5/3(木)劇場鑑賞券をいただき、観てきました。
巷では、いくつかのシーンで吐き気や嘔吐などの症状が出た方がいらっしゃるそうで・・・。
私はどうかな?と心配しましたが、全然大丈夫でした  (ニブイから?!)
ストーリー
遠い昔、言葉は一つだった。
神に近づこうと人間たちは天まで届く塔を建てようとした。
神は怒り、言われた。
”言葉を乱し、世界をバラバラにしよう。”
やがてその街は、バベルと呼ばれた。
(旧約聖書 創世記11章)
モロッコー。
アメリカ人夫妻 リチャード(ブラッド・ピット)とスーザン(ケイト・ブランシェット)は
モロッコを旅していた。
それは、ある事件から崩れてしまった夫婦の絆を取り戻すための旅だった。
羊を襲うジャッカルを打つため購入された銃で
二人の子供が腕を競う。
たまたま放たれた一発の銃弾。
それが、バスに乗っていた スーザン の肩を打ち抜く。
アメリカー。
リチャードとスーザンの二人の子供はメキシコ人女性 アメリア(アドリアナ・バラッザ)に
預けられていた。
スーザンが打たれたため、予定通りに帰れなくなった両親。
あいにく、翌日はアメリアの息子の結婚式だった。
子供の面倒を見てくれる人がいない。が、結婚式にはでたい。
そんな彼女は…。
日本ー。
普通の会社員 ヤスジロー(役所広司)にまで警察の捜査が及んでいた。
ヤスジローには聾唖の娘 チエコ(菊池凛子)がいて…。
前々から、観たいと思っていた作品。
ゴールデングローブ賞をとっている作品だし、
オスカーにノミネートされた菊池凛子さんとアドリアナ・バラッザの演技も観たかったし。
最初から、複雑で難解な作品だとは聞いていたけど、
なんていうか…。
本当に、複雑で難解でした。 
ストーリー自体は別に普通で難しくもないし、複雑でもないんですが、
その奥に隠されているメッセージが、
深くて、重くて…。
はっきり言ってそのメッセージを受け取ることがとても難しかったです。
この映画は、モロッコ、メキシコ(アメリカ)、日本の3カ国(アメリカ入れれば4カ国)を舞台に
4つのストーリーが入り混じって形成されています。
ストーリーがテンポよくどんどん切り替わり、展開されてゆくのですが、
時間軸が一定ではないので、その点は分かりにくいかもしれません。
まぁ、最後にはすべて奇麗にひとつにまとまって終わるので
殆ど問題ありませんが…。
この手法は アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督(噛みそうな名前)の十八番ですね。
以前、「21グラム」を観た時も、同じように感じました。
他にも(アレハンドロ監督作品以外でも)
こういう映画は沢山ありますが、結構好きです。
この作品の登場人物は、みんな「つらい思い」を抱えているなぁと感じました。
(「21グラム」でもそうでしたが…)
夫婦でありながら伝わらない寂しさ。
親子でありながら伝わらないもどかしさ。
子供を愛するが故の苦悩。
何も悪い事をしていないのに陥ってしまう悲惨な状況。
どれも、誰も本当の意味での悪人などいないのに、
みんながつらさを抱えて生きている。
なんだか、観ているこっちも辛くなってきてしまいましたね。
しかしながら、ラストにはちゃんと光がある。
重い内容ほど、暗いラストではありませんでした。
後味も悪くなかったし。
ただ、個人的には、チエコが渡した手紙(メモ?)に何が書いてあったのかが
気になって仕方ないのですが…。
ガエル・ガルシア・ベルナルさんはムッチャいい男でしたぁ〜 
ブラピも顔負けですね(笑)
ブラピはゴールデングローブ賞にノミネートされただけあって迫真の演技っ!!
超有名子役 ダコタ・ファニングの妹 エル・ファニングちゃんはお姉さんにそっくり★
観る前は全然ダコタの妹なんて知らなかったけど、「似てるなぁ〜!」って思いながら観てました。
凛子さん同様、オスカー助演女優賞にノミネートされた
アメリア役のアドリアナ・バラッザさんは素晴らしい演技でした。
彼女が一番、悲惨な役柄だったんですが、それがうまく表現されていましたね。
そして、菊池凛子さん。
やっぱり、すごかったです。
誰にでもできる役ではありませんね。(いろんな意味で…)
そこまでする?!ってシーンもあって、ただ、ただ驚くばかり…。
ですが、聾唖者の役で、話すことができないわけですから、
それだけでも大変な難役です。(しかも、高校生っ!!当時、凛子さんは24〜25)
彼女は、チエコの抱えるもどかしさや、怒り、やりきれない気持ち、そして、孤独ー。
それらを十分に演じきっていました。
言葉はなくても私には伝わってきました。
人はいつも不安で、愚かで、そして孤独。
心を通わせるー。
それは、言葉が通じなくては駄目なのか?
言葉がなくても通じる心があるのではないか?
