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ドイツのメルケル首相が今月(3月)9日に来日する。

メルケル首相はいままで、日本にそれほど目も向けていなかったのに、
心境の変化があったんだろうか?
アジアでの国際会議のついでに日本に寄るのでもなさそうだ。
このあたりの裏の真相は勿論ある。日本のどの新聞を捜しても書いていない。

ドイツのみならず EU (欧州連合)の代表でもあるメリケル氏は、昨年までアジアというと中国一辺倒で、中国の習近平主席のEU ドイツ訪問ではベルリンで大歓迎、和やかな会談をした後に、ドイツを欧州連合とこれから中国と経済面で強い結びつきをメリケル首相は公言していた。
その姿は、米国を抜いて世界一の経済大国になったばかりの中国にすり寄るかのようで、今も記憶に新しい。(ゲルマン人の日和見主義の見本を見るようだった。)
確かにそのときドイツの経済は停滞していた。特に環境にやさしいトヨタやホンダ車に押されて売れないドイツ車を中国市場に売り込み、加速したい気持ちがその姿にじみ出ていた。
ところが、つい最近、中国の経済は停滞か後退期に入ることが判明した。
それどころか、EUの一角、ギリシャの不良債権問題が表面化した。そこで、メリケル氏が先頭に立ってギリシャ救済、財政緊縮政策をギリシャに押し付けたがギリシャはこれを総選挙によってひっくり返し、救済策反対のギリシャ野党が勝利しギリシャの不良債権問題がふたたび浮上した。

これには EU はギリシャの不良債権の支払いを六ヶ月延長猶予して取りあえず金融危機は回避するにはしたが、延長後はどうなるかわからない。(ドイツが肩代わり?)
実は、この不良債権の救済には中国が既に申し出ていた。中国の経済は先に述べたように停滞か後退期に入れば、これも不確かになる。
となれば、一番メリケル氏の嫌うシナリオが動き出すことになる。
それは、ギリシャの EU連合脱退だ。すなわちメリケル氏のドイツを核とするEU経済連合の崩壊に通じる。
何故か? ギリシャに続く国が次から次に出てくる可能性が大きいからだ。

たとえば、スペイン、イタリーなど、EUには水面下では経済不安な国がまだまだある。
そこで、日本に特別な経済援護射撃を要請にきたのではないか。
これがメリケル氏の今回来日の主目的ある。

ここまでは首相官邸は承知しているであろうが、マスコミも国民にこれを紙面でわかりやすく解説して欲しい。
 
(橋中進 2015−3−7)



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