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「正平調」を読んで・・・
煙突の形も悪いし、かまどの近くに薪を置くのもよくない。かまどの火が燃え移るから早く薪を移しなさい。家を訪れた男が家人にそう警告した
◆ところが言われた方が耳を貸さない。やがて心配した火事が起き、村中で火を消すはめに。中国の故事だが、一昨日の広島高裁決定を読みながら、一昨日の広島高裁決定を読みながら、薪を移しなさいと戒めたこの男の事を思い浮かべた
◆愛媛県伊方町にある四国電力伊方原発3号機を巡る訴訟で、運転差し止めの判断を示した。阿蘇カルデラが大規模な噴火をすれば、海を隔てているとはいえ伊方町にまで火砕流が到達しかねないと裁判官は考えた
◆阿蘇がかまどなら、原発は薪。これは危ないぞという法廷の忠告だが、家の主人たる政府や四国電力がどこまで耳を傾けるか。火事はなんとか消せても、原発事故には長くつらい日々が待っているというのに
◆さて故事には後半がある。消火した村人を火元の主人が招き、宴を催した。その席で村人が、主人にこんな苦言を呈したと宮城谷正光さんの本にある。忠告してくれた人を私たちより先にもてなすべきではないか
◆警告は耳に痛く、のみ下すに苦い。しかし傾聴に値する初の高裁判断である。
大規模火砕流など想像したくないが、冷静に受け止める姿勢が欲しい。
※私は、高裁決定の新聞を読んで嬉しくなった。東北の悲劇は今も続いている。それを肝に命じて欲しい。住む街を追われ苛めに遭って今も苦しんでいる方々がいる。自分だけ、安穏としていてはいけない。上に立つ人は、下々の事を念頭に置いてしかるべき指導力を発揮して頂きたいと私は、願う。
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