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交渉人 真下正義

『踊る大捜査線』の予備知識がなくても楽しむことができるであろう、同シリーズのスピンオフ作品。シリーズ作品でありながらも、客層の垣根が低くなっているのは素晴らしいことだ。TVシリーズから見ている人にも当然楽しめることができ、シリーズの人間関係やリンクネタが踏襲されつつも、本作で更に発展させている。なお、本作では未出演の青島(織田裕二)やすみれ(深津絵里)の存在がセリフで明らかになっている。

警視庁初の交渉人となった真下正義(ユースケ・サンタマリア)が、列車テロリストとの駆け引きが物語の中心となる。この真下のキャラクターは、演じているユースケ本人のキャラクターと相反している抑制された人物として描かれている。自らの交渉術とプロファイグを生かしながら、キャリアである真下がキャリアとノンキャリアとの偏見を持たずに事件解決にむけて捜査を進めているに好感が持てる。この辺りは前作からの設定を引き続き生かしているが、恋心を抱いている雪乃(水野美樹)との恋愛ドラマも本作で描かれている。

この真下の陰となる形で、TTR総合指令長片岡(國村準)や警視庁捜査一課警視木島(寺島進)がテロ事件解決へ向けて大活躍する。自らの卓越した技量と経験をもって独自の捜査・対応を進めていきながらも、要所では真下と協力して事件を解決しようとするプロフェッショナルな姿勢がカッコイイ。このプロフェッショナルな二人のキャラクターが、演じている國村と寺島の二人の役者自身と重なる部分があり、二重三重にカッコイイ男になっている。それでいながら、彼らに意外な一面が披露されるような落としどころもあり、しっかり笑わせてくれる。彼らを始めとして、登場人物たちが自らの専門分野においてプロフェッショナルであり、最善を尽くす姿に大半の人は共感してしまうことだろう。こうした彼らの仕事が重なり合って、事件解決へと結びついていく構成がいい。

さて、この列車テロ事件。現代日本社会を舞台にしている『踊る』の世界観においては、あまりにも現実味がないし、荒唐無稽である。『西部警察』の世界観だったり、ハリウッドアクション映画だったりすれば、事件と物語背景が違和感なく一致するのだけど。まあ、こんなことを言いだしたら、根も葉もなくなってしまうのだから野暮かな。むしろ映画に見合うストーリー展開であると思えば妥当なのだろう。 

それから、テロ事件犯との最終決着が映画の流れをぶち壊しにしてしまった。あのような結末を迎えてしまうと、犯人との対決においての真下の交渉術やプロファイリングが全て無駄になってしまうではないか。交渉課の必要性が最後になって立証されなかったと僕には思ってしまった。どうも『踊る』映画シリーズは、犯人の描写が弱いなぁ。TVシリーズでは丁寧な犯人像が豪華キャストによって描かれていたというのに。今作の犯人像は『あぶない刑事』TVシリーズ最終回から着想を得たのだろうか?

欠点も述べてしまったが、パニックアクション映画としてスクリーンに最後まで目を放すことなく、キャラクターに自らをダブらせながら感情移入をして楽しむことが出来る本作。それでいながら笑いを提供してくれる良質な作品。エンドロールでも趣向が凝らしてあるのでご確認あれ。『容疑者 室井慎次』の予告編もあるよ!

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