酔っぱらいのたわごと

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2016年08月

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本番前

海外や
いつも一緒に演奏していない演奏家と
演奏する場合

本番前に
合わせることができる
時間は限られている。

今回も
本番3日前に着いて
2日練習して
協奏曲を演奏しなければならない。

こういうのはヨーロッパなどでは
ある意味あたりまえなのかも知れないが
私にとってはかなりきつい。

今回演奏する曲は
構想を始めて早数ヶ月
やっと書き終わったのだけれど

普通は作曲家は
ここで後は演奏家に任せて
いや任せられなくて
リハーサルでああだこうだ
もがき苦しむのだろうが
私の場合、さらに自分で演奏しなければならない。


この曲は
笙と弦楽オーケストラの作品
笙の最大限の可能性を発揮しつつ
オーケストラと対峙する
という曲を求めた。
笙はこれ以上できるかな
ってぎりぎりのところをいきつつ

以前に
一週間練習して出来ない曲は
一年練習しても演奏できない
って書いた気がするが

本番まで一ヶ月練習しても間に合わないかも知れない
ギリギリのところを書いたつもりなのだが

書き終わったのは本番20日前
出発するまで2週間

間に合うかどうか心配だったけど
蓋を開けてみれば意外にも
5日でほぼ出来るようになり
1週間経った今では
ほぼ出来るようになり
ちょっと緩み気味である。

そんな事を考えると
そろそろ合わせて欲しいのだが

本番2〜3日前に初めて合わせて
すぐに調整できるかどうか

理想的なのは
1週間前くらいにとりあえず
一度合わせて本番前に詰めるのがいいのだが

それにしても演奏可能かどうかのギリギリのライン
今回はそこを目指したのだが
意外と出来てしまった。
といってもこれは笙という楽器にとっては
今までない奏法というか技巧なのだが

超絶技巧と演奏不可能との境目はなんだろうと
考えていた。

16分音や32分音符がいくら続いても
ある程度の規則性や法則性、周期があれば
それはどんなに速くとも演奏はそれほど難しくない。
それが不規則に続く場合に
演奏家がどれだけ忍耐強く練習し
可能にするかの問題かとも思う。
ある意味それが出来ると演奏家に神事てもらえるかどうかが
ひとつの分かれ道にも思う。

ちょっと気が付いたのは
そんな不可能な練習するのもばかばかしいと思うか
何とかしようかと思うか
その超絶技巧をやっている間
というのは
息を止めているようなもので
どれだけ息を止めていられるか
その長さが超絶技巧の続けられる長さなのだと思う。
息を止めたら
また吸って
吸ったら吐く
それをひたすら止め続けたり
吸い続けるような楽譜は
きっと演奏不可能なのだろうと。

私が息を止められる時間は
まぁ、これくらいだ。
でも、もっと止められる人がいるかも知れないし
止められなくても
そこに労力をつぎ込める人がいるのかも知れない。

昨年の秋
他の海外公演の準備をしている11月
ロシアの聞いたことのない地からメールが届いた。

2016年9月に開催される
クラスノヤルスク国際室内楽音楽祭「アジア・シベリア・ヨーロッパ」
というのに招待したいと。
どうやら私のホームページをみて連絡してきたらしい。

たまには仕事に繋がるホームページ。

なんでも
「最初の音楽祭にはイタリアだけからの演奏家が参加しましたので、
音楽祭が「シベリア・イタリア」の名前で行いました。
しばらくして、イタリアだけでなく、ドイツ、スペイン、オーストリア、ポーランドといった
ヨーロッパの国からの演奏家が参加し始め、「シベリア・ヨーロッパ」の音楽祭になりました。
去年から中国の哈爾浜市交響楽団が参加したおかげで、「アジア・シベリア・ヨーロッパ」の音楽祭になりました」

ということで今回で15回目になるかなりの大々的な国際音楽祭のようだ。

なんで私の名前がひっかっかったのか
もしかして3年ほど前にもエカテリンブルク国際音楽祭にも参加したし
モスクワやサンクトペテルブルクでも数度演奏したし。
そんな関係かなぁと。
行ってみたら聞いてみよう。

そしてもちろん快諾。
ソロで演奏するのかと思ったら
何と弦楽オーケストラがあるから一緒に演奏できるとありがたいといわれて。
いくつか思いつく弦楽オーケストラと笙の作品を挙げてみたのですが。
誰かに書いてもらった方が良いのかなぁとかなやみつつ

ん?
そういえば

わたくし

作曲家だ

長年オケの曲書きたかったんだ。
弦楽オケだけど
これなら書けば確実に演奏してもらえるし
このチャンスを逃す手はない。


私が書く!
言ったのでした。


それから続く

産みの苦しみ
作曲の苦しみ

曲は3楽章からなる協奏曲にすることにしました。
6月始めに楽譜が欲しいって

演奏9月なんですけど
7月が演奏旅行で
8月が夏休みだから
6月練習するって。

そういわれても
書けないのが作曲家の性。

とりあえず1楽章だけ書き上げて煙に巻くことに
イメージ 1


















6月6日に何とか書き上げました。

そして
2楽章は
苦しみに苦しみ抜いてやっと
8月6日完成。
イメージ 2























そして残る3楽章
この時には何にもなかった・・・
しかし無理矢理書き進め
8月20日
祝完成

イメージ 3



































当初考えていたより長く
25分ほどの作品になりました。

そして完成から仕上げをし
練習に取りかかったのが22日から
ちょー超絶技巧続きなのですが
実質5日間ほどでだいたいできるようになりました。

まぁできるようになったと言っても
何回かやるうちに時々成功するくらいで。
あと一週間で精度を上げて
出発前には確実に出来るようにして
さらに音楽的に磨きをかけていけないと。

でもこの作業は
作曲の苦しみから比べたら
努力と時間さえあれば着実に進むことなので
精神的には百万倍楽になりましたね。

イメージ 4






















あと出発前に練習時間を削って
楽器を調律しないといけないという
またこれもストレスなんですけど。

とりあえず
出発まであと一週間。

初演は抜粋で9月8日
オープニングコンサートで
11日に全曲です

一年

書類の上では
昨日で一年

私の中では
十年にわたる葛藤が
やっと社会的に終結しただけの
たいした意味は持たないものかと思っていましたが
この一年で何と精神的に健康になれたことか。

その数ヶ月前
区役所に乗り込み
総合案内のお姉さんに
離婚届はどこでもらえますか?

問い詰め
焦りながら優しく丁寧に
心配そうな顔で教えてくれた
あの光景が思い出される。

本番前で切羽詰まっていた私は
その区役所に行く
無駄な時間で
どれだけの安心を手に入れたかは
ここで言葉には言い表せない。

紙切れ一枚をもらって
私はもうすっかり安心していた。

だから
それがこうも早く進むとも思っていなかった。

それにしても
この一年
正確に言えば
一年と3ヶ月は
家事に追われ
仕事もままならない



はたからみれば
そうなのかも知れないが

前向きに
忙しい事の
どれだけ
有意義なことか。

まえまでうじうじ考えていた時間を
自分がした努力だけ
いろんな事が進展している。

いままでは一体何だったんだ

とか

無駄な時間だとか

そんな事も考えることも
あほらしい

何かの呪縛から解放されて

ただ

やっと

普通になったなぁ



ふつう

ただふつう



言いたいことを言って
言いたいことを言えて

普通に会話して


楽しいなぁって思える日々を送っています。

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