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時は明治、岡山の遊郭で醜い女郎が寝つかれぬ客にぽつり、ぽつりと語り始めた身の上話。残酷で孤独な彼女の人生には、ある秘密が隠されていた……。岡山地方の方言で「とても、怖い」という意の表題作ほか三篇。文学界に新境地を切り拓き、日本ホラー小説大賞、山本周五郎賞を受賞した怪奇文学の新古典。 岩井志麻子 『ぼっけえ、きょうてえ』 角川書店 岡山弁が好きです。
岡山の友人が多いのと、岡山の友達はかなり面白い面子が多いからです。 でも、この『ぼっけえきょうてえ』はすごくすごく泥の匂いと汗の匂いとタンスの奥の匂いがする小説で そして恐いというよりは「うわっ。いやだなー。」と顔をしかめてしまう内容でした。 でも、前編に亘って岡山弁で書かれているのでその響きがオブラートの役目を果たしてくれます。 |
★読 書★
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瀬戸内海に浮かぶ小さな島に 一台のヘリコプターが舞い降りた。 観光開発会社を経営する男とその秘書は、この島を丸ごとレジャーランドにする思惑を秘め 下見に来たのだ。二人はMMMという島のセラピー施設に治療という名目で入る。 しかし、そこにはすでに女二人、男一人の患者がいた。 五人は『クライアント』と呼ばれ、翌日から施設で治療が始まる。そして、想像を絶する驚愕の物語が幕をあける・・・。 (帯より) 中島らもが構想14年執筆1年半で作り出した本書は、読む者を恐怖で震わせる。 話の3分の2は中島らもお得意の格闘技や不条理なギャグの話に占められている。 残り3分の1が息もつかせぬくらいのスピードで進む。 B級ホラーを書きたかったという作者が、戯曲から小説に書き直すまでには相当な時間を要したという。
wifeとの共同作業で出来上がったこの作品は、ホラーではあるけれど中島らもの『人間』に対する温かさが隅々に感じられるそんな作品です。 |
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初めて読みましたが、何とも言いがたいです。この人の作品は。 テイスト的にはおそらく下妻物語と似ているとは思うのですが。。。 映画「下妻物語」に感動した日から、早いものでもう1年も経つのです。 それほどまでに感動を覚えた下妻物語ではあったものの、原作者の作品を漸く読みました。 野ばらさんの文章は非常にやわらかい。でも、決してTOO SWEETではない。 そして、一筋縄では読みきれないTOO HORIBLEな部分もあります。 読みやすいので一気に読み終えましたが、夢に出てきそうな強烈さも持ち合わせていて、でも、強烈な中にも非常に共感できる話です。 「人は外見では決められないって言うけど、私は違うと思う。ロリータの格好をしている女の子でかわいいものが大嫌いなんて女の子はいないでしょ?」 「私は決して付き合う相手に自分の趣味を押し付けようとはしないけれども、決して相手に合わせて自分を変えるなんて事はしない。」 とか、うろ覚えのヒロインの言葉ですが、何気なく疑問に思っていた事が解決した気分になりました。主人公の世界観もとても素敵です。
読みやすいサイズなので是非。 |
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殊能 将之 (著) 文庫 講談社 |
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山崎豊子さんは1924年大阪生まれ。 |





