majyoakiのおさんぽ日記

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歴女の為のきもの学

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佐倉常八
吉田忠七
井上伊兵衛
 
1872年明治時代 京都府の命を受けて渡欧し京都のきもの業界の近代化に貢献した三賢人です。
 
1801年 フランス人発明家のジョセフ・マリジャカードが発明しその後改良が進められ実用化され
ました。
穴の開いたパンチカード(紋紙)の指令で経糸を持ち上げることにより複雑な織物を織ることが可能になった画期的な技術です。
発明当事は人力でその後自動化されました。
 
私はジャカード織機とは動力で動かす自動織機の名前だと勘違いしておりましたが
三人がかりで動かす手動の織機のこともパンチカードを使用しているものは「ジャカード織機」と呼ぶんだそう。
ちなみに!
ジャガードではなく「ジャカード」です。
ガとにごらないようにしましょうね。
 
ジャカード織機のことは教室の講義でも習いました。
教本と映像で見せていただいた程度です。
 
教室とは関係なく個人で工房見学を何度かさせていただいているのその中でも
自動のものは米沢でも見せて戴いていました。
それでも50年以上前から大事に使われ続けているので素晴らしいのですが。
流石に手動のものは今は博物館でしか見れません。
 
私が検定の工房見学でジャカード織機をたくさん見れるのかと思って期待していたんですが
1台もなかったのでがっかり・・・・
はっきり言われたわけじゃないけど京都市内じゃ難しいみたいです。
丹後とかまで行かなくちゃいけないらしい。。
機会があれば行ってみたいなー。
 
 
先日のきもの文化検定の工房見学で西陣の織元さんにお邪魔したときに冒頭の三賢人の名前が二人ともどうしても思い出せず「誰だっけー」って悩んでました。
職人さんは「川島さんとだれか」私は「手ぬぐいやさんのー」って二人とも「三人」ということはわかってたのに
見事に外れてましたね。
 
工房見学とか職人さんのお話って楽しいけど
思いつきで聞いたことは思いつきで答えられてうのみにするとあれれ??ってこともまた楽しいです。
そういうことのほうがきちんと覚えますし。
ワインが熟成するように寄り道しながら知識を知恵に代えて蓄えていきたいものですね。
 
 
 
 
 
服装史のお勉強。

奈良時代の衣服
701年大宝律令がしかれると国家により朝廷に勤める役人の服装が定められました。

719年養老三年に「衣服令」発令。

唐の服制に倣い右衽に改めました。
この時から日本の衣服は右前に定められました。
それから1300年。
建国間もない日本が国際社会に認められる為に律令国家を作りました。
そのひとつが衣服の右前なのだと思うと。
着物の合わせ方ひとつにも深い歴史があるのだと感激します。


律令で定められた奈良時代の服装とはどんなものか?

学院の服装史の授業ではこんなことを習いました。

朝廷の大事な儀式に着用する「礼服(らいふく)」
天皇及び諸臣が公務に着用するものを「朝服 」
下級官人のお仕着せである「制服」

奈良の薬師寺にある吉祥天女像の衣服は「礼服」です。

授業ではここまで。


誰もが教科書で一度は目にしたことがあるこの絵は吉祥天と言う幸せを司る女神の姿を描いています。
幾重にも重ねられた羽衣のような薄い衣。
素材は絹なのでしょうか?
風をはらんでたなびいていますが
どうやって織られたものなのか?
何で染めたものなのか?
文様の意味するものは何なのか?
とても興味があります。


