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全て現在の自分は過去の歴史の産物です。生まれた土地。祖先が住んでいた土地。移り住んだ場所。其処で生活した全てが遺伝で組み込まれている。過去の歴史を遺伝が覚えていたとしたら。。。
自分のルーツは自分の体も作っていると仮定しても過言でないかもしれません。
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遺伝子で日本人の集団構造を解明
病気と遺伝子の関連を調べる研究が世界規模で展開される中、理化学研究所(理研)は、ほとんどの日本人が「本土クラスター(集団)」と「琉球クラスター」に大別されることを突き止めた。理研では、「本土クラスター」の中でも遺伝的な地域差があることをつかんでおり、「多くのアジアの人と共に遺伝子の解析をすることによって、集団間の違い、民族の歴史、人の移動の程度を含む詳細な集団構造の理解などが可能になる」としている。
病気のかかりやすさ、薬の副作用の有無などは、人によって異なるため、個人の体質の違いの遺伝的な要因を明らかにして、それぞれの人の特質に見合った治療を行う「オーダーメード医療」が始まっている。心筋梗塞、糖尿病、関節リウマチなど、さまざまな疾患の原因遺伝子を同定するため、ゲノム全体をカバーする「SNP(一塩基多型)」=語句説明参照=を使った解析が、世界規模で進められている。
遺伝子と病気のかかりやすさや薬の副作用などの関係を調べる場合、病気や副作用を持つ集団と持たない集団について、遺伝子上のSNPを測定し、その頻度を比較する「ケース・コントロール解析」という手法が用いられている。
理研ゲノム医科学研究センターでは、日本人7001人と中国人45人の血液サンプルについて、一人当たり約14万か所のSNPの遺伝子型データを用いた成分分析を実施した。
その結果、日本人7001人は「本土クラスター」と「琉球クラスター」に大別されることが分かった=図1参照=。「本土クラスター」には、北海道、東北、関東甲信越、東海北陸、近畿、九州の6地域で採血された人、「琉球クラスター」には、沖縄で採血された人の大部分が含まれていた。
また、「本土クラスター」と「琉球クラスター」について調べたところ、遺伝的分化の程度は小さいものの、耳あかのタイプを決めるSNPと髪の毛の太さに関するSNPには明らかな違いが見られた。
さらに、「本土クラスター」についても、遺伝的な地域差のあることが分かった=図2参照=。
理研では、「研究成果を生かすことで、病気と遺伝子の関連を調べる『ケース・コントロール解析』の精度が上がるため、より確かな『オーダーメード医療』の実現につながる」などとしている。
成果は、米国の科学雑誌「The American Journal of Human Genetics」のオンライン版に配信されたほか、10月号に掲載される。
【SNP(一塩基多型)】
ヒトゲノムは、30億塩基対のDNAから成るとされている。個々人を比較すると、そのうちの0.1%の塩基配列に違いがあるとみられ、これを遺伝子多型と称する。遺伝子多型のうち、一つの塩基が他の塩基に変わるものをSNPという。
SNPのタイプにより、遺伝子を基に体内で造られる酵素などのタンパク質の働きが微妙に変化し、病気のかかりやすさや医薬品への反応に変化が生じる。
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