舞茸な日々

また津軽で山菜採り三昧の生活です。

全体表示

[ リスト ]

蜂アレルギー

昨日は五日ぶりの晴天に誘われて中村のカカシを見た後、岩木山の赤倉山に向かった。
今の時期山に行っても採れるものはないが、この頃海にも行けなくなり山も歩いてないしで体が鈍ってきたので、少し運動しようと思って出かけたのだ。
出るのが遅かったので、赤倉神社の入り口に車を停めて出発したのは11時ちょっと前だった。
赤倉神社には以前クロスカントリースキーを履いて来たことがある。
 
 
私は正規の登山道でなく、クロカンのときのように神社の上を沢沿いにどこまでも登って行った。
冬とは違って藪の中を歩くことになるので、林道に出るまでは少し時間がかかった。
林道から右に道なりに行くとクロカンで歩いたルートで、少し登ってからはずっと下って赤倉神社の下に出る。
 
昨日は山登りをするつもりだったので、林道を左側に進んで沢の右岸をのんびり歩いた。
赤倉沢は岩木山のなかでもっとも大きくえぐれている谷で、下から何ヶ所も治山ダムが築かれている。
林道はそのダム沿いにずっと登っていく。
すぐに正規の登山道と合流する場所があったが、どうせ昨日は遅くて山頂まで行けるわけではないので、沢を行けるところまで行ってやろうと思って林道を進んだ。
 
1時間ほど歩いたところに最後のダムがあり、そこの手前の赤倉神社の奥宮でアブにたかられながら急いで昼飯を食べた。
最後のダムを登ると大石がゴロゴロ累積している広い川原で、ダムの堰堤の上からは廻堰ため池(津軽富士見湖)五所川原、遠く 青森市 の街まで見える。
川原の少し先には吊り橋のようなものがあった。
近づいて見たら吊り橋と思ったのは大きな注連縄だった。
幅30mほどの沢の上空に長さ50mほどの長い注連縄がかかっている。
下には古くなって落ちたと思われる注連縄の残骸が落ちていたが、直系15cmほどでそんなに太くない。
しかし、ここまでこの長い縄を運び上げて、50mほどもある谷の両岸に張るのは大変な作業だろう。
ここから上は赤倉神の御神域になるのだと思う。
注連縄の少し先に高さ5mほどの滝があり、その上には行かれない。
 
右岸につるつる滑りやすそうだったが高巻きする道があったので、よじ登ってみると藪の中にはいり、そこを抜けたら沢から離れて九十九折の登山道が伸びていた。
ここは赤倉神社からの正規の登山道ではなく、この滝まできた人たちが山頂を目指す道だと思う。
この先で正規の登山道と合流するはずだ。
急な斜面に短く電光形に曲がりながら、道はずっと上まで続いている。
周りはすべて細いブナの木で、こんな高くて急なところでもそんなに遠くない昔、伐採が行われたことがわかる。
昨日は山の上の方のキノコの状態を見に行ったのだが、まだぬるぬるしたゼリーのようなヌメリツバタケモドキぐらいしか見えなかった。
この辺で「ドヨウキノゴ」と呼ぶカワリハツは、もう腐ってしまったのが少しあるだけだった。
カワリハツは土用の時期に出る、ボソボソした壊れやすいキノコだが、これを茄子と味噌汁にしたらおいしいとこの辺では人気がある。
 
1時まで登り、まだ森林の途中で何も眺望を楽しんでないが戻ることにした。
私が沢を離れたのは、それまでまっすぐだった赤倉沢が大きく西に東に曲がって急に幅が狭まっているところで、2万5千分の1の地図で見ると標高約750m地点、そこから山の中の急斜面をけっこう登ったので、折り返したのは標高900mほどになると思う。
帰りは同じ道を通り、林道の途中の正規の登山道が側を通っているところでそっちに入った。
登山道も結局はたくさんあるダムの堰堤を越えて行くのだが、赤倉神社に近くなるといくつものお堂があり、ちゃんと電気が引かれた普通の家のように大きなものまであって、夏の間はここで修行しながら生活している人たちが大勢いるようだ。
 
赤倉神社にかなり近くなった地点でいきなり左脚に激痛が走った。
どうやら蜂に刺されたようだ。
アブに刺された痛みと全然違い、昔子供の頃にこの辺で「スガリ」と呼ぶ地蜂に刺された痛みに似ている。
見るとふくらはぎのずっと下、アキレス腱の上あたりに刺された後が丸く盛り上がっている。
靴の中なのに刺すかな。
私はこの頃山に入るときは、スパイク付きの長靴かスパイクつきの地下足袋ばかり履いているのだが、昨日は山登りの気分だったので、久しぶりにダナー社のゴアテックスの軽登山靴を履いていた。
地蜂は地面近くを飛んでいるときに私のズボンの中に入ってしまい、そこから靴に入って出られなくなってふくらはぎを刺したのだろう。
いつも通り長靴で来ればこんなことにはならなかったと思う。
地蜂は地中に巣を作るから地面のあたりを飛んでいる。
地面近くを飛んでいる小さな黒い蜂など気づくはずもないから、刺されたのは運が悪かったとしか言いようがない。
今まで何百回も山を歩いているが、地蜂に足を刺されたのは初めてだ。
 
