|
川越市立博物館企画展
川越には、長い歳月の間に消えてしまった保岡勝也設計の建築もある。
この建物は保岡勝也設計による「川越貯蓄銀行」 同行は明治29年に第八十五国立銀行の役員及び行員によって設立された。長く同じ建物内で営業していたが、大正4年に独立した店舗を建てたのである。場所は八十五銀行本店のすぐ東側。請負入札で落札したのは印藤順造。翌年には八十五銀行本店の新店舗建築が始まるので、矢継ぎ早に保岡作品が登場することになった。
さらに川越貯蓄銀行は昭和8年に、再度保岡勝也設計による新店舗を第八十五銀行北側南町通りに面して新築した。
左が川越貯蓄銀行。地下一階・地上三階で中二階があり、重油燃焼蒸気暖房を備えていた。川越貯蓄銀行は戦時中に解散するが、戦後は「埼銀ビル」の名称で貸しビルとなり証券会社や教育委員会が入っていたという。昭和30年代に市内の映画愛好者たちで結成された映画サークルの本部もこの建物内に置かれていた。
この建物が完成したときには、旧店舗はまだあったはずであるから、山崎家別邸とともに四棟の保岡作品が存在していた。旧店舗の取り壊し時期は不明だが、昭和11年の山吉デパート完成時にもまだあったならば五作品が同時に存在していたことになる。南町鍛冶町通りにあった主要近代建築はみな保岡勝也設計によるものであった。 |
博物館・資料館など






なんとも素敵な街並みだったんですね。
この目で見てみたかったな〜
2012/3/23(金) 午前 6:03
ほくさん●私もこの貯蓄銀行ビルが残っていたら、どんなによかっただろうと思います。昭和30年代に取り壊されてしまったとのことで、自分も実際には見たことがないのです。
2012/3/23(金) 午後 6:10