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作家の池上正太郎さんは戦中、航空機の部品工場に徴用された。先輩にこう教え られたという。「機械には命がある」
◆ 飯を食わせ、化粧をしてやれ。すなわち、油をさし、丁寧にふけ。人間のよう 心をこめて扱いなさい。「馬鹿にすると、とんでもない目にあう」ぞと。いまも昔も かわらぬものづくりの要諦に違いない
◆ 機械の部品1つ1つにきっと命は宿っている。小手先で帳尻を合わせるかのよ うな扱いに、「バカにするな」とその部品は泣いただろう。昨年12月の走行中 に亀裂が見つかった新幹線「のぞみ」の代車である
◆ 代車の枠に使った鋼材の厚さが基準よりも薄かったと、製造元の川崎重工業
が発表した。接着面を平らにするため削っていたという。強度に影響しそうな ことは素人でも想像できるのに、なぜ分からなかったか
◆ それにしても昨年来、日本のものづくりねの信頼がまた・・・・というお決まりの
嘆き文句を何度目にし、耳にしただろう。抜いても抜いても出てくる”ごまかし”
根は、かなり地中深くにまで広がっていたらしい
◆ いまは、あと3㌢で破断を免れた代車に手を合わせたい気分である。異音で危 険を知らせつづけ、惨事を避けようと懸命にこらえてくれた。人間よりよほど命 の重みを知っている。
※ 常に私達自身も災害に隣り合わせの生活を送っています。教訓を自分のものと
して日々自身に恥じないように研鑽をするべきと思います。
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