香月泰男美術館  IN 山口県長門市三隅

2017/1/21

ダーリンの車を借りて、一人香月泰男美術館へ。

建築家の息子さんが設計したという美術館。

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もう、そうそう長門市に来る機会もないだろうから、

貴重な時間となる。

一分だって無駄にしたくない。


以前この美術館に来た事はあったが、

今一度じっくりゆっくり隅々まで見たいと思っていました。


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戦争で、シベリア抑留となった香月泰男。

三隅に残してきた家族を思いながらも、生きて帰る事が本当にできるのだろうかと、

次々に亡くなっていく仲間の姿に自分を重ねていたに違いない。

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抑留地から、家族に絵手紙を本当に沢山送った香月。

そこには父として、子どもたちに思いを綴っていた。

愛する妻子をこの腕で抱きたいと思いながら書いたのだろう。



香月泰男というとシベリアシリーズが有名だが、

それを実際描こうとするには時間が必要だったようだ。

しかし、厳しい環境の中で美を見いだす彼の視点は独創的であった。


有刺鉄線

雪の結晶

切株

レンガ

夕陽


過酷な中で、記憶にとどめていたのは、

いつか必ず描く使命があったからなのかもしれない。


一方で、家庭人としての香月。

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ふるさとの三隅をこよなく愛する香月は

「ここが私の地球」と表す。


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なんの変哲もない田舎の風景だが、香月にとっては

自分が生まれ育ち、愛する家族がいるかけがえのない地球。

ここが全てなのだ。

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1971年、明倫小学校に依頼され、壁画を描いている。

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夏休みを利用して書き上げたそうだ。


重く暗いシベリアシリーズとは違い、子どもたちのために

多くの工作作品も残している。

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香月はこの木の下に、本当に眠っているのだろうか。

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数々の作品を送り出したアトリエ。

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ひたすら鑑賞に没頭していたら、

あっという間に二時間が経ってしまいました。

なんだろう・・・

この美術館は隅から隅まで温かい家族愛が溢れている。

思い残すことが無いほど、充実感。

でも、きっと数年経ったら、また来たくなるんだろうな。

図録も買って、ますます香月泰男という人が大好きになりました。


あ〜・・・・

やっぱり恵比寿の画廊で見た、香月の陶板画が欲しくなる・・・・



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