☆マハラジャ君とマハラニちゃん☆

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大震災以後どうにもブログを書く気になれず、ダラダラ更新になってしまっているのだけれど、本日母親より届いた荷物の中にたくさんの地元新聞の切抜きが入っていた。

すべて大震災に関するものであり、大津波を見た、大津波に巻き込まれたけれど生き延びた、という方々の手記などそこに書かれているものから想像される光景は、これまでニュースに出てきたようなものよりも確実に域を超えている。

そのうちの1つ、大津波に巻き込まれた幼稚園ばバスの記事を、載せようと思う。
(できるだけ多くの人が読んでくれるように祈っているので転載可にしてあります)

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*** 宮城県山本町の私立XXX幼稚園で、園児51人を乗せ、園庭に止まっていた幼稚園バス2台が津波に襲われた。43人が助け出されたが、園児8人と職員1人が死亡した。
鳴らない防災無線、津波への警戒心の薄さ、濁流がなだれ込んだバスの車内では、懸命の脱出劇が繰り広げられた。***
イメージ 1



園によると、午後3時ごろ(マハラニ:地震が起こったのは2時46分である)、職員らが園児51人を園庭似に避難させた。
木造2階の園舎は余震で危険と判断した。

同15分過ぎに雨が降り出し、園児を大型、小型のバス2台に乗せた。津波は、そこに突然押し寄せた。
園児33人が乗った大型バスは津波に流され、正門の塀にぶつかって止まった。
園児18人が乗る小型バスは100mほど離れた民家まで流された。

大型バスには職員5人がいた。濁流は天井近くまでに達し、園児はぷかぷかと浮き沈みし、パニック状態に陥った。
職員によると、濁流との格闘は壮絶を極めた。
ドアを開け、職員1人が屋根に上がった。
他の職員が車内から園児を持ち上げ、23人を屋根に脱出させた。園児1人が流され、職員が泳いで抱きかかえて救出、のぼり棒につかまり水がひくのを待った。

別の職員は「車内に取り残された子がいないか確認した、もういないよね、いないでね・・・。祈るような気持ちで水中を探ったら、2人のリュックに手がかかった」と言う。

2人を引っ張り出しがれきにしがみついた。
屋根に上った職員は「子供達を助けなきゃと必死に引き上げた」と涙で振り返る。救出及ばず、7人が行方不明になった。

職員2人が乗った小型バス。水を飲み衰弱した園児1人と、救出で力尽きた職員1人(49歳)が死亡した。


大型バスの園児は園舎2階で、小型バスの園児は民家2階で、それぞれ夜を明かす。

「娘が戻らない」。11日午後午後8時過ぎ、団体職員Aさん(33歳)は、長女Zちゃん(5歳)を探し園を目指した。
周囲は真っ暗。携帯電話の明かりだけが頼り。瓦礫を越え腰まで水に漬かって午後9時頃園舎にたどり着いた。
「Zはいますか」、Aさんは尋ねた。「いません」。職員が首を振る。
Aさんはもう1台の小型バスのことを聞き望みをつないだ。

民家にたどり着き、再び尋ねた。「Zはいますか」、Aさんは尋ねた。「すみません。いません」。
返答にAさんは泣き崩れた。震えが止まらなかった。

民家2階にはなくなった園児1人と、重体の園児2人を寝かせた部屋があった。Aさんはいてついた部屋で2人を温めて看病した。
「この子がZだったら・・・」。 他人の娘を、わが娘のようにいとおしく感じた。

Zちゃんは数日後、遺体で見つかった。


今月14日(マハラニ:この記事が載った新聞の発行日は不明だが、5月のものと思われる)、園児8人の遺族への2回目の報告会が町内で開かれた。
「なぜうちの娘を助けてくれなかったのか。」

一人娘Gちゃん(5歳)をなくした父親のFさん(43歳)は4月の報告会で園側に怒りをぶつけた。
今は違う思いも抱く。
「先生方だって必死だったはず。情報を収集して津波から避難ができていれば、誰もが悲しい思いをせずに済んだ。それを教訓にして欲しい。」

園によると、近くの町の防災無線は警報が鳴らず、避難を呼びかける広報車も来なかったと言う。職員の1人がラジオで大津波警報を知ったが、全員に伝わらなかった。

海岸から幼稚園までは約1.5キロ。園は地震や火災の避難訓練は年3,4回行なっていたが、津波の避難訓練は一度もしたことがなかったという。

P園長(52歳)は涙を流し、悔やむ。
「津波への警戒心が足りなかった。それが最大の過ち。あの子達のことを一生背負って生きていく」


(以上、小島直弘氏、河北新報より一部訂正して抜粋)

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3月11日の大震災による大津波は、海岸エリアにいる人達ですら予想外だった人が大勢いる。
子供を亡くした親の怒りはもっともであろうが、記事からはこの幼稚園の職員の方々は園児救出に全力を尽くしたのだと読み取れる。
それでも全員の救助は不可能だった。

この件だけでなく、この大震災と大津波で本当に本当に多くの方がなくなった。3ヶ月になろうとする今だってまだ避難所暮らしの人々、自分の家にいれてもあの日をを境に状況が一転してしまった人も東北だけでなく関東の一部にいる。

