北島 陽子の武士道講習

「9.24以来」 ☆ 恥を知る国へ!

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  (承前)
 
 和魂洋才の「士民」という語は、幕末維新期の文章によく見える。
三百諸藩が分立する現状の日本を、西洋諸国と対抗できるような
国家につくりかえて行くにはどうしたらいいか。危機感が志士を生み、
日本人の精神が異常に高揚した時代。
世襲治者階級の「士(武士)」と、世襲被治者階級の「民」を、
同じ日本人 ということで 「士民」 という一つのカテゴリーでとらえ、
まもなく誕生する 「国民」 という新しい近代概念の母体となった語
だ。
ここにあなたは、先人のすばらしい危機対応力(創造力、自治
能力)を感じないか。ことに、「失われた二十年」が、このままずる
ずる三十年でも四十年でも五十年でもいっちゃいそうな雰囲気
ありあり、民族としてのポテンシャルの枯渇を感じさせる
平成日本人に比して。
 
例えば、大政奉還を受けて新政府発足直後の明治元年一月十五日、
政府が出した 対外和親の布告。
  
   外国のことについては(当面攘夷はやめ) 上下一致、疑惑を
   生ぜず、おおいに兵備を充実し、国威を海外万国に輝かせ、
   祖宗先帝の神霊に対してお答えあそばされようとの天皇の
   お考えであるので、天下列藩士民に至るまでこの旨をよく承知
   し、心力を尽くしてはげむように。
 
とのおふれ。
皇室尊崇という日本民族のかけがえのない財産(この団結ネタが
あったおかげで、他のアジア諸国のように危機に際して国内が四分
五裂せずにすみ、植民地化を免れた) を軸に (というのが国体
感覚) 中央集権国家に変身(復古)して、富国強兵・万国対峙して
いこうという 日本民族サバイバル戦略 が、いよいよ形になって
動き出した。
 
由利公正による五箇条の御誓文草案第二条にも、
 
 一、 士民心を一つにして盛んに経綸を行ふを要す
 
とある。こういうリーダーシップが、平成日本には致命的に欠けて
いる。
 
 
そのような国家の形をまだ日本中の有志が模索中だった一つ前の
時代に、水戸学の巨星藤田東湖が著した『弘道館記述義』に見える
のは、「嗚呼我国中士民」の段。
農工商三民がなお職分に勤めているのに対して、政治が乱れ社会が
危機的状態に陥っているのは
「あに独り人を治むる者の、その職を廃するの致すところにあらずや」
エリートがエリートの職分(要求水準)にふさわしく機能していない
からではないか、という治者階級武士自身による自己批判のくだりだ。
 
このエリート階級自身による社会荒廃への痛恨・自責の激しさが、
「近代天皇制」国体論の源流藤田東湖の一大特徴である。
 
    地痩せ賦多くして耕者少なからむとす
    比隣消耗 幾家か全うす
    唯知る これ他人の責に非ず
    腸断 荒天日暮の天
                          (郡奉行時代の詩)
 
 
この東湖の精神を現代にたとえるなら、
「野球選手ですらあれだけのサムライぶりを発揮して
国民を鼓舞しているというのに
(北島注:このエッセイを書いたのは、去年のWBC
二連覇直後でありました)
本来のサムライ(公僕。選良。国家社会の指導的地位に
ついている人間)たる我々の職務怠慢は不忠である!」
と、官僚が自己批判して自ら霞ヶ関解体の大変革を
推進してしまったようなもの。同様に、政治家が自己批判
して大政奉還するようなもの。
 
そんなありえないような治者階級自身の自己批判によって、
士(治者身分)と民(被治者身分)の世襲を廃し、四民平等
の「士民」にして、以前の身分に関係なく、やる気と能力の
ある者にチャンスをどしどし与える国家体制(近代国民国家
日本)を起業したのが明治維新なのだ。
 
 
我々平成日本人が立ち返るべき原点は、ここ、維新創業の
精神ではないか。
 
占領後教育で、「われら日本国民が常に立ち返るべきは、
昭和二十年八月十五日、みんながあの悲惨な戦争から
解放された日の、二度と戦争をしないという、平和の誓い」
と、耳の上にタコ、の上にもまたタコができるほど、
徹底的に叩き込まれて育った国民同胞に、
この新しい歴史認識を問いたい。
 
2004年に、旧北海道庁赤レンガ庁舎で観光ツアーガイドをつとめま
した。その前年春のイラク戦争開戦、そしてこの赤レンガガイド経験
あたりから、愛国心や憂国心がむくむく頭をもたげてきたのですが。
 
