映画バカ一代

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ブレイド3

不人気漫画の打ち切り最終回のような、シリーズ完結編。完結編らしい盛り上がりがなく、全体的にドタバタしているうちに映画が終わってしまった印象がぬぐえない。完結編を飾るラスボスとして満を持して登場した元祖吸血鬼ドラキュラ=ドレイク(ドミニク・イーセル)が迫力不足のまま終わってしまった。シリーズの特色であるスタイリッシュなスタイルを貫き通すよりも、昔ながらのアナログ的なドラキュラの描き方をしたほうが迫力が出ると思うなぁ。そのドレイクを倒す最終兵器が、シリーズが築き上げてきた世界観を台無しにしてしまうもので幻滅してしまった。

それでもシリーズの主人公ブレイド(ウェズリー・スナイプス)が大暴れしてくれれば満足できたのだが、最後まで精彩に欠けたままだった。本作が初登場となるアビゲイル(ジェシカ・ビール)とハンニバル・キング(ライアン・レイノルズ)に見せ場の大半を持っていかれてしまっていて、存在感が希薄になってしまった。そのくせプロのヴァンパイアハンターにも関わらず、敵側の単純な罠に引っかかってしまう間抜けぶり。これではブレイド演ずるウェズリー・スナイプスも腐ってヤル気を無くしてしまったことだろう。そのためストーリー展開以上にブレイドが目立たなくなってしまったのではないか。この人は同系統のアクション俳優の中では本作のようなメジャー作品への出演に恵まれているが、スティーブン・セガールほど自分の世界を確立していないし、強いアクを持ち合わせていない。そういった不安から三人を主人公に仕立てたのだろうが、その結果ストーリーのバランスが悪くなってしまった。

マーシャルアーツとワイヤーアクションとCGを掛け合わせたスタイリッシュなアクションは本作でも健在であるが、無理やりシリーズを完結させるためストーリーに時間を割く必要があったためか、シリーズのウリであるアクションシーンが少なくなってしまったのが残念だ。ジェシカ・ビールは立派なスタイルと美貌を持ちながら、彼女自身も見栄えのするアクションを披露してくれたのが良かった。それでいてシャワーシーンが用意されていたのが嬉しい。

シリーズ三部作を観終わっての感想は、シリーズの進行上の都合だけで、死んだり生き返ったりするウィスラー(クリス・クリストファーソン)があまりにも不憫で悲しく思えた。結局、死んでしまうしね…。

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