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先日のきもの教室のお稽古の後の会話。
入学してまもなく3ヶ月の本科の生徒さんから話しかけられました。 年齢は50代後半の会社員さんです。 「3ヶ月終わったら試験なんですって。試験料の他に認定料もかかるんですって」 「先生からご説明ありました?」 「今日いきなり言われたのよ」 「試験、いつですか?」「これから相談しましょうって。突然言われても困っちゃうわ」 ? 今日言われたのは「試験があること」と「日程をこれから相談しましょう」 って言われて「何がいきなり」なんだか… でも一応確認しました。 「入学手続きの時に試験や認定のご説明はなかったんですか?」 「あったわよ。でも具体的にいつかとか金額は聞かなかったわ」 3ヶ月前に言われてるなら少なくとも今日は二回目ですよね? 「困っちゃうわ」 はぁ… 「受験は自由ですよ」 無駄だと思えば受けなくても構わない。 「それも言われたわよ。でも何だか受けないといろいろあるみたいだし」 何があるんですか〜? 「ほら、ネットとかで色々かかれてるんでしょ」 ネットとか? ご自分でそういう場面にあったわけではないですよね? 「試験受けなくてもご自分ひとりできちんと着れれば問題ないですよ」 「あらだって。3ヶ月習ったからって自分で着れるわけじゃないじゃない」 3ヶ月で着れるカリキュラムです。 着れるか着れないかをチェックする為の試験です。 うーん。どうしよう。ちゃんと言うべきかな。 「私そういうプレッシャーかけられるの嫌なの」 まぁそういう方もいらっしゃいます。 だからこそこの試験は必須では無いんですよね。 「自分で着れるようになる為の試験です。大丈夫、受からなかったら受かるまで付き合って下さいますよ」 「先生もそうおっしゃって下さるの。こんなに覚えが悪くてすぐ忘れちゃうと先生に申し訳ないわ」 もう〜。だったらさっさと受けて下さい。 「ご自分のきものを自分で着る為に入学した」んでしょうから。 まぁでもいわゆるクレームでは無いようでほっとしました。 「お稽古楽しいですか?」 「それはもう!先生方も良い方だし。楽しいわ〜」 長くたくさんの生徒さんを抱える大手の教室にいると いろんな生徒さんに会います。 何でも吸収しようと言う方が多いですが。 全員が全員、前向きな人ばかりではないし。 また皆さん時間やお金にも制限があることです。 自分では「これくらいは常識」と思うことも こういう本科の生徒さんの素直な台詞で気がつくことも多い。 実際に現場のお仕事で接する一般のお客様は「きものの知識」「マナー」を持ってらっしゃる方ばかりではありません。 入学したての生徒さんが 感じるままに 悪気なく おおらかに発する言葉は カリキュラムで先生が教えて下さる内容と同じく勉強になります。 着付けの技術や知識はもちろんですが 分かりやすく丁寧な説明が何度も必要なんです。 先ほどの本科の生徒さん 結局渋々試験を受けることになりました。 他のクラスの生徒さんから 「進級したら一緒にきもので出かけましょう」とお誘いがあったそうです。 「良いわねぇ。清水寺や祇園が教室の帰り道で行けるんですもの。あ、でも着ていくきものがないわ」 … それも 徐々に揃えていきましょうね。 着物だけじゃなく 下着や小物・履き物。 きものが好きになった方に 「自分で自分のきものを着てひとりでお出かけする」 までサポートする。 なかなか大変なことですが。 講師だけでなく スタッフ、上級生、みんなで支えていかなくてはいけません。 一緒に頑張りましょうね。 |

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