映画バカ一代

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逆境ナイン

大満足!!映画本編にも大満足させてもらったが、『逆境ナイン』という漫画作品が実写映画化されたこと自体に大満足している!マニア受けこそしているものの、一般層には知名度が低い「炎の漫画家」島本和彦の手によってマイナー漫画月刊誌で連載された漫画作品が、15年の時を経てまさか本当に完全実写映画化を果たすとは…まず、この事実に感動!

原作は全編を通して異常なまでの熱気に包まれていて、あまりの熱気ゆえに読んでいるうちに根拠のない自信と力を漲らせることのできるほどの凄さを持っているほどの作品。僕も二年前に初見して以来、この『逆境ナイン』に惚れ込んでしまった!そのため、その凄さをどこまで映画として演出することができるか注目していたが 、監督の羽住英一郎を始めとした製作スタッフは原作の素晴らしさを十分に理解した上で、原作のストーリーを凝縮しながらも忠実であり、そして作品の素晴らしさをわかりやすく引き出している。ストーリーを知り尽くしている僕でも、地区大会決勝での展開には大爆笑してしまったし、そして112対0の逆境から這い上がり逆転勝利しようとする不屈闘志(玉山鉄二)の姿には感動した!

ただし本作は原作と比較すると、熱さと濃さは幾分か抑えこまれている。同時にそうした要素が本来生み出す笑いの部分も原作では大爆笑になるところが、本作では普通に笑えるぐらいに収まっているシーンが多い。しかし、こうした演出は製作スタッフによって意図的になされたものであろう。全てにおいて原作に沿った形で忠実に映画化したら、『逆境ナイン』または島本漫画に免疫のない人たちが作品から発する熱気に追い付いていくことができず、本作の素晴らしさと爆笑できる場面で爆笑することができずに映画から脱落してしまうことだろう。その分、ギャグと青春部分が前面に出されているので誰でも気持ちよく笑うことが出来るし、それによって『逆境ナイン』という作品の持ち味が失われていることもない。
 
また、不屈闘志を演ずる玉山鉄二を始めとして主要キャストの好演も見逃せない!原作漫画の不屈から「やる気パルス(映画未登場)」を受けているためか、不屈の熱い魂とその魂の底から発する炎の言霊(名ゼリフ)の熱血ぶりが、不屈自身が乗り移った熱い演技をみせてくれる。もちろん時折みせるヘタレっぷりや、お調子者で思い込みの激しい性格までしっかりと引き継いでいる。不屈が恋心を寄せることになる月田明子は、原作本来の明るく天然ボケでありながらも気が強い一面のある性格と、映画未登場である桑原真美子の可愛さと一途な思いをもった女らしさと強さを持ち合わせた性格といったお互いの長所がそれぞれ絡み合わさった無敵(?)ヒロインになっている。演ずる堀北真希のルックスと初々しく可愛らしい演技によって可愛さ全開だ!てゆうか堀北真希カワイイ☆

そして藤岡弘、の校長は、役柄を超越した圧倒的な存在感と迫力を全力投球のサムライ演技によって十二分に発揮している。冒頭の「廃部だっ!!」の一言から始まり、不屈でなくても圧倒されてしまう物凄さ!でかい(笑)主人公の不屈以上にこの作品の世界観を象徴する人物として君臨している。俳優のキャラクターを生かした絶妙なキャスティングとそれに応えた藤岡弘、のアンサンブルに拍手!またサカキバラ・ゴウは原作での何事にも強引な熱血教師とは異なり、普段はすっとぼけていながらも、ここぞという時には格言で締めるカッコよさと少しずれた面のあるキャラクターとして描かれている。扮する田中直樹の個性と、不屈と校長といった熱血キャラクターが既に存在していることを考えるとこうした変更点は妥当であり映画に程よいバランスを保っている。

原作で描かれていながらも映画で登場しなかった名シーン、名ゼリフ、名キャラクターはまだまだ多数存在する。そして地区予選を勝ち抜いた全力学園には甲子園が待っている!甲子園大会での激闘を描いた原作でのエピソードは、映画続編のために残されていることに間違いない!「負けるな!」と書かれたモノリスが宇宙空間を漂い地球に向かおうとしている事実が、続編となる甲子園編の存在を示唆している。この甲子園編において、これまで描かれなかったエピソードや不屈一家を始めとする登場人物、そして不屈による新たなる炎の言霊が披露されることであろう。ストーリー展開も去ることながら、本作において作品独特の熱気に免疫もついたことと思われるので続編は全力を持って熱く濃い作品として製作されることは確定。そして本作以上に爆笑し、感動のあまり号泣できることを期待!そんな甲子園編が早く観たい!!

