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バットマン ビギンズ

面白いっ!面白すぎる!!予告編を観て「これは面白くなるぞ!」と期待していたけれど、まさかこれほどまでとは!余りに面白すぎて字幕版を観終わった後で日本語吹替版も間髪いれずに観てしまったぐらいでして。バットマン最高傑作どころか、過去のヒーローアクション映画の中でも有数の出来ですよ、これは!

バットマン(クリスチャン・ベイル)のプロポーションや動きが本当にコウモリのようだった!自らを極限までに鍛え上げた肉体と生まれもっての財閥の跡取りゆえの財力をバックボーンにして「演出とトリック」を生かしきりバットマンとしての強さとカッコよさを支えている。バットマンを形成している最新技術によって作られたコスチュームのなかでも、黒光りしたバットスーツが機能的であると共に彼の逞しさが強調されるような力強さとデザインのカッコよさが素敵だ。そしてコウモリらしくバットウイングで飛ぶ姿は華麗の一言に尽きる!また、バットモービルが無骨なデザインでありながらも力強い無敵の大活躍を見せてくれる。機能も多彩で僕の童心をくすぐらせてくれた。映画に登場する車が欲しくなってしまったのは久しぶりのことでしたよ!スーパーマシンはこうでなくちゃね!

外見的なカッコよさを描いているだけでなく、ブルース・ウェインがなぜバットマンに変身することになったかを緻密に描いている。幼少時にコウモリの大群に襲撃されたことと両親が目の前で殺されたこととが今でも引き続きトラウマとなり、そのトラウマをコウモリに象徴させブルース自らもコウモリに模した超人に変身することにより、自らのトラウマを、悪を倒す原動力としている。そして悪にも自らが受けた心の傷と同様のものを味合わせようとしているキャラクターが、心に闇を抱えたヒーローを象徴していて興味深い。そして、そうしたトラウマと人間としての両親との間で苦悩するブルースの姿が人間臭かった。

バットマン、そしてブルース・ウェインを演ずるクリスチャン・ベイルがハマリ役だといえる。財閥の御曹司らしい甘いマスクはもちろんのこと、『リベリオン』や『マシニスト』で見せた肉体的な演技ができる肉体派の彼にふさわしい。本作では役柄にふさわしい逞しい肉体とアクションを披露してくれる。そして何よりバットマン、大富豪、そしてほとんど見せようとしない素顔のブルース・ウェインといった3つの顔を繊細に演じきるだけの演技力を持っている。こうした全ての要素を兼ね備えたベイルがバットマン(=ブルース)を演ずるのは当然ともいえるし、見事演じきり映画を成功に導くこととなった。

ブルースだけでなく、彼を支える周囲の人物も魅力的だ。豪華俳優陣がバットマンワールドのキャラクターを巧く味付けしながら好演している。父親同様の愛情とブルース家への一途な忠誠心が滲み出ていたアルフレッド(マイケル・ケイン)。自ら開発した最新鋭のテクノロジーを楽しそうに披露しながらも粋な男っぷりを見せるフォックス(モーガン・フリーマン)。二人ともブルースとのユーモア溢れる会話の応酬で楽しませてくれた。両者の余裕たっぷりで楽しそうな演技に凄みを感じました。それにゴードン巡査長(ゲイリー・オールドマン)の腐敗に屈しない善良な警察官としての道徳心を持ち、バットマンに頼り切ることなく警察官としてのみならずゴッサム・シティの一市民としてモノレールの激突を阻止する姿に感動。忘れちゃいけないのが、レイチェル(ケイティ・ホームズ)。両親を殺したジョーに復讐を果たすために彼を殺そうとしたブルースに平手打ちするシーンが印象的でした。

それにバットマンを取り巻く裏社会の住人達も、不気味な存在感を放っていた。ブルースを裏社会の秘密結社“影の軍団”に導いて鍛え上げたデュカード(リーアム・ニーソン)。冷徹ながらも人間臭さを残す指導者振りが手馴れた役柄ゆえなのか見事な貫禄。マスクからはみ出るミミズが不気味なスケアクロウ(キリアン・マーフィー)。予告編でも観ることが出来た「バットマ〜ン」といったセリフを始めとしてサイコな魅力がありました!そしてラーズ・アル・グール(渡辺謙)!出番が少ないものの独特な風貌から異様な存在感を漂わせながら物語序盤の最大の見せ場を彩っている。余談だが“影の軍団”の頭領であることから千葉真一がキャスティングされることがなくてよかったなぁ。これは幅広い意味で!どちらにしろ『KILL BILL』に同じコンセプトと役柄(服部半蔵!)で出演しているのでそんなことはないだろうけどね。ちなみに日本語吹替版での渡辺謙の英語台詞は本人ではなく他の声優さんが吹き替えてましたぁ(苦笑)

この映画の中で描かれているテーマや舞台背景には現代社会に通ずるものが多数ある。この映画の核の一つとなる、ブルースを始めとする各登場人物の復讐についての価値観には考えさせるものがあった。他にも「犠牲がないと社会は動かない」とか「正義と悪の戦いはイタチゴッコ」とか、「人間は中身ではなく行動だ」といった主張がメインストーリーの中に組み込まれながらも決してその主張のみが浮き上がることなく観客側に響いてくることだろう。世界観を表しているゴッサムシティ(シカゴがモデルとか)の街の風景にも注目だ。

ヒーローのカッコよさを維持しながらも、アクションシーンや特撮にもこだわりが沢山。ドラマ部分も人物像から舞台背景にいたるまで重厚な仕上がりであった。その上、豪華俳優陣も華やかであるだけでなく、キャラクターを生かした上で自らの持ち味を生かした演技を見せてくれた。これぞ娯楽映画!これぞヒーロー映画!だ。この作品を作り上げた監督クリストファー・ノーランの仕事も「演出とトリック」に支えられていて見事でした!続編を同キャスト・スタッフで観たい!!

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