赤レンガ庁舎二階には、樺太資料室があり、ここもご案内してました。
室内に一歩入った途端、直立不動になり、びっくりするような大きな
声で、「私はソ連をゆるしませんっ!」と叫んだ長身の高齢男性が
いらしたこと、今も忘れられません。
戦後教育育ちの私は、こういう生の声、真実の声から隔離されて
育ちました。なにしろ「竹島は韓国領」のあの北教祖支配下の公立
学校育ちですから。
 
 
8月23日(月)、第47回氷雪の門・九人の乙女の碑平和祈念祭が
稚内市で行われました。昭和20年8月20日、ソ連軍、真岡上陸、
日本守備隊と交戦。真岡郵便局の電話交換台を守って殉職した
九人の乙女達がいたということは近年少しずつ知られだしましたが、
残念ながら、「九人の乙女」とひとくくりに語られお名前が伝わらない
きらいがあるようです。
 
一昨年、礼文島旅行の途中、稚内公園に車止めて一夜を明かし、
翌朝公園内の「殉職九人の乙女の碑」から写し取ってきたご芳名を
謹んでここにご紹介致します。
 
      可香谷シゲ
      高名ミキ
      吉田八重子
      志賀晴代
      渡辺照
      高城淑子
      松橋みどり 
      伊藤千枝
      沢田キミ
 
 
ガイドとしてこの方々の事蹟をお話しするときは、泣かないように、
努めて冷静に、と心掛けていたのですが、むずかしかったです。
 
ひとつ釈然としないのは、なぜ 殉職乙女の顕彰 とならずに、
平和祈念祭 という、この国特有の、すべてをあいまいにぼかして
いく表現に、例によって安易に流れるか、ということです。
こういうことが、いちいち癇に障るタチです。
 
末広がりさま
 
ご愛顧ならびに本日早速のナイス・アドバイスありがとう存じます。
たしかに、「負」「まず代」はまずいですわね(w)
冗談もほどほどにということで、本日から、兵頭二十八先生に名付
け親になっていただいた「北島陽子」をここでも名乗ることに致します。
本来最初からそうすべきだったんですが、どんな偉い方の前でも、
ともするとついおふざけが出る不敬体質でして、一ヶ月ちょっと遊ん
じまいました。
 
 
先日、兵頭ファンサイトとブログでネットデビューしましたとお知らせ
した別の方からも、
  
   兵頭ファンサイトで使っている「北島陽子」というお名前はよい
   ですね。「北の大地で頑張る大和撫子」を彷彿とさせる名前です。
 
と、お褒めの言葉を賜った一方、負間の方には言及なかったので、
うーむ、これは....と、感ずるところはあったんですよ。
 
ちなみに、「陽子」は父がつけてくれた名で、朱子の対句
 
       陽気發処 金石亦透
       精神一到 何事不成
 
からきています。超・前向きでしょうw
 
 
さあこれで今日から、(ふざけた)名前と(まじめな)文章のアンバラ
ンスが解消されて、すっきりしました。
教育からの日本再建に向けて、がんばるぞー。
 
 
>勝間さんは合理主義の権化のようです。
 テレビに出ている彼女を観るとこちらが疲れてきます。
 
いやほんと、彼女はどうも、別に含むところなく、天然でああみたい
なところがすごいですよね。
「お説ごもっとも」とは思いつつも鼻白むと申しましょうか、聞いてて
殺伐としてきますよねえ。
 
>損得だけで物事が決められるような世の中
 
にあって、「武士道は、損を承知の痩せ我慢道」 という
21世紀武士道を提唱せんとする北島陽子に、どうぞご支援を。
 
 
七、八年前から武士道リバイバル・ブームですけど、猫も杓子も
新渡戸武士道におんぶに抱っこで物言ってる人が多いじゃないで
すか。世も末ですよね。
 
新渡戸先生は立派な方ですが、新渡戸武士道は元々、
外人に武士道を説明するために書かれた本でしょう。
日本人までそれで武士道を「お勉強」するようになった、ということ
で、日本人の外人化(伝統的日本人の絶滅ぶり)ここに極まれり、
ってことです。
 
野生のトキの絶滅には敏感なのに、伝統的日本人の絶滅ぶりには
おっそろしく鈍感な日本人。軽薄な文化ですよねえ。
 
 
ところで、返礼に貴HPを訪問して参りました。短歌ブログって、
はじめて見ました。シブいですね。
とりあえず、8月18日と23日のお歌のコメント欄に、私も腰折れを
投稿して参りました。
そのうち、ネット連歌でもやりますか♪
 
これからも、よろしくお願いいたします。
みなさま、こんばんは。
 
『武士道の国 日本』 ようやく前半をアップし終えて (師匠なんか
と、このくらいの量なら前半も後半も合わせて、朝飯前に打っちゃ
んでしょうねえ....)、 今夜は中休み (「あのくらいで!? 休み
すぎだ」というツッコミがとんできそうなw)、 ちょいと目先を変えて
まいりましょう。(自分が気分転換したくなった)
 
 
 少し前、香山さんのこの本がベストセラーになりましたよね。
この現象をみて、「世の人はなんて甘いんだ」 と思ってしまった私は
ひねくれ者?
 
