだ。
エア・ギターかよっ!
オーイッ!目を覚ませーっ!
にゃあ様も他人も見てるやないかぃ!
おっちゃんの奇妙な動きをーっ!
皆さーん!この人とは他人ですからねーっ!
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