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zazazazazaという音が右の方かやってくる。
遠くから。
段々とその音が大きくなり、
見えない大きな塊が僕の目の前をブンッという音をたてながら通り過ぎ
左側へと抜けていく風の息。
音が遠くへ行くと、しばらくの間の静寂がやって来る。
僕は次の塊がやって来るまでに珈琲を淹れた。
お湯は現地で沸かさず保温水筒で運び
豆はミルで挽かずドリップバックを使った。
松風の音ではないが、水筒からドリップパックへお湯を注ぐ時のトクトクという音がやけに気持ちいい。
そしてキリマンジャロ豆の香りが僕を包み
保温のための蓋をカップにするまでの数分間それを楽しんだ。
zazazazaza
次の風の塊がやってきて、また通り過ぎていく。
静寂が戻ると僕はコンビニで買った大福の包みを開け珈琲を啜った。
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山のこと
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2月4日、西丹沢は天気予報では晴れの予報であったが、林道を外れ登山道になって間もなくしたら小雪がチラつきはじめる。
壇蜜より小雪の方がタイプなんだよね〜、なんて下らないことをブツブツと呟くも、帰宅して風呂に入った後はハイボールではなくビールを飲もうと決めていた。
林道を外れ登山道に入ると雪は脛くらいの深さになる。
沢沿いの道は暗くトをレースが一本だけあった。
そのトレースも何度かルーファイしながら進んだであろう形跡を残しながら続いていた。
前を歩いているのは4〜5人といったところか。
時々現れる動物の足跡を見つけては立ち止まるのと、仕事疲れが抜けていない体での足取りでは一向に前へと進まない。
大休止しようと決めていた避難小屋に昨晩泊まったというパーティーとすれ違い、その避難小屋に着いたのは登山道を歩き始めてから2時間経ってからだった。
休憩した後も小雪がチラつき視程も良くない。景色なんて見えやしないので、11時まで登って引き返そうと思った。
雪は膝くらい、深いところでは腹まで埋まる。
薄暗く黒と白の世界。
小ピークと小ピークを繋ぐ鞍部には何年か前に歩いた時よりも大きな雪庇が出来上がっていた。
11時を青いスント時計が知らせる。
GPSで現在位置を確認すると今日の目的地まで30分で到達できそうな距離だったのでそのまま登り続けた。
目的地には数台のテーブルがあるはずなのだが、そのほとんどが雪に埋もれて何処にあるのか分からない。
一台だけテーブルの天板が雪の上に浮いていた。
股下くらいある雪をかき分けながらそのテーブルまで辿り着き、
薄っすらと積もった雪を払うと乾いた板が出てきた。
雪の上に浮かぶ筏のようなテーブルの上で雪を観ながらサーモスの山専ボトルに淹れておいた珈琲とコンビニで買った大福を頂いていると、少しづつだけど辺りが明るくなってきた。
一息いれて山を下り始めると目の前が急に開け、山肌の木々には白い花が咲いていた。
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3月に武尊山に登ったきりで、山らしい山には登らず海らしい海を漕ぐことなく
いつの間にかゴールデンウィークに突入した2017年。
大型連休に突入、連休後半は5連休出来そうかな、今年は雪のあるあの山に登って雪山の締めにするかな、それには足慣らしが必要だね、しばらく山歩きしていなかったからねって、っていうことで何時もの丹沢大山に半日登山に行ってきたわけです。
んでね、ただ登って降りるだけじゃ面白くないので、天辺で珈琲でもいただいてこようかと思ったわけです。
珈琲を天辺で頂くなんて毎回やっていることじゃん、と思われたことと思われますが、今回はちょっとちがうのです。
どう違うかというと、天辺でお湯を沸かしドリップして珈琲を淹れるというものです。それ程珍しいことではないんですけど。。。
今回の大山つうか今回も大山なんですけど、ケーブルカー終点にある阿夫利神社の下社の地下には湧き水が湧いていてその水を汲み天辺でその水を沸かし、ドリップしようというものです。
もっとも、テント担いでの山行にはいつもドリップバックをもって行っては、水場の湧き水や沢の水を沸かして珈琲を淹れているのであんまり代わり映えしないのですが、日帰りの山歩きの時は時間短縮のために鮮度が落ちるのを覚悟で予め保温ポットに珈琲を詰めて山歩きをしています。
2年前の夏だったかな、越百山からの下山している時に珈琲アドバイザーの青山孝平さんと少しだけお話する機会がありまして、彼がYouTubeで配信している「山と珈琲」という動画が何ともいい具合に気が抜けていてよいんですよね。
この動画に影響されて、日帰りでも山で珈琲を淹れてみようという気になったわけです。
良い天気、夏日になるとの予報だったけど気温が上がる前の山頂は快適でした。
んで、湧き水を沸かし、安物のドリップバックで淹れた珈琲を、大福をお茶請けにして美味しくいただきました。
が、連休中日より後半の所謂5連休に仕事が入り、僕のゴールデンウィークはこの半日登山で終わりましたとさ。
もうヤケッパチだ、地球に八つ当たりしてやる〜〜〜。(笑)
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