majyoakiのおさんぽ日記

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染と織の勉強

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「筋」と「通」 ケータイ投稿記事

先日きもの教室の先生と京都でお食事した時にこんな会話がありました。

「京都は南北も東西も「通り」言うでしょ。だからわかりにくいのよ。大阪は南北は筋、東西は通り。わかりやすいでしょ」
????
四年目にしてまだ大阪そのものがわからない私には何のことやら。
「北の梅田と南のなんばを通ってるのが御堂筋」
改めて地図を見ると御堂筋線や堺筋線は南北に走ってますね。
そうなんですか〜

ん?もしかして…
「先生、江戸小紋で縦縞を「万筋」縦横に四角い模様があるのを「角通し」っていうのも同じ理屈ですか?」
「さぁ〜でもそうかも知れんね。今度江戸小紋の作家さんいらした時に聞いてみてご覧なさい」

はーい。
東京に戻ったら江戸小紋たくさん見れるから工房の方に聞いてみます。

きもの教室の授業ではきものの柄や名称、基本的なことは教本で
展示会などで作家さんから直接伺うこともあります。
最初は丸暗記だったものがこういう会話で
ひとつひとつ意味がわかってくると
着物の柄や文様もただ綺麗とかかわいいと言った見た目だけじゃなく
その文様に込められた意味もわかって来ます。

縦横筋道通すから「通し」
斜めにお行儀良く並んでるから「行儀」
と言われてわかる人もいますが
「何で斜めでお行儀良く?」
と思う方もいますよね。

うちの教室の先生と生徒さんはこんなやりとりをします。
先生「丁寧なお辞儀の角度は?」
生徒「斜め45度。!そっかだからか」
先生「ね?お行儀良くならんでお辞儀してるでしょ」
そう思ったら行儀の江戸小紋がいとおしく見えませんか?

あ、そもそもは京都の道のわかりにくさの話でした。
どうしてもきものの話になっちゃいますね。
きもの教室の食事会で若い生徒さんがお母様のお着物を着て見えました。
ご本人の明るく元気なイメージにあった鮮やかな紺地。
お雛様みたいに十二単の女房の柄が飛んでます。
柄の大きさも10センチほど。
京都人らしくもあり素敵です。

生徒A「お母さんのですけど。作ってくれはったのはおばあちゃんなんで。これ、何?小紋?ってお母さん聞いたら「わからへん」って。「あんた習ってんやからわかるやろ」って。先生、これなんですか?」

最近はたんすのきものを生かしたい、お母さんのきものを着たいと言う生徒さんが増えたせいでしょうか。
こういう生徒さんの質問が増えました。
着物の格と柄つけの話は教本にも書いてありますが。
教本通りの柄つけや仕立てのものは意外と少ない。

先生曰く
「生徒さんがこういう質問された時が自らが学ぶチャンス」
だからきちんと対応しなくてはいけません。

生徒A「小紋って言うにはおっきすぎますよね」
先生「そうねぇ」
生徒B「でも訪問着ではないよね。つけ下げかな」
生徒A「つけ下げって。小紋と訪問着の間?」
一生懸命習ったことを思いだそうとする生徒さん達。
先生はしばらくにこにこ黙って聞いてらっしゃいます。
生徒A「先生〜」
生徒さんが音をあげたのを合図に先生は小紋とつけ下げ、訪問着の違いを説明して下さいました。
生徒A「作り方はわかりましたけどできあがった形はどないしたら訪問着ってわかるんですか?」
先生「縫い目の所で絵がつながっていたら訪問着です」
生徒A「縫い目?どこ」
生徒B「ここここ。つながってないよ」
生徒A「ほんまや。ほんなら小紋やね」
生徒B「あれ?そしたら袋帯したらあかんの?」
生徒A「何それ、あ!小紋やったら名古屋か?」
先生「んーでもAさんのはつけ下げ小紋やね」
生徒AB「つけ下げ小紋?」
先生「お袖の裏の柄を見てごらんなさい。お人形さんが逆さになってますか?」
生徒A「お袖の裏?」
生徒B「逆さになってないよ」
生徒A「ほんまや」
先生はつけ下げの柄つけについて解説して下さいました。

生徒A「へー。ただ可愛いい!って思ってたから着たけど帯の合わせ方やお出かけする場所は気いつけないとあかんのですねぇ」
生徒B「難しいわぁ。でも楽しいね」
生徒A「うん楽しい♪帰ったらお母さんに自慢しよ」

こういうきもの談義ってとても大切です。
生徒さんが楽しい♪って思ってもらえたら
先生方もきっと嬉しい。

つけ下げと小紋の違いを覚えることはもちろん重要ですが。
お母様の着物をきちんと着て出掛けられた生徒さんが教室で得られた着物の知識をお母様にお話しする。
母として娘として嬉しい話なのでは無いでしょうか?
お話を伺った私達も幸せな気持ちになりました。

