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相変わらずの思い出し投稿で恐縮です。
今日から年末にかけて、そばの話題で何話か綴ろうかと思います。
蕎麦春秋という雑誌があります。そばのことを知る上では大変興味深い
記事が掲載されており、手打ちそば愛好家には欠かせない雑誌とも言える
でしょう。でも、雑誌からでは味や風味は伝わってきません。やっぱりそばは、
味わって感じるものと言って間違いはないでしょう。
蕎麦って投機的な農産物なんです。博打のような農産物。
まず種まきは耕した畑にばら蒔き。蒔いた瞬間から鳥に食べられます。
蕎麦の種が少ないと雑草の成長に負けちゃう。だから鳥に食べられる分も
見越して、大量にばら蒔くんです。で、見事雑草に打ち勝てば、そばは
成長します。でもばら蒔きして発芽した種は、畑に根ざしていない。
だから発芽直後に大雨が降れば、そのまま流されておしまい。
もう一度種蒔きです。まあ、大雨だって種蒔き直後を狙って降るような
意地悪ではないですから、何度か蒔けば畑には根ざします。
温暖な時期であれば蕎麦は育ちます。ウチのそば屋の畑に蒔いた蕎麦は、
日当たりが悪いせいか、5月に種蒔きして9月に花が咲きましたが、
ふつうはそんなに成長が悪いことはないでしょう。でも成長中の蕎麦の
大敵は強風。蕎麦はイネ科の植物で茎がストロー状なので、強い風が吹くと
茎が折れちゃうんです。結実する前に茎が折れれば一巻の終わり。全滅です。
結実した後の茎折れは収穫にはなるけど、落実した蕎麦の実は回収不可能。
収量が減ります。
だから蕎麦の収穫量は年によって乱高下。今年は長野で平年比の2割減。
玄蕎麦の相場は1割から2割高騰しています。去年も凶作なので、そば屋も値上げ。
最近では全国版のニュースにもなりました。今年の不作の原因は初夏の雨続き。
去年の不作は台風。まさに博打作物です。
4年前は豊作で、欲深き業者達が投機的になりすぎて大暴落。長野産の玄蕎麦が
輸入物より安くなっちゃったっていう大ゴシップもありました。
こういう投機的な作物だから、そばはまやかしの食べ物なのです。そば通を自負して
いながら5割そばも二八そばも十割そばも区別できない人なんて、ざらにいます。
かく言う私も、多分二八そばと十割そばの区別は完全にはできないでしょう。
本話のキーワード。そばはまやかしの食べ物。続きは次回です。
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