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都内にある「昭和のくらし博物館」へは、何年も前から行きたいと思いつつ果たしていない。
画像は過日市内の「小林家住宅文庫蔵」を見学したときに撮影したもの。中央に見える「竃(かまど)」が懐かしくて思わずシャッターを押した。
これは「改良かまど」ではないだろうか。戦後に普及した竈である。子どもの時分にはうちにもこの竃があった。どこに仕舞ってあったのか、ある日裏庭に置かれて赤飯を蒸かしてしいるを見てびっくりした。今はさすがに無いが、10年ほど前に隣家が竃を置いて使用していたのを見たことがある。竃がある家はけっこうあるのかも知れない。
うちには更に「へっつい」があった。改良かまど以前の土などで作られた据え置き竈である。家の北側に物置があって、ここが昔のお勝手だった。扉を開けて入ると大きなへっついがふたつあった。さすがにここを使ったのは見たことがない。へっついの上には戦時中に使ったランプや、誰が読んだのか昭和30年頃の雑誌付録の歌本などがホコリをかぶっていた。
画像には火鉢も見える。母親の実家へ行くと大きな平たい火鉢が土間にあって、祖父がよく雑木をくべていた。母方の祖母、父方の祖父母は私が物心ついたときには他界していたので、唯一のおじいちゃんと呼べる人だった。大正時代に川越にあった電気館という映画館へ行った話しをしてくれたのを覚えている。
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