きもの教室の魅力は技術だけじゃなく
こういう幸せのおすそわけも戴けるところです。

若い生徒さん達の楽しい妄想はその後もしばらく続きました。

生徒B「そしたらAちゃんのはつけ下げ小紋やからお見合いならええけど結婚式はダメなんかな」
生徒A「お見合い?友達の結婚式ならええんちゃう?おにいちゃんのはあかんかも」
生徒B「お母さんに訪問着持ってる?って聞いとかんと」
生徒A「私も!お母さんいっぱい持ってるから」

若い生徒さんが京都弁で喋ってるとなんだかノンビリしますねぇ。

たくさん着て
たくさん出かけて
いっぱいいっぱい「楽しい♪」を見つけて欲しいな。

「古代草木染め」 ケータイ投稿記事

知恩院の和順会館で
京都の伝統工芸士さんによる古代草木染め企画展を見に行って来ました。
3/10までの開催です。
梅染めやキハダ染め等の反物が展示されていました。

今年は草木染めにご縁があるようです。
友禅の元になった「梅染め」に興味があって行こうと思い立ちました。

若い梅と老いた梅では染まる色が違うのだそうです。
「桃染め」と言うものも初めて知りました。
古い文献にはあるけれども現代ではどんな色なのかわからないと言うものもたくさんあるんだそうです。
古いものを伝えて行くことの大切さ。
伝えていくことの難しさが少しわかったような気になりました。

会場には反物だけでなくスオウやキハダ、紫根などの材料も展示されていました。
枇杷の葉や杉の皮、梅に生えた苔もありました。
スオウは日本で栽培出来ないので全て海外からの輸入品だそうです。
並んでいる材料は全て茶色や黒なのに生み出される色は鮮やかな赤や青になるのですから不思議です。

草木染めの展示を見る度にどうしたらこれからこんな綺麗な色が出来るんだろうと思います。

自然の色とはなんて美しいんだろう。

世の中にはこんな美しい仕事があるのですね。

テレビのニュースで紹介されたのを見ただけで飛び込みで行ってしまい全く存じ上げない方だったのですが
きものを着て行ったので会場にいらした作家さんにもとても喜んで戴きました。

土曜日、雨が降っていたのでまだお客様も少なくて
会場の方が色々説明して下さり
勉強になりました。

「染色の教室にも来てください」とお声がけ戴きましたが
きもの教室ですらなかなか通えないのに新しい習い事なんてとても無理。
せめてご案内だけでもと思ったのに
お馬鹿な私は一生懸命書いたアンケートを出し忘れました。


歴史好き・染色好きな私にはとても充実した時間を過ごせました。

知恩院さんの和順会館は良くきもの教室のきもの展示会で利用する場所なので
思い切って出掛けられました。
私にはぎりぎり1人で出かけられる距離。

最寄り駅から阪急で河原町まで片道約30分。
行きは歩くとかなり大変なので河原町からタクシーで10分程。

ただこれがちょっと大変だったのですがこのお話はまた別の機会に。
NHKEテレで新たに始まった趣味DO楽「にっぽんの布を楽しむ」訪ねてふれて・まとう

みているだけで心引かれるにっぽんの布。魅力の秘密を日本各地の産地を探る。第一回は「麻」で福島県昭和村。
今日の第二回は「藍染」徳島県。

ナビゲーターは京都の染織家の吉岡幸男さん。
先日、京都の展示会でお会いしたので身近に感じます。
きものを通じて産地の風土や文化を知るきっかけになれば良いですね。

昭和村はいつか行ってみたい場所です。
染織家 吉岡幸雄さんのご本を読みました。

サブタイトルに古代色の歴史とよしおか工房の仕事とあるように
1月から12月までの主に京都・奈良の伝統行事とそれらの象徴される日本の色について書かれています。
多くの伝統行事に携わるよしおか工房の仕事の紹介がされています。

1月は「朱」と「伏見稲荷」
4月は「紅」と「東大寺二月堂」

きものの染織以外にも非常に幅広くお仕事をされていて
関東人の私でも名前位は聞いたことのあるお寺や神社の伝統行事を支える重要なお仕事をされてるんだなと言うことがわかりました。
また長年美術誌の出版を手掛けてらしたので超一級の審美眼をお持ちで歴史や文学などあらゆる方面の研究をされてらっしゃるので
「日本の色」と言うパスポートで京都・奈良の時間と場所を旅している気分になれる素敵な本です。

意識はなかったんですが
吉岡さんのご本はこれで三冊目。
他の染織家さんの本に比べれば遥かに読みやすい。
京都や奈良のお寺や神社に馴染みのない人にはイメージが難しいところもありますし季節感も関西と関東では微妙に違う為、なかなかすとんと頭に入らないことも多くもどかしい気持ちになります。

それを理解するには
「行くしかない」っしょ。

写真もとても綺麗なので
染織に興味のある方は一度手にとって見て下さい。

本やテレビだけじゃなくもっと作品を生で見たいですね。
博物館とかでやってくれないかなぁ。

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