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四十三日目、9月29日
久しぶりのちゃんとしたベッドも、疲れがたまったせいかあまり熟睡できなかった。
右目のモノモライの腫れは昨日よりひいたが、核ができてゴロゴロした感じだ。
8時にユースホステルを出発し、寒霞渓まで歩いていった。
ユースホステルの犬がずっとついてきたのでお菓子をあげたりした。
寒霞渓の売店の人が「昨夜はユースホステルに泊まったんですね」と言うので、どうしてわかったのかと思ったら、この犬はユースホステルに泊まった人を寒霞渓まで案内してから帰るのだと教えてくれた。
 
寒霞渓で少し景色を見てから1時間以上ベンチに横になり、次にロープウェーで紅雲亭に下りたのが11時頃。
歩き遍路のコースではないし、疲れていたので歩いて下山する気にはなれなかった。
紅雲亭では気の荒い野生猿がいて、二人の白人娘が威嚇されて脅えていた。
猿は大人の男には手を出さないが、大柄な白人でも女性は弱いとわかっているようだ。
ノッシノッシ歩くボス猿のキンタマが、体の割に大きいのが印象に残った。
バスで草壁に戻り、また1時半の船の時間までずっと横になっていた。
草壁から高松までの船でもずっと寝ていたから、せっかく小豆島に行ってもほとんど寝ていたようなものだ。
 
3時に高松に着いて、城跡を見てから屋島まで歩いた。
屋島ユースホステルに5時に着いて、またぐったり休んでいた。
たまった洗濯をして9時には寝た。
 
四十四日目、9月30日
屋島寺→八栗寺→志度寺→長尾寺
 
ユースホステルの前に「四国村」という野外博物館があったので、8時まで待って入場した。
ここには四国各地から古民家を移築してあり、何百年も前の四国の人々の暮らしがわかるようになっている。
実に貧しい生活ぶりで、「よくこれで生きていけたものだ」と当時の人にいじらしささえ感じたが、昔は日本中どこも似たようなものだったろう。
 
水車と言えばくるくる回る大きなものしか知らなかったが、ここでは庭に置いてある「シシオドシ」のように、水を溜めて杵を上げて粉をひくものを初めてみた。
少しの水でもうまく利用する昔の人の知恵に感心した。
 
9時にユースホステルに戻って出発した。
屋島の台地にある八十四番札所「屋島寺」に上がってみたら、門前に土産物屋がひしめいていていかにも観光地だった。
下りは同じ道を引き返して、屋島とは「檀ノ浦」を挟んで向かいの五剣山にある、八十五番札所「八栗寺」まで歩いた。
この檀ノ浦は平家が滅亡した山口の壇ノ浦と字が違う。
 
八栗寺にはケーブルで登れるがその横に登山道があった。
もちろん私は自分の足で登る。
意外に早く着いて1時ころ後にした。
朝から雨が降ったり止んだりの天気で、八栗寺を歩いていたころが一番降っていた。
八十六番札所「志度寺」には2時半頃着いた。
八十七番札所「長尾寺」には4時半に着いて、いよいよ残るはひとつだけ。
 
山中に入るので早めに飯を食べて食料を買い込み、長尾の町を出たら、とたんに泊まれそうなところがなくなって心細い思いをした。
車が止まって何回も「乗せてやる」と誘ってくれたが、ここまで歩いて来たのに車に乗る人はいないだろう。
気持ちだけいただく。
6時ころ道から外れた山の上の、神社の鳥居を目当てに行ってみたら、その神社の隣に公民館があり、公民館の大きな庇の下のほうが落ち着きそうだったのでそこをねぐらに決めた。
「この苦労もあと少し」とゆっくり酒を飲んだ。
ところが、早く寝て9時半ころザワザワするので目が覚めたら、村の人が公民館に集まって何か集会を開いていたので、あとはずっと眠れなかった。
私を見て出て行けと言わないだけでもありがたい。
 

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