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先日テレビで「マトリョミン」という楽器が紹介されていました。
ロシアのマトリョーシカという人形の中に、これまたロシアで発明された
テルミンという電子楽器が内蔵されているものです。テルミンはロシアの
テルミン博士が発明した楽器で、手のかざし方で音階を変える不思議な楽器
です。この楽器の特徴はビブラートが自由自在にできること。逆にいえば
ビブラートを効かさないと単調な発振音が出ているだけという、簡単な様で
非常に難しい楽器です。
http://youtube.com/watch?v=zvCrZSM3F2Q&mode=related&search=
ちなみに上記で演奏している女性が、テルミン奏者の第一人者でテルミン博士の
恋人と言われている人です。
テルミンを取り入れた曲の中でも有名なものは、ビーチボーイズの
"Good Vibrations." や、刑事コロンボのテーマソング等があります。
http://youtube.com/watch?v=dEGmd-3Gg-s
http://youtube.com/watch?v=w6XnojUf_nA
テルミンは楽器の性質上、スタッカートのような句切れのよい音を出すことが
苦手で、スラー、タイのような音階をスライドしていく旋律が得意です。しかも
ビブラートさせながらスライドできるので、これがうまくできると他の楽器では
奏でられないような心地よいメロディを奏でることが可能です。私的には、
タイスの瞑想曲はテルミンで演奏するといい感じじゃないかなって思います。
映画「テルミン」ではこの楽器の魅力を、余すところなく感じることができます。
と、いうことで私、先週この「マトリョミン」買いました。製造しているのは
マンダリンエレクトロンという愛知県の会社で、値段は4万5千円弱。高いか
安いかはいかに上達するかにかかっているといっても過言ではございません。
というのもこの楽器、誰でも音が出せるのですが、手をかざして出るのは発振音です。
コイルが発生させる電界に導電体である手をかざすことによって発振周波数を変化
させるという、電子実験の延長線上のような楽器なので、単純に手をかざせば
単純に発振音を発するということです。
ここで、現役あるいはOBのエレキ少年はふと思うことが・・・。そうです、この
音は学研の電子ブロックを使ったことのある人はよく聞いていた音です。電子ブロックの
操作マニュアルの回路集の中にある、発振音を作る実験とかいうページの回路を組めば
こんな音を作ることができます。
ということで、この「マトリョミン」の極意は、この発振音をいかに振るわせて、
正確な音階を出してメロディを奏でるかということになります。現実に私が最初に
このマトリョミンを演奏(?)した際に嫁は、
「うるさいねぇ、その楽器。」
と、一言。雑音にしか聞こえなかったようで・・・。
とにかくチューニングは難しい。バイオリンのチューニングを空間で行うようなもの
ですから。こんなビミョーな楽器がマトリョミン。エレキ少年には興味津々の楽器かも。
もっとも、本家のテルミンは音階と音量を両手でコントロールするので、さらに奥の
深い演奏のできる楽器です。私はこのマトリョミンをマスターすることができるでしょうか。
・・・もう現時点で答えが見えているような気もしますが・・・
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基本的にはマトリョーシカの部分はロシア製なので、外見だけのイミテーション的な雰囲気ではないところが「買い」です。ロシア製の人形の中にロシアで発祥した楽器が組み込まれているところに惹かれます。プラクチカのカメラを手にして東ドイツの情景を想いうかべるような、いわゆるマニア心をくすぐる「楽器」です。
2007/10/17(水) 午前 10:56 [ 泰司楼 ]
私も知人から詳しく聞いたことがあります。
とても不思議な音色ですね・・・☆彡
2007/11/1(木) 午後 3:12 [ - ]
指先のストロークの変化に対する音階の変化量が大きすぎるため、チューニングが難しいのが最大の難点です。体の姿勢を崩しただけでチューニングがずれてしまいます。まだまだコツがつかめません。
2007/11/6(火) 午後 5:32 [ 泰司楼 ]