私は子供のころ何回も蜂に刺されたが、アレルギーになったことは一度もない。
しかし、二、三年前山でシャツの中に入ってきた虫に食われて(たぶんクモだと思う)そのときは30分ぐらいしてから発疹が起きて体中痒くなったことがある。
今回はアレルギーになるかも知れないと思ったので、とりあえず急いで帰ることにした。
 刺されたのは午後2時頃で、車に着いたのは2時20分頃。
ここから一番近い病院は 鶴田町 でもつがる市でも 五所川原市 でもあるが、前回クモに咬まれたときの経験からそんなにひどいことにはならないと思って、いったん鯵ヶ沢の家に帰って保険証を取ってきてから、つがる市のかかりつけの医者に行くことにした。
前回クモに咬まれて発疹が出たときも、そこに行って注射してもらったのだ。
それに一度シャワーを浴びて着替えて行きたい。
 
車を出したのは2時半ころだが、少ししたら頭が痒くなり、だんだんそれがひどくなる。
やはりアレルギーになったようだ。
これから岩木山環状線を右に曲がれば、まっすぐつがる市のかかりつけの医者に行けるが、まだ余裕があると思ってそのまま家まで車を走らせた。
頭から胸、背中も痒くなり、股間もむずむずしてきた。
今まで何回もジンマシンになってるからわかるが、たぶん腹の周りも真っ赤になっているだろう。
鏡を見ると顔が赤くなり、鎖骨の部分も赤くなってだんだんそこから範囲が広がっていく。
顔は眉毛から額のあたりまで赤くなって火照ってきた。
目も真っ赤に充血している。
頭や背中を掻きながら車を運転していたが、途中二ヶ所で工事中のために停められたときは焦ってイライラした。
ようやく家に戻ったのは蜂に刺されてから1時間後ぐらいで、家に入ると疲れのせいか立っているのが辛くて、少し横になって休んだ。
これは思ったより重症なので、近くの鯵ヶ沢中央病院に行った方がいいかなとも思った。
私の家は病院に歩いて行けるほど近い。
ここは映画「わさお」で、わさおの前の主人の母親が入院しているという設定の病院だ。
前回クモに咬まれて発疹が出たときにつがる市の医者まで行ったのは、鯵ヶ沢には皮膚科の医者がいなかったからだが、蜂に刺されてアレルギー症状が出ているなら病院でも対処してくれるはずだ。
 
しかし、5分ほど横になったら気分が楽になったのでシャワーを浴びて着替え、つがる市まで車を運転して長年通っている医院まで行った。
大したことはないだろうと思ったのだ。
医院に着いたのは3時半ころで、蜂に刺されて1時間半後だった。
そのころはさっきよりだいぶ症状が落ち着いて、痒みもさっきほどではなくなっていた。
ふつうに保険証と診察カードを受付に出して待っていたら、少しして看護婦さんが「マイタケさん、今日はどうしました?」と病状を聞きにきたので「蜂に刺されてアレルギーになってる」と言ったら、すぐ奥の寝台に連れて行かれて寝かされた。
そして他の患者さんを診ていた先生がやってきてあれこれ診察し、筋肉注射を一本と大きな点滴をされた。
点滴には1時間以上かかり、その間血圧を測ったり脈をとったり刺された跡を診たりと様々なことをされて、ずいぶん大げさなものだなと思った。
 
私はいままでジンマシンが出たのは中学校のときに古くなった鯖を食べて以来、ネズミが運ぶダニにやられたり、古い菓子を食べてなったりと何回もあるし、クモに咬まれたときは痒いだけでそんなに辛くなかったから、今度も冷静に考えてそうひどい状況ではないと思っていたが、蜂に刺されてアレルギーを起こすと命に関わることもあるから、医療側から見ると大変な事態なのだろう。
 
1時間以上横になっていたので途中ウトウト眠り、点滴が終わったころには発疹もだいぶ治まって痒みは完全に消えていた。
昨日の夜寝るころまではまだ発疹が少し残り、蜂に刺された左脚のふくらはぎから足の甲のあたりまで腫れている感じだったが、今日はもう完全にそれも消えた。
今回は逃れようがない事故で運が悪いとしか言いようがないが、これで私も蜂に刺されたらアレルギーになるのがわかったので、今度からはもっと迅速に対処しようと思う。
 
昨日の医院の一番やかましい看護婦さんには「マイタケさん、蜂に刺されたらまっすぐここに来なきゃダメ!家に帰ったりシャワーなんか浴びなくていいから!
アレルギー反応は二回目三回目になるほど激しくなるから、すぐ医者に行くとか救急車を呼ばなきゃダメよ!」と叱られた。
この看護婦さんは女優の床島佳子さんのようなキンキン声で、遠慮なくずけずけ言うので昔から苦手だ。
昨日は「ハイ、ハイ」と素直に聞いていたが、これからはこの医院でなく一番近い病院にまっすぐ駆け込むことにしようと思った。
 