かつて神が分けてしまった言葉。
言葉がなくても人は通じられる。
ただ、手を差し伸べるだけで。手を握るだけで…。
いい映画だったと思いますが、評価は分かれるところでしょう。
一般受けはしないかも…?
超一般人の私は、普通かな?っていう感じ。
星は ★★☆☆☆ ですっ!
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こんな切ない映画、普通人の私は、苦手です。メモはきっとゴメンナサイみたいな事が、びっしりと書いてあったのかしら? チエコの母は、自殺じゃないでしょうね。モロッコで 放たれた一発の銃弾より前から、悲劇を呼ぶライフルだったと思います。誰も本当の意味での悪人などいないのに幸せになれないのが、辛いです。
2007/5/5(土) 午後 6:17
私も一般なので、悪いほうに目が行ってしまって、だめです。全体には、良い作品だと思いますし、言おうとしているメッセージは、わからなくはなかったのですが、あまり、人には薦められません。また、今後、再び、観るほどの作品でもないと思っています。TBさせてください。
2007/5/5(土) 午後 8:39
夫婦でありながら伝わらない寂しさ。わかるわかる(爆)誰も悪くないのに、悪い方へ。。でもラストには明るい兆しが!!そうそう。菊池凛子さん、スゴかったですね。でもきっと聾唖者というのはものすごく孤独で、伝わらないもどかしさに毎日苦しんでいるのでしょうね。迫力ありました〜
2007/5/5(土) 午後 11:35
登場するどの人も悪意があってやったコトじゃないんだよねぇ〜。なのにちょっとした歯車のズレが、悲しみを産み世界を巡っていく・・・。とてもやるせない気持ちになるね・・・。σ(・ω・。)もTBさせてねぇ〜
2007/5/6(日) 午前 0:23
言葉だけではなく文化、習慣、宗教や歴史の違いも各国の障害となっている事って多々ありますが、子供にライフルを持たせたり、子供をシッターに預けて海外旅行へ行くってゆうのはワタクシの日常生活では考えられない事でした…
2007/5/6(日) 午前 1:37
todoloveさん>コメントありがとうございました。確かに、誰も悪くないのにどんどん悲惨な状況に陥ってしまうところがとっても切ないし、憤りを感じました。悲劇を呼ぶライフル!!正にその通りっ!!
2007/5/6(日) 午前 10:49
Doobieさん>あ〜、わかりますぅ!!きっと好みによって評価がかなり分かれる作品だと思うので、人に薦めるのは私も遠慮したい作品ですね(苦笑)TBありがとうございますっ!
2007/5/6(日) 午前 10:52
Cartoucheさん>わかっていただけて嬉しいわぁ〜(爆)おっしゃる通り、聾唖者の方々は私達が想像しているよりずっと孤独感を味わっているのでしょうね。凛子さんの演技でそれをヒシヒシと感じました。彼女はすごかったです!(いろんな意味で…)
2007/5/6(日) 午前 10:55
hideawayさん>そうなんですよねぇ〜!誰も悪気があったわけじゃないんですよねぇ。それなのに、この悲劇!!ちょっとした行動にも慎重にならないといけないのかなぁ〜。なんか、疲れそうですね…(苦笑)
2007/5/6(日) 午前 10:58
沙粧さん>さすが、母!のコメントありがとうございますっ!!そうですよねっ!!子供に銃なんてありえないし、シッターさんに預けるのはせめて半日〜丸1日位でしょう?海外旅行ってすごいですよね?海外じゃ当たり前なのかしら?それはそれで、また問題ですよね?
2007/5/6(日) 午前 11:01
TB、ありがとうございました。この監督の作品の21グラムも機会があったら観てください。重いですよ。ショーンペンとナオミワッツが出てます。
2007/5/6(日) 午後 4:53
もっさんはこの監督作品がお好きなんですよね〜!私も嫌いではないのですが(手法は見事ですっ!)なんとなく…。内容が重いからかしら…?「21グラム」観ましたよっ!随分前ですが…。やっぱ、似てるなぁ〜って思いましたね。でも、その頃はショーン・ペンはともかく、ナオミ・ワッツは全然知りませんでした…。気付かなかっただけかも…(^^ゞ
2007/5/7(月) 午前 10:23
難しい作品でしたね。そして、まいさんのおっしゃる通り、一般受けはしなそうな作品ですね。切ない内容でありながら、最後は少し光が見えたような。。。坂本龍一さんの音楽がすごーく作品にあっていて良かったと思いました!こちらからもトラバお願いします♪
2007/5/7(月) 午後 7:52
くるみさんも、そう思われました?私も一般受けはしないだろう…と。でも、音楽はすっごくよかったですねぇ〜♪くるみさんは映画音楽に敏感ですね!私はつい、ストーリーに熱中し過ぎて音楽は後回しになってしまうんです(>_<)で、後で思い出すんですよね〜!もっと、耳でも映画を楽しまないとねっ!!
2007/5/7(月) 午後 10:48