でも通常の展示じゃそういう解説はしてくれない。
染織が専門の学芸員さんと一緒に奈良を回るツアーがあったら良いなぁ。



吉祥天女像見学は特別公開なので薬師寺に行かれる方は事前確認を。

奈良の他の寺の仏像のスケール
今回私は入場料にプラス「特別公開500円」
で見れました。

もちろんそれだけの価値は認めるんだけどね。


奈良には
素晴らしい寺院や仏像がたくさんあります。
バス旅行は効率的に回れるけど
広い伽藍をゆっくり歩きたいし
素晴らしい仏様をじっくりみたい
写真も撮りたい。

ということでフリーでないとゆっくり見れないのに
交通費と拝観料だけでかなりの金額。


こんなに素晴らしいものなのに
閑散とした境内。


バスツアーも
廻るコースは同じでも
「仏様と仏像」
仏教観でみる奈良の仏教
「飛鳥時代の仏像彫刻」美術工芸品としての仏像
「飛鳥時代の装束」
仏画に見る奈良時代の装束。
「奈良時代の染織」
奈良時代の色や文様。
等々それぞれの分野に特化したテーマ別のガイドさん付きツアーがあったら行きたいなぁ。
先日、お稽古で先生が素敵な黄八丈をお召しでした。
 
黄八丈、「本場黄八丈」は八丈島で生産される先染めの織物です。
本物は大変貴重な素晴らしい織物ですが色と柄だけまねた黄八丈風なプリント着物や衣装は時代劇に良く出てくるので意外と一般の方はその価値をご存知ないのではないかと思います。
イメージ 1
 
 
(画像は以前東京のお教室で先生が個人でお持ちの黄八丈をスタンに着付けたものです)
 
 
 
さて、この黄八丈はどうやってブームになったかご存知ですか?
 
それには江戸時代中期享保の時代の悪女の存在があったのです。
稀代の悪女、その名は白子屋お熊。
 
日本橋でも美人で有名な材木屋の跡取り娘でした。
このお熊、資金繰りに厳しくなったお店の為に持参金目当てに入り婿を取って跡目をつごうとしたのですが
どうにも夫が好きになれず店主の父親に重ねて頼むものも父親は離縁すれば持参金を返さなくてはならないそれでは店つぶれてしまうとどうしても納得しません。
実はお熊には店の手代という恋人がいて婿を取った後も二人の関係は続いていました。
(まぁ今でいう不倫関係ですね)
思い余ったお熊は毒を持ってだんなを殺そうとしますが具合は悪くはなるがなかなかしぶとい。
そして遂に下女に命じて寝ているだんなの寝首をかこうとします。
ところがこれも気づかれてしまい下女は「主人殺し」の罪で奉行所へ連れて行かれます。
奉行所で下女の証言に腑に落ちないということで真相を調べてみると
そこには「不義密通」と「亭主殺し(未遂ですが)」という大罪をおかした娘とそれを手助けした家族と店のものによる計画犯罪が明るみにでました。
 
江戸時代「主殺し」「不義密通」は死罪に値するほどの重罪。
ただ処刑されるだけではなく「市中引き回し」の上つまり街中に見世物にされた挙句に死罪となるのです。
考えただけでも恐ろしい罪だというのによりによってこのお熊は当時流行の八丈の着物を着て水晶の首飾りをして引き回しを受けたといいます。
 
「稀代の悪女」を一目見ようと江戸っこが殺到し、お熊の着ていた八丈は大人気となりました。
 
さらにこの事件は「恋の昔八丈」という浄瑠璃や歌舞伎のお芝居になりその衣装として「黄八丈」が使われた為空前の大ブームとなりました。
 
犯罪者の衣装が人気になるなんて今では考えられないと思うかもしれませんが
この事件、よくよく考えてみれば
美女で有名な大店のお嬢さんが
親の為、店の為に好きな男と引き裂かれ
金目当てに大嫌いな男と結婚させられて
それから逃れようと追い詰められて罪を犯したとなると
こんな不幸な運命のお熊さんが可愛そうですよね。
 
八丈の衣装はそんな運命に抗う江戸娘の精一杯の抵抗だったのかもしれません。
 
他人の人生を狂わせるほどの悪女をファムファタルと呼びますが
お熊は間違いなく江戸のファムファタル。
素朴で純朴そうなイメージの黄八丈ですが実はそんなドラマもあるんです。
 