 

閉じる コメント(14)

ずいぶん、悠長に対応されたんですね。
公園の草取りボランティアをしていた人が、蜂に刺され、救急車が到着する間になくなったということが数年前青森であったんですよ。
今度は、すぐに病院に行ってくださいね。

うちの息子も一度、蜂にやられているので、二回目に庭で刺された時は、本人も、わーーって倒れ込んできたし、すぐに救急車を呼び、到着する間、刺されたところから毒を吸い取って・・・
ってもう、大変でした。
ところが病院に行ったら、キスマークのように変色したところを観て、お医者さんに『これ、どうしたの』と聞かれて、毒を吸い出したあとだと答えたら、『ここはニキビですよ。刺されたのはこっち』と言われて、もう、おかしくて恥ずかしくて・・・何事もなかったから笑い話ですが・・・
マイタケさんも、何事もなくすんでよかった。次回刺されることがあったら、今度はほんとに気をつけてね。

2011/8/27(土) 午後 10:56 [ 夢小鳥 ] 返信する

顔アイコン

夢小鳥さん、ありがとうございます。
私は子供のころ何回も蜂に刺されてますからアレルギーになるとは思ってなかったんですよ。
今度はもっと迅速に対処しないと命に関わりますね。

2011/8/27(土) 午後 11:04 [ マイタケオヤジ ] 返信する

大変だったようですね〜^^;;;
僕もガキの頃何度も蜂に刺されていますが、別になんてこともなかったですね〜^^;
昔は何でもなかったのに最近おかしなアレルギーが増えてるのも何かがあるのでしょう〜^^;;;
いろいろと調べていると、食べ物とワクチンが原因だろうと書いてるサイトもありますしね〜^^;;;
まったく変な世の中になってきていますね〜^^;;;

2011/8/28(日) 午前 10:00 [ ganganikuze007 ] 返信する

顔アイコン

未だアブが居ますか、お盆過ぎれば少なくなると思っていましたが?
しかしハチのショック状態は大変ですね、自分も以前ジバチに何十箇所も差され其の時は暫くして痒くなっておしまいでしたが、この記事読むとアレルギー反応が段々激しくなるんですね!怖いですね。
無事でよかったです。記事にお見舞い兼ねてポチ。

2011/8/28(日) 午後 5:45 keiryuu(酔渓) 返信する

顔アイコン

ganganさん、アレルギーは何回も刺されると体の中に抗体が増えて、ある日突然臨界を越えたときに発症するんですね。
私も過去何回も蜂に刺されましたから発症寸前だったのでしょう。

2011/8/28(日) 午後 8:16 [ マイタケオヤジ ] 返信する

顔アイコン

酔渓さん、ありがとうございます。
アブは停まると寄ってきますね。
三匹ほどのうるさいアブを振り払いながら急いで飯を済ませました。
アレルギーは一度発症するとどんどんひどくなるらしいですから注意が必要ですね。

2011/8/28(日) 午後 8:18 [ マイタケオヤジ ] 返信する

マイタケオヤジさん、災難でしたね。
気を付けて、来月からの本番に備え
体調万全に臨戦態勢でいてください。

2011/8/28(日) 午後 11:31 タケ 返信する

顔アイコン

大変でしたね。
車の運転も、、、そんな状態では、、
でも、ヨカッタです。

2011/8/29(月) 午前 5:44 [ - ] 返信する

顔アイコン

こんばんは!
とんだ災難でしたね。スズメバチでなくて良かった!
私も一度山で蜂に刺された事があり、大変な目に会ったことがあります。
ブログに載せます。

2011/8/29(月) 午後 9:27 [ toto ] 返信する

顔アイコン

タケさん、ありがとうございます。
来月から本番ですから今のうちにアレルギーがわかって良かったですよ。

2011/8/29(月) 午後 9:47 [ マイタケオヤジ ] 返信する

顔アイコン

ルゴサさん、ありがとうございます。
体も大変でしたが、治療費4000円も思わぬ出費で痛いです。

2011/8/29(月) 午後 9:49 [ マイタケオヤジ ] 返信する

顔アイコン

totoさん、私はまだスズメバチには刺されてないので刺されてもアレルギーになるかどうかはわかりません。
体に抗体ができる二回目以降が怖いんですね。
スズメバチはもちろんですが、これからは地蜂にはいっそう注意します。

2011/8/29(月) 午後 9:55 [ マイタケオヤジ ] 返信する

顔アイコン

蜂アレルギー 怖いですね?
あと、刺されてショック状態で○○と言うのも有るようですので、きをつけてください。

途中で引き返して良かったですね。私のように無灯火下山しなくて・・・、

ダナーの軽登山靴 いいですね?

2011/8/29(月) 午後 10:37 宗水  返信する

顔アイコン

Vacaさん、引きかえさなかったら蜂に刺されないで済んだかも知れませんからどっちも良し悪しですね。
ダナーの軽登山靴は30年前に買ってからずっと愛用していて今のは二代目です。
今では履く機会がほとんどありませんが。

2011/8/30(火) 午後 9:09 [ マイタケオヤジ ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(0)


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事