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3Kといえば、きつい、汚い、危険の頭文字だ。解釈は広がり、忙しくて帰れないK,というのもある。どちらにしても、負の印象がつきまとう
◆いや人生を仕上げる準備にも3Kが必要だと、作家童門冬二(どうもんふゆじ)さんは説く。老いの坂を上るための「カネ(経済)、健康、心(精神力)」のことである。
「輝かしい晩年を生きるために、前半生でどんな蓄積をしたか」を問いかける三つのKという
◆童門さんの手本は伊能忠敬である。50歳を前に家督を譲り、好きだった天文学を学び、測量技術を習った。そして55歳から歩いて列島を回り、正確な日本地図を作った。なるほど懐事情、健康、強い心が要る
◆73歳で没したのは新暦で5月17日。今年がちょうど没200年になる。節目を記念し、歩いた地を訪ねる催しが加古川、高砂市であったし、多可町では連続講座を始めている。ゆかりの地、千葉県香取市では明日、駅前にできた銅像の除幕式があるそうだ
◆それにしても、よわいを重ねても志を忘れない心意気がなんとまぶしい。厚労省の資料では、1947年(昭和22)年の日本人の平均寿命がやっと50歳。江戸の人々はもっと短命だろうから、鉄人である
◆忠敬の姿に教わり、童門版3Kに一つ加えれば、希望を忘れないK.(20185・19)
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