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阪神、4連勝ならず・・・ |
スポーツ関係
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あなたは、1985年(昭和60年)の10月16日、神宮球場の、大阪の暑い夜を知ってますか? |
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昨日の話題なのですが、どうしても書きたくて・・・ 今朝の読売新聞の一面の写真は、関西独立リーグの神戸9クルーズからドラフト指名を受けた吉田えりさんの写真でした。 その写真の可愛さといったら・・・ 女性プロ野球選手ということで、真っ先に話題になったのが、水島新司原作の野球漫画「野球狂の詩」。 主役ともいえる女子プロ野球選手 水原勇気です。 若い人は、この作品のことを知らないでしょうが、プロ野球漫画史上、予言的な漫画ともいえます。 この作品をあまり知らない人に説明すると・・・ 1972年から76年に、週刊漫画雑誌「少年マガジン」で掲載された作品で、架空のプロ野球球団「東京メッツ」を舞台にしたもので、当初は、単発エピソードごとの短編作品でした。 このため、後の作品しか知らない人にとっては違和感のある設定が多数あります。 水原勇気編ではパリーグになっている「大阪アパッチ」がセリーグになっていたり、岩田鉄五郎が監督を務めていた作品もあります。 この短編時代に登場したキャラクターが、後の東京メッツのナインになっていくのです。 五利監督はもちろん、岩田鉄五郎などのほか、それぞれにエピソード的な作品がたくさんあったのです。 「藤娘」の国立玉三郎、「ジンクス担ぎ」の甚九寿、「ウォッス10番」の富樫、「乞食王子」の金太郎、かつての巨人の名リリーフピッチャー 宮田氏の「8:30の男」を逆手に取った「8:30までの男」立花、「酔いどれエース」日の本など。 そして、短期集中連載の形で、メッツの火浦と阪神の王島の、離れ離れになった双子の物語を描く「北の狼南の虎」で、作品としての完成度が一気にアップする。 (それまでの作品は、矛盾点や時系列がむちゃくちゃで、単発作品として捉える分には良くても、連載としては許容できないもの) ちなみに、水島新司氏は、セリーグは阪神、パリーグは南海(現ソフトバンク)のファンで、野球狂の詩では、対戦相手にもっとも選ばれているのは阪神である。 そして、好評を得た「野球狂の詩」は、いわゆる「水原勇気編」で、完全連載の形になります。 あらすじは・・・ 1位指名されるものと思われていた社会人野球の帯刀を指名せずに、東京メッツが指名してきたのは、まったくノーマークの水原勇気。 帯刀は2位氏名になったものの、納得がいかない。 果たして、水原勇気とは何者か? 取材を進めた新聞記者の山井は、それが女性であることをキャッチし、一気にスキャンダルに発展する。 1位指名のはずが2位指名になった帯刀は納得しない。 水原の元に押しかけ、無理やり投げさせる が、その球は、あまりにも軽い。 絶望感を持ったまま、捨て台詞を残し、メッツの指名も断ろうとする帯刀。 しかし、水原は、獣医になる夢のために、プロ野球入りを断り続ける。 しつこく頼み続ける岩田鉄五郎。 しかし、水原は首を縦に振らない。 水原家の番犬に吠え付かれ、近づくことさえ出来ない。 そこで、岩田は服を脱ぎ、命である左腕を番犬の前にさらす。 番犬と岩田の気迫のにらみ合いは、岩田に番犬がなつくことで決着する。 しかし、水原にはまだ迷いがあった・・・ 「それじゃあ、これが最後のお願いだ。あんたの球を、俺に受けさせてくれ」 と言って、岩田はキャッチャーミットを取り出す。 「国分寺球場(東京メッツのホームグランド)で待つ」 水原はやってきた。 岩田の持っていたキャッチャーミットは、左利き用の特注品。 それを見た親からの説得で、水原はやってきたのだ。 用意されたユニフォームに着替え、ピッチャーマウンドに向かう水原。 水原にこだわり続ける岩田に反発し続けている選手たち、そして、山井、帯刀も見つめる中、岩田に向かってボールを投げる水原。 そのフォームを見た瞬間、帯刀は驚く。 自分に投げたときのフォームはオーバースロー。 しかし、今、水原が投げようとしているフォームは、左腕のアンダースロー。 そこから繰り出される浮き上がりながら鋭く変化する球に、岩田は捕球できずに倒れこむ。 スタンドから見ていた帯刀が、グランドに降りて水原の球を受ける。 「おおきに、水原はん、もうこれで、あんたは自由や」 岩田は、これで水原をあきらめるつもりだった・・・ しかし、 「岩田さん、これからもお願いします」 水原が、指名を受諾したのだ! そして、相思相愛のメッツの指名を拒否しようとしていた帯刀も、「よろしくおねがいします」と・・・ 晴れて、日本プロ野球最初の女子選手誕生となった!・・・はずだったが・・・ (当時の)プロ野球には、「医学的に男子に限る」との規定があった。 このままでは、プロで試合が出来ない。 岩田や五利らは、必死になって説得に回る。 しかし、犬神総裁(コミッショナーではない)は首を縦に振らない。 それでもオープン戦に強行出場させる。 そして、開幕の阪神戦・・・ 選手登録を認められない水原を、なんと先発させる岩田。 無法状態にならんとしている試合・・・その時、犬神が特例として認める。 こうして、水原勇気は、はれてプロ野球選手となる・・・ この後、水原勇気=ドリームボールとなる魔球の開発になるのだが、あまりにも有名だし、ぜひとも原作をごらんいただきたい。 この作品でも、女性では体力的に無理があるとして、絶対的な決め球があり、ショートリリーフなら可能とのことで、「1球だけのリリーフ」としてドリームボールが出てくる。 また、開幕時の阪神の吉田監督は、田淵や掛布らに、水原へのピッチャーライナー攻めをするように作戦を出す。 なぜ、このエピソードを書くかと言うと、吉田えりさんも、左右の違いはあるもののアンダースローであり、アンダースローピッチャーでは例のない「魔球」ナックルボールを操ること、さらに、トライアウト時には、ピッチャー返しへの反応に問題があったとの話がある。 どこまでも、水原勇気と重なってしまう・・・ 漫画の世界、夢が、今、現実となろうとしているのか? まさに、「野球狂の詩」は、予言的な作品である。 ちなみに、「ルーキーは15歳」の「8:30までの男」立花は、15歳の選手であり、当時の労働基準法の関係で、9時以降の労働が認められなかったことが前提ではあるのだが、数年前に阪神にドラフト指名された辻本投手は、当時16歳で、これまた、同様の問題がクローズアップされたのだ。 このときも、やはり「野球狂の詩」が引き合いに出されている。 |
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081011-00000031-nks-base |
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この恨み、必ずクライマックスシリーズで晴らしてやる! |