この大津波が起こった原因はあの大震災、つまり”自然”である。
これだけ多くの人が傷ついているのに、誰を責めることも、何を責めることも不可能だ。相手は”自然”なのだから怒りのやり場が無い。
そして、そんな中でもそれでも人間が唯一責められるものといえば、それは皮肉にも人間自身なのだ、 とこの園長さんの最後の言葉を読んで思った。

閉じる コメント(10)

私の住んでいるところには津波は来ませんでした。
でも、次男は地震の時この新聞記事と同じように幼稚園のバスに乗って幼稚園の前にいる時刻でした。
地震当日は偶然迎えに行く予定だったので地震直後幼稚園に到着しましたが、幼稚園の先生たちも情報が無く玄関先で立ち尽くしている状態でした。
次男の幼稚園に津波が来ていたら…私も何度も考えてしまいました。
そのため余震が続いている中、次男を幼稚園に数日行かせる事が出来ませんでした。
亡くなった子どものご両親も幼稚園の先生方も気持ちをぶつける所が無いでしょうね
傷ついている方みなさんが前を向いて進んで行ける様に祈るばかりです。

2011/6/2(木) 午後 2:07 [ yuumi ]

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yuumiさま>こんにちは、コメントありがとうございました(゚▽゚*)♪
私の実家にも津波は来ませんでしたが、同じ東北、同じ県が悲惨な状況になってしまった事実を全てを映していないテレビでみるだけでもつらかったですし、今でもそうです。
でもそんなことしても何にもならないので、復興にいろいろな形で貢献して行きたいと考えています^^

2011/6/2(木) 午後 2:27 Maharani

こういう話を地元のひとに伝えたくて、先日の復興イベントで長男に英語でスピーチさせました。内容は、学校帰りに避難所に逃げて助かった小学生の話で、友達はみんな親が迎えに来たけど、迎えに来ない子供がいたというような話です。震災孤児ですね。
たくさんのかなしいお話があるんだとおもいます。
本当に、本当に切ないです。

2011/6/2(木) 午後 8:28 [ 雲子 ]

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はるいっとさま>長男くんの大得意のスピーチで伝えたのですね!ケアンズの人達に伝わってそれが豪全体に広まればいいなぁ。
私ももっとたくさんのことを日本の外の人達、日本の中でも地震の影響がほとんどなかった地域の人達につたえたいんですけど、今のところはフェイスブックかこのブログでくらいしかできません。
でお、伝えたいという同じ思いがある方がいるとわかってとてもうれしかったです

(゚▽゚*)♪

2011/6/2(木) 午後 8:38 Maharani

当日の悲惨さが、伝わってきます。
本当に突然にやってきた、大震災。
被災地の方々は、本当に大変で辛い思いだったでしょうね。
涙なしで、読めませんでした・・・この記事。

がんばろう、日本!に「ポチ!」

2011/6/3(金) 午前 1:18 ニーあん

「人間が唯一責められるのは人間自身だ」深い言葉だと思います。激しく同意します。
河北新報はいいっすね。
日本のテレビなんか見てても何も分からないと思います。
(と言うか違う方向へわざと問題をずらしてるようにさえ見える)

2011/6/3(金) 午前 7:08 Ganesa

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子どもを亡くしたご両親も、園児を救えなかった先生方も・・・なんと言っていいか分かりません。辛かったでしょう、なんて言ってもとても軽く聞こえて。
今はもうこの話題、スペインでは全く取り上げられません。一部には「金持ちの国だから、もう大丈夫でしょう」くらいに思っている人もいるんじゃないかと思うくらい。
日本は辛い話とか映像に対する規制がものすごく厳しいけれど・・・もっといろんな人に知ってもらいたいなと思います。

2011/6/3(金) 午前 7:15 ピント

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にーあんさま> ポチをありがとうございます^^ 地震のすぐあとからCMなどでもいわれているように、ほんとうに頑張ろう日本ですよね。すでに頑張っているけど、継続して頑張ろう!の意味での頑張ろうです^^

2011/6/4(土) 午後 7:33 Maharani

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ガネーシャさま>激しく同意をありがとうございます(「激しく同意」ってちょっと(゚m゚*)ププッしてしまいました、でも本当に嬉しいです)。
河北新報は確か、仙台を本社として東北での新聞だったと記憶しています。
今のテレビは震災を忘れたかのように首相下ろしにしか執着しない政治家達の話ばかりで本当にため息が出ますね。原発のこともそうですが・・・

2011/6/4(土) 午後 7:36 Maharani

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ピントさま>今度はこっちでこんにちは!!! →これ私達2人しか意味わからないでしょうね(爆笑)
最後の文章ごもっともです。私もそう思います。でも、テレビ局とかで放送を使うかどうか見分ける部署の人達があまりの悲惨さに精神的に弱ってきているみたいな記事を1,2ヶ月前に見ました。

日本が金持ちの国なのは、戦後のことだけでいまとなってはもう過去形なのに、それでもやっぱりお金持ちと見られてしまうのですね・・・

2011/6/4(土) 午後 7:39 Maharani


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