研究者によるとお熊が八丈を着ていたのは事実ですが黄八丈ではなかったという説もあるようです。
でもきもの好きには事実がどうこうということより
ひとつのきものにドラマがあるってことが魅力なんですよね。
 
江戸時代のファッションは命がけのドラマがたくさんあります。
こういうことでまた着物に興味がわいてもらえたら嬉しいな。
 
 
 
 
 
 
 

ジャカード織機の話 ケータイ投稿記事

たまには織機のお話など。

きもの業界の人間じゃないので
専門的な話はわかりません。
きもの好きが過ぎたマニアックな見方です。

本職の方で
万一「これは違う」と言う箇所があればコメント戴ければ嬉しいです。


きものには手織りと機械織があります。

今回はマニアック魂に火がつく自動織機のお話。

機械織で使われる自動織機は
工房でしか見れないレアな存在。
日本で広く使われるものは「ジャカード織機」と呼ばれ
200年前にフランスで開発されて以来大幅なモデルチェンジが行われず今も日本のきもの産業、とりわけ紋意匠の分野では現役で活躍している織機です。


「ジャカード織機」
1801年フランスの発明家ジョゼフ・マリー・ジャカードにより発明された自動織機でパンチカード(紋紙)を利用。
パンチカードの一列の穴が横糸及び縦糸一本に相当します。
複雑な文様になればなるほど紋紙が必要になります。
イメージ 1
使用カメラ PENTAX K-100D 撮影地 山形県 米沢市 ㈱新田

200年前に発明って日本はまだ江戸時代ですよ。
松平定信の寛政の改革で「倹約令」が出された頃。


山形県米沢市の新田さんの工房でジャカード織機を見学させて戴きました。

カシャカシャとリズミカルに正確に糸を上げ下ろし健気に動く姿。
糸の調子などちょっとした違いですぐ微調整が必要なところはまるで気難し屋で腕の良い職人さんのよう。

うふ。
めんごい〜(かわいい)♪
いつまでも見てられそうです。

「機械っていっても糸をかけるのも外すのも人の手でやるし織始めてもそばで見てやんねぇと。こいづは人間がずっとついててやらねぇと働かねんだ」

新田さんでははっきり何年ものの機械か伺ってないのですが。
同じ米沢市の別の工房では50年前の織機をメンテナンスしながら大切に使っているそうです。

うーん。それでも戦後まもなくですよね。
古いものでは戦前かも。
例えると今は博物館でしか会えない三種の神器。
白黒テレビ。
冷凍庫の無い冷蔵庫
脱水の出来ない洗濯機。
の同級生。
みなさんとっくの昔にリタイアされているというのに。
第一線での生涯現役って凄いですね。
天国のジャカードさん。ご自分の発明が極東の地で200年も使えわれていると知ったら喜ばれるでしょうね。

半世紀も使っているとなると織機の製造メーカーの廃業が続き年々メンテナンスも難しくなっているのも頷けます。

きものの課題はこういうところにもあるんです。

テレビや雑誌じゃここで話が終わるが。

それじゃきもの好きとしてブログに紹介する意味が無い。

自動織機が何故新しくならないかと言えば、洋服を作っている機械とは糸の張り方が違うんだそう。
(若様 談)
 

で、門外漢かつ素人な私は考えました。
 
日本に無いなら海外に探そう!

インドのサリーや
タイのシルク
アジアには絹を使った伝統服や産業があります。
今は手仕事で衣服を織っていますが経済発展とともにもっと自動化されて行くはず。
この辺りできものの生産に応用出来る織機の開発はないものでしょうか?

ちょっと調べてみようっと。

きものは日本独自のものですが。
絹も生糸も蚕も
絣もろうけつ染めも
縞も格子も水玉も
世界各国にあるのです。

広く世界に目をむけて日本のきものを守って行って欲しいな。

だって私達はきものが大好きなんですもん。
ずっとずっと着てたいんだもん。

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