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おお〜 ますます原作が読みたくなりました。15年も前の作品なんですか。そうそう。さらなる期待は甲子園編!優勝は間違いないだろうから、(期待しすぎ?)どんな全力っぷりのうえの勝利かものすごくたのしみです。まさか、こち亀映画みたいになりはしないだろうけど。。 削除

2005/7/6(水) 午前 6:23 [ tiani ] 返信する

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TBありがとうございます。昨日、原作本1巻を購入し読みました。登場人物とそれにまつわるエピソードが削れているだけで、映画版のストーリーと原作の大筋の流れは同じなんですね。 削除

2005/7/6(水) 午後 7:22 [ syrup13g ] 返信する

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TBどうもです。 甲子園編でぜひ無敵との闘いもみたいですが、そうなるとハギワラが登場しないとダメですねー。 削除

2005/7/7(木) 午後 10:51 [ メルブロ ] 返信する

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>tiani様 はじめまして!コメントありがとうございます。 原作漫画はハッキリいってオススメです!読んでいてホント元気になれますよっ。 >syrup13g様 いえいえ、こちらこそありがとうございます! サカキバラの格言ひとつ加えるだけで物語に厚みと更なる意味合いが追加されるんですけどねぇ…。作品と格言の熱さにココリコ田中もダウン寸前だったとか(笑)

2005/7/10(日) 午前 0:09 [ donpachi ] 返信する

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はじめまして!お越し頂きありがとうございます。すごいボリュームのサイトですねぇ。これは読み応えがありますわ(^^)いろいろ読まさせていただきます。TBさせていただきました。 削除

2005/7/14(木) 午後 9:39 [ syobayashi_cinema ] 返信する

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はじめまして。TBありがとうございました。 甲子園篇もあるんですか!しかも「やる気パルス」とか、すごく面白そうですね〜。 今度立ち読みしてきます! 削除

2005/7/14(木) 午後 10:02 [ ミチ ] 返信する

>メルブロさま 無敵、ハギワラ…タマテツに引き続きイケメン俳優が勢ぞろいしそうですね!女性ファン悶絶必至!?女性陣では安藤先生の登場を希望(笑) >syobayashi_cinemaさま いえいえ、まだまだ駆け出しでございます。これからも喜んでもらえるような内容にしていこうと思います!こちらこそTBしていただいてありがとうございます! >ミチさま 全巻購入してイッキミしてもお得ですよ(笑)サカキバラは映画以上に熱いし、王や長嶋のそっくりさんがナインにいたりして賑やかで濃い漫画になってます!

2005/7/14(木) 午後 11:12 [ donpachi ] 返信する

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TBありがとうございます。 自分は原作を読んだことが無いのですが、この映画以上に熱いと聞くとすごく読みたくなります。 藤岡弘、のビーチでのはしゃぎっぷりが印象的でした。 続編の甲子園編、是非作ってもらいたいですね。(野球部の監督はサカキバラが再就職するのか気になります。)

2005/7/15(金) 午前 9:06 [ h_m*55 ] 返信する

>h_m_55様 サカキバラのその後は原作でも触れられていますが、あえてそれを破ってくるのも僕としてはアリだと思っています!あと原作はオススメですよっ!今から僕も読み返してみようかと思うぐらいに(笑)。

2005/7/17(日) 午前 2:41 [ donpachi ] 返信する

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TBありがとうございます。こちらからもTBさせていただきました。僕は原作を読まずに劇場に足を運んだ方に属しています(笑)。他の映画を見に行ったときに予告編からも醸し出される『熱さ』に魅了されて、「こっ、これは是非見なければっ!!!」と一瞬で虜になってしまいました。こちらの記事を拝見して「これは、原作もよまねばっ」とさらに『逆境ナイン』にはまっている自分に気が付きました。きっとDVDが発売されたら買ってしまうんだろうなぁ…。また、おじゃまさせていただきます。 削除

2005/7/20(水) 午後 10:52 [ アンパン ] 返信する

>アンパン様 原作者の島本和彦曰く「映画を観てから漫画を読んだほうが『逆境ナイン』の世界がより深くわかりやすく理解できる」とのことです(笑)ぜひぜひ原作漫画を読まれることをオススメします!サカキバラによる偉大なる先人の言葉もバリエーション豊かですし。お越しいただきありがとうございます!

2005/7/21(木) 午前 0:42 [ donpachi ] 返信する

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トラックバックありがとうございます。 ほんとに面白かったですけど、レビューも負けずに熱いですねぇ〜〜〜。 しっかし、映画観てこんなにへとへとに疲れたのは初めてです! 削除

2005/7/27(水) 午前 0:40 [ まりりん@ ] 返信する

>まりりん@様 レビュー熱かったですか!僕としては光栄です(笑)112対0のスコアを逆転勝利する試合を日が昇るまで見届ける疲労感というのは、これぐらい疲れるものだと考えるとこの疲労感は妥当であると思えるようになりますよ、多分(笑)

2005/7/28(木) 午前 2:02 [ donpachi ] 返信する

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TBありがとうございます。 おバカな映画なので観る方も全力でバカしました。 112対0なんてイーグルスみたいな成績ですね。 それも含めて楽しかったです。 監督&校長最高! 削除

2005/7/30(土) 午後 10:22 [ 健太郎 ] 返信する

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TBありがとです。 原作、めちゃめちゃ気になりました。でも見つからないんですよね…。 なんとかして読みたいっす! 削除

2005/8/1(月) 午前 0:45 [ chishi ] 返信する

>健太郎様 イーグルス!気がつかなかったですねぇ。この映画と原作漫画は時代の先端を走っていたということになるのでしょうか(笑)。僕にとっても全力でバカできる貴重で幸せな映画でした!

2005/8/3(水) 午後 8:23 [ donpachi ] 返信する

>chishi様 原作は映画化に合わせてサンデーGXコミックス(小学館、全六巻)にてメデタク復刊致しました! 暑さと濃さは映画以上です!連載当時を振り返るあとがきまんがにも注目してみると面白いですよ!なおワイド版とあとがきまんがの内容が異なっていますので、見比べてみるといいかもしれません。ただワイド版は廃刊なので入手困難です…。

2005/8/3(水) 午後 8:33 [ donpachi ] 返信する

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