|
全羅道、朝鮮半島西南部に位置。湖南(ホナム)地方ともいう。
その反対側、朝鮮半島東南部が慶尚道。嶺南(ヨンナム)地方ともいう。
湖南と嶺南の間には、小白山脈があって、東西間の交通の便はあまりよくない。
ソウル・京畿道出身はそうでもないのだが、
慶尚道出身の友人は、時々全羅道に対する差別を口にする。
ある友人は独身の頃(80年代初頭)、親に「全羅道出身とは結婚するな」と言われたとか。
慶尚道の人が持つ全羅道の人への偏見は、時に表面化して大きな問題になることもある。
この20年くらい前から、大小の選挙のたびに、
なぜ全羅道では、この地域に基盤を置く政党の候補者に
80%を越える票を集めることができるのだろう?
(他地域の人々は「共産主義だ」と気味悪がる)
夫は釜山で生れ育ったので慶尚道人に含まれるが、夫の両親は全羅道の産で
解放後釜山に移ったため、夫自身はこの偏見は無い。
調べてみると、この隣り合った両地域間の感情のもつれは
古代の百済(忠清道・全羅道)と新羅(慶尚道)の対立にまでさかのぼるらしい。
高麗王朝の始祖、王建も「訓要十條」の中で
全羅道出身の者を重職につけるな、と言ったとか言わなかったとか。
(実際はこれに関係なく登用されていたらしい)
朝鮮王朝初期にも、中央進出をかけて、この両地域の人々が激しく勢力争いをしたとか。
さらに、近代化の過程で、この対立をあおるようなことが次々と起こる。
その2に続く
|
こんにちは、初めまして。
関連する記事を書いたのでトラックバックしました。
2011/12/3(土) 午後 1:21
どうも有難うございます。
私見ですが、最近はこの現象もだいぶ緩和されたように思います。
今は世代間、そして、持ちすぎた者と多くを持てなかった者との間での葛藤というか格差が、社会問題化しているようです。
2011/12/15(木) 午後 5:09