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昨年読んだ「イザベラ・バードの日本紀行」は、とてもおもしろかった。明治11年、英国人女性イザベラ・バードが欧米人未踏の東京ー北海道を旅した記録。日本人通訳を連れて馬や駕籠に乗り、増水した川や荒れた山野を行く旅路はまさに冒険&探検の世界。
東京を出発して最初の宿泊地は埼玉県粕壁(春日部) 大きい町だけれどみすぼらしいとの印象。宿屋では外国人が珍しいためやたら襖を開けられてのぞかれ、蚊と蚤の攻撃、酔客と芸者の嬌声と三味線、そして悪臭に一晩中悩まされ、まったくプライバシーが無かったと記している。
外国人が詳細に記録した当時の日本人や風俗・景色は、すっかり激変した今日の日本に生きる私たちにとっても新鮮の連続である。 講談社学術文庫。(上)1,500円 (下)1,250円
イザベラ・バードが春日部に一夜の宿をとってから、約30年後の町の情景。古利根川のほとりに建ち並ぶ土蔵が、川面に姿を映している。メインストリートは土蔵の向こう側で、同時期に撮影した写真を見ると軒の低い家並みが街道の両側に連なり、イザベラ・バードが旅した頃とそれほど変化がないと思われる。
そして、現在。
古利根公園橋から撮影した現在の景観。川幅は今のほうが広いようだ。数年前に来たときには、まだ土蔵がひとつふたつあった記憶があるのだが・・
やや上流の新町橋から撮影した風景
古利根公園橋のたもとに残る旧家
日光街道沿いの商家。
宿場の面影はほとんど失われてしまっている。
自動車は多いが、人の姿は少なく
町にはどこか寂寥感がある。
春日部駅。野田線と交わるため駅内は活気がある。古びた駅の
様子はかつての川越駅を思い出す。 |
書籍





私もイザベラ・バードの日本紀行を夢中で読みました。
それから幕末から明治にかけての外国人の見聞記を良く読むようになりました。
今の私たちがタイムスリップしたら、これに近い感じ方をするのかな?などと思っています。
2011/5/12(木) 午後 9:11
こんばんは!
雨の中、今週最後の会合をこなして帰宅しました・・酔ってます。
このような呼称で書かれていた事は知らなかったですね。
[ keiwaxx ]
2011/5/12(木) 午後 11:29
ゆったりと流れる川だけが昔のおもかげを残していますね・・・
春日部も、マンションや郊外店舗の影響で、まちの風情がなんとなく失われたような気がします。
2011/5/13(金) 午前 1:08
やぶからすさん●他にオススメの見聞記ありましたら教えてください。最近江戸時代の紀行文とか目につくと読むようになりました。九州の女性がお伊勢まいりをした日記「姥ざかり 花の旅笠−小田宅子の「東路日記」」(田辺聖子)をしばらく前に読んだりしてました。
2011/5/14(土) 午後 8:51
keiwaxxさん●市制施行前までは「粕壁」だったと思います。漢字がむつかしいから「春日部」にしたんじゃないかと思います。志木市が戦中に「志紀」と名乗ったこともありました。
2011/5/14(土) 午後 8:54
埼玉花だよりさん●春日部も駅西のほうが栄えているんでしょうか。東側は新しい建物が多いですけど、ほんと人通りが少ないように感じます。
2011/5/14(土) 午後 8:55
こんばんは。
イザベラ・バードを始め、幕末から明治にかけて日本に滞在した外国人の見聞記をまとめた、渡辺京二著の「逝きし世の面影」という本は大変に面白かったです。
また文章ではなく明治の風俗などを漫画・風刺画として残したフランスの画家「ジョルジュ・ビゴー」の事を解説している清水勲の本は退屈させません。
いずれも既にご存知でありましたら、ゴメンナサイ。
2011/5/15(日) 午後 10:20
やぶからすさん●教えていただきありがとうございます。そのうち書店でさがしてみますよ!
2011/5/16(月) 午前 0:38
埼玉県は川の護岸をコンクリートで固めていないことが都内から越してきて驚いたことです。春日部、行ってみたくなりました。
[ koedo ]
2011/5/19(木) 午後 10:32
koedomomogatariさん●この場所、駅から歩いてほんの5分ほどです。県東へ来ると水量のたっぷりした川が多いですね。
ここ最近は川越郊外の田園地帯の用水がどんどん護岸工事されて・・そんなに必要なのだろうかと素人疑問持ってしまいます。
2011/5/20(金) 午後 11:22