以前立ち読みしたときのおぼろげな記憶でものを言ってすみませんが
(うちは、最寄りの書店も、図書館でなく地区センター図書室ですらも、
バス停五つ下という山里なんで、ごめんしてくなんせ)、
たしか、精神科医の香山さんが日々の診療経験から得た、このスト
レス社会を生き抜くための十箇条の提言、という体裁の新書でした。
 
その第十条目が 「勝間和代をめざさない」 だったので話題になり、
勝間 VS 香山 のシンポジウムだの雑誌記事だの、ひところよく
見かけましたよね。
 
これを見てまた、「うーむ、なんてあざとい商売!」 って、反射的に
思ってしまったあたしは、とことん素直でない女なのかしら。
こんなふうに邪心で物事を見る女は、しあわせになれない?
 
   約180人のメンバーがいるミクシィ「カツマー女子部」は、
   「勝間さんのように向上心、向学心、愛のあるステキな女子の
   集まり」で、スローガンは 「三毒(怒り、ねたみ、愚痴)追放」
   
だそうですからねえ。そして、この手のカツマー会、カツマー系コミュ
ニティーが、ネットだけでも何十とあるらしい。
 
 
「勝間和代をめざさない」には異存ございません、あたくしも。
でもね、でもね、でもでもでーもーね(もう古いですかw)、
 
精神科医という高収入高ステイタスのご職業があり、お金に困るわけ
でもなかろうと邪推したくなるような勝ち組のお一人、なおかつ、
たくさんの著書の全部は無理でも何冊か拝読した限りでは、
「何としてもこれを世に訴えねば!」というほどの志はとても感じられ
ない....要するに、このヒトなんでこんなにマスコミに出まくってん
のかさっぱりわからない。
 
つまりは、常にメディアで踊っていたい、そういうポジションにしがみ
ついていたいだけ、にしか失礼ながらお見受けできない方から、
  『しがみつかない生き方』
なんてご託宣が下される図 ってのは、どうもねえ。
ギャグにしか見えないんですけど。
 
あたしは、勝間和代も香山リカもめざしません。
めざせる能力もないけど(w)。
 
 
というわけで、商売人が煽る 「勝間 VS 香山」 なんてクサい
構図を目にすると反射的に、
 
      キツネとタヌキの化かし合い
 
というフレーズが浮かんでしまう性(さが)のワタクシでした。
 
 
 
 さて一方、当ブログ口開け三日目にちらと書いたように、パソコン・
ネット・ブログの初心者として勝間さんの本にお世話になったことは
たしかです。そういう恩義はあるけれども。
 
この人の言ってることの薄っぺらさにも、辟易するんですよね。
エリートが己の恵まれた境遇にあぐらをかいているだけ、な
鈍感さ、ノーテンキさが芬芬で。
彼女個人の欠点というよりは、最近のこの国のエリート総体に見受
けられる傾向と申しましょうか。
 
こういう鈍感な平成日本エリートを見てると、大昔の左翼は偉かった、
と言いたくなっちゃう。
ぶっちゃけ、社会の下積みの側から言わせてもらうと、
「こういう人がエリートなら納得いく。よろこんで下から支えたい」
という、下の者が意気に感ずるようなエリートが、
左巻き戦後教育65年の果て、
払底しちゃってるよなあということです。
 
そこが、悲しく空しく寂しいです、日本人として。
     悩みます、社会の連帯・絆ということを追求する教育学徒
                                    として。 
 
 
あの鈍感さが耐え難い、という意味で私は明らかに勝間女史とは
別種の人間だという自己表現が、シャレで屈折した形で出たのが、
負間まず代 という冗談名乗りでした。
 
でも、あの鈍感さが耐え難いというスタンスに変わりはないけど、
それはそれとしてですね。どうもここ数日気になり出したのは....
 
教育学徒として、今どき滑稽なくらい大マジに武士道提唱なんか
しといて、名前がこんな、遊んでいるとしか思えない(ていうか、
遊んでました)ふざけた名前では、読んで下さる方がとまどいます
よね。これはちょっと、配慮に欠けるふるまいだったなあと。
 
どうしたものか、思案中です。
もし、ご意見ありましたら、お寄せ下さいませ。

ご注意!

えー、みなさま、今日はわたくし、月末の集金業務開始にもかかわ
らず奮闘致しまして、二本(これも入れれば三本)エントリー投稿
しております。
どうぞ、お見落としのなきよう。
では、お先に失礼して、おやすみなさい。
(ああーっ、これで今日も、早く寝る計画がやぶれた)
 

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