鷲巣義明のシネファンタスティック

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熱心なブログ支持者でもない私が、
久々に書きたい気持ちになりました。

それは、昨日、丸の内ピカデリー1で
『ダークナイト』のマスコミ用試写を観たからだ。
バットマンのコミック映画の範疇を超え、
犯罪ドラマとして素晴らしい傑作になっていた。

今夏、映画館に何度でも通いたいと思う一本であり、
私の生涯の映画の一本に加えたいほど……

いろいろな情報が出回ると思うが、
なるべくそれらの情報を得ず、
なるべく作品の素晴らしさを感じて欲しいです。

とにかく皆さんが劇場に足を運んでくれれば嬉しい。
これが映画です。
映画を形を借りた映画が多い昨今、
これがお金を払って観るべき映画だと思います。

観終わった後、あまりに感激して涙がこみあげてきました。

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 10月1日(土)の映画の日、ワーナーマイカル板橋で『シン・シティ』の通算2度目の鑑賞をした。9時25分のレイトショーの回だが、初日と映画の日が重なったためか、思いのほか観客が入っていて嬉しい。若い客層が中心で、興行的にはスマッシュ・ヒットぐらいの成績は収めそうだ。2回目の鑑賞だが、新鮮さは全く失わず、124分間存分に楽しめた。

 犯罪がはびこり、いつ死んでもおかしくない街シン・シティを舞台に、愛のために死を賭して戦う3人の男の姿を、時間軸を交錯させて描いたヴァイオレンス・ノワールである。
 見れば納得、感激すること必至の娯楽作だ。
 原作通りの世界観を再現するため、デジタル技術を駆使してシン・シティを創造し、そこにハイコントラストに映像処理した魅力的なキャラたちが徘徊する。モノトーン映像の中、プラチナブロンドをはじめ、唇・血・ドレスなど、イメージを強調したい部分がカラーになって浮き上がり、それが妙にフェティッシュ。それと手や腕がふっ飛び、首が切断されるという、かなりエグイ、バイオレンス描写が盛り込まれているが、洗練された演出によって美意識さえ感じさせる。
 人間が集まり、そこに街ができて犯罪が生まれ、その犯罪には醜い犯罪者と、犠牲となる女の影が……という世界観をシンボリツク且つエキセントリックに表現しているわけだ。

 多くの魅力的なキャラが登場するものの、あくまでもタフガイ3人のそれぞれのモノローグで進行し、しかも愛する者のために戦うという、シンプルなダーク・ロマンスのためか、思いのほかスッキリしている。醜男のマーヴ(ミッキー・ローク)は、SEXで癒してくれた娼婦が殺され、彼女の無念さを晴らそうと復讐を誓う、ストレートな純情男。正義感溢れる最後の刑事ハーディガン(ブルース・ウィリス)は、幼い頃に助けたヘレンを心配する内に、それが愛情へと変化し、自らの感情を抑えようと葛藤する男。赤いコンバースを履いたドワイト(クライヴ・オーウェン)は、窮地に陥った娼婦たちを救うために立ち上がる孤高の男だ。

 3人の男はいずれも可愛げがあり、男なら惚れたくなるようなヤツ。愛する者のため、強大な敵に果敢に立ち向かう姿こそ、ハードボイルド。あっ、そういえば……かつて取材した、日本の代表的なハードボイルド作家、大沢在昌氏(代表作は「新宿鮫」「無間人形」など)の言葉を思い出す。
「ハードボイルドって、強い男が非情な戦いを繰り広げるだけという印象が強いけど、上辺だけ、に惑わされていると思う。日常でも生きることはひとつの戦いだし、そんな厳しい戦いの中でふと垣間みせる、他人への優しさや思いやり……それが見えた瞬間に、その人の生き方が一瞬ハードボイルドだって思うんだ」と。確かにそうだ、この3人もその言葉が見事に当てはまる。

『シン・シティ』の原作者であり、共同監督のフランク・ミラーは、日本の「子連れ狼」に惚れ込み、アメリカのダークホース・コミックスから「子連れ狼」が発売される際、そのカバー絵を担当した。その絵は、小池書院から発売したコミック「子連れ狼」のカバーでも使用され、見ることができる。
 ミラーにとって……「子連れ狼」の拝一刀は、強烈なインパクトを持ったハードボイルドに生きる男として感動したにちがいないのだ。

 もちろん『シン・シティ』には男たちの他にも、セクシーでフレッシュな女性たちがいる。くびれ腰をこれでもかと振る、セクシーダンサーのナンシー(ジェシカ・アルバ)、人をブッタ斬ることでストレスを晴らす娼婦街の剣士ミホ(デヴォン青木)、ブラック・レザーのセクシー衣装がまぶしい娼婦のゲイル(ロザリオ・ドーソン)など、彼女たちの存在なくして、『シン・シティ』の男どもが輝くなんて、あり得ないのだから。

 特にナンシーは、ハーディガンを良くも悪くも狂わせ、苦しめた美女。無邪気な彼女が、そんな彼の気持ちをどれほど理解できるというのか……。いや、理解しなくたっていいんだ、ナンシーは。『シン・シティ』の世界の中で、その美しさを永遠に保ち、ストリップバーでセクシーなくびれ腰を振っていてくれれば、それでいい。
 早速、ナンシーがカバーを飾った、現在発売中の「日本版 月刊PLAYBOY 11月号」(集英社)を買った(これが超クールなカバー)。『シン・シティ』とアメコミのなかなか濃〜い特集記事があるものの、くびれ腰のナンシーが映っているからこそ、大きな価値がある(笑)。
 私の頭の中では……ナンシーは今でもハーディガンが現れるのを待ち続けながら、ストリップ・バー、ケイディでくびれ腰をくねらせ、踊り続けている。
(写真1枚目は、「月刊PLYBOY 11月号」のカバー。モデルは、『シン・シティ』のナンシー。2枚目は、フランク・ミラーの絵がカバーになった「子連れ狼」の